2015年01月22日
遠足は帰るまでが遠足?
こんにちは、社会を生き抜く心理学です。
あなたはどんな時に油断しますか?
それは、緊張した後だと思います。
有名な話なのですが、素人が木を登るときは、高いところでは慎重に上り、降りる際に低いところになってくると、油断してしまいます。
木登りの名人は、もう少しで地面に足が着く時が一番足を滑らせやすい、と言っています。
確かに、大きな怪我は負わないかもしれませんが、小さな怪我を負ってしまう可能性が高くなります。
人は大きく緊張した後は、大きく油断してしまいます。
登山するときは気を抜かないようにしているが、山を下りたら気が抜けます。
油断したことで、帰宅する際に、交通事故を起こしやすくなってしまうのです。
「遠足は家に帰るまでが遠足」とよく言われますが、まさにその通りなのです。
就職面接でも、面接が終わって一安心してしまい、帰るときの態度が悪かったりして、不採用にされることもあります。
人は目的があると、そこまではしっかりと計画的に行動するが、目的を達成すると、それ以降はふらふらと行動してしまいます。
このような、大きな緊張から解放されると一時的に無防備になる事を「テンション・リダクション」と言います。
目的を実行するとき以外にも緊張することがあります。
それは、上司や誰かに怒られているときです。
誰かが怒っているときは、緊迫した空気が流れます。
その怒りの声が止むと、一気に緊張が解けます。
大声や怒りを表すことで、この「テンション・リダクション」をコントロールすることができるのです。
会議などで大声で怒鳴ることで、周りに緊張を与えて、静かになると同時に、周りの人間は無防備になります。
無防備になると、どんな質問に対しても、YESと答えやすくなってしまうのです。
反論を考えることができなくなっているのです。
落とし穴を見落としてしまい、普段は問題点を指摘できるが、その時だけは問題を見つけることができなくなっています。
ですから、大声を出す人は、あなたが無防備になるのを狙っているのかもしれません。
また、ある一人のターゲットに絞って怒鳴る場合もあります。
この場合は、怒られている本人は緊迫した状態になっています。
しかし、周りの人間は、実は油断した状態になっています。
ターゲットが、決まっているのであれば、自分には関係がないと思ってしまうのです。
そんな時に、いきなりターゲットが自分に切り替われば、どうなるでしょうか?
無防備だったため、いきなりのことに混乱して、まともな思考ができません。
そのような事態を防ぐためにも、怒られている人間よりも頑張らなければならないと、思ってしまうのです。
誰か一人を怒ることで、一時的にその人の評価を下げることができるので、周りの人間は、「怒られているあいつよりは、俺の方が上だ」と思って、やる気が出るのです。
誰か一人を怒るにしても、同じ部署の上司が起こられている場合は少し違います。
もしかしたら、あなたが原因で上司が怒られているのかもしれない、と思ってしまいます。
上司に迷惑をかけたくない。
だから、失敗しないように頑張ろう、とやる気が出るのです。
ポイント
「大声を出して、緊迫した空気を作り出して、そのあとの無防備を狙う」
あなたはどんな時に油断しますか?
それは、緊張した後だと思います。
有名な話なのですが、素人が木を登るときは、高いところでは慎重に上り、降りる際に低いところになってくると、油断してしまいます。
木登りの名人は、もう少しで地面に足が着く時が一番足を滑らせやすい、と言っています。
確かに、大きな怪我は負わないかもしれませんが、小さな怪我を負ってしまう可能性が高くなります。
人は大きく緊張した後は、大きく油断してしまいます。
登山するときは気を抜かないようにしているが、山を下りたら気が抜けます。
油断したことで、帰宅する際に、交通事故を起こしやすくなってしまうのです。
「遠足は家に帰るまでが遠足」とよく言われますが、まさにその通りなのです。
就職面接でも、面接が終わって一安心してしまい、帰るときの態度が悪かったりして、不採用にされることもあります。
人は目的があると、そこまではしっかりと計画的に行動するが、目的を達成すると、それ以降はふらふらと行動してしまいます。
このような、大きな緊張から解放されると一時的に無防備になる事を「テンション・リダクション」と言います。
目的を実行するとき以外にも緊張することがあります。
それは、上司や誰かに怒られているときです。
誰かが怒っているときは、緊迫した空気が流れます。
その怒りの声が止むと、一気に緊張が解けます。
大声や怒りを表すことで、この「テンション・リダクション」をコントロールすることができるのです。
会議などで大声で怒鳴ることで、周りに緊張を与えて、静かになると同時に、周りの人間は無防備になります。
無防備になると、どんな質問に対しても、YESと答えやすくなってしまうのです。
反論を考えることができなくなっているのです。
落とし穴を見落としてしまい、普段は問題点を指摘できるが、その時だけは問題を見つけることができなくなっています。
ですから、大声を出す人は、あなたが無防備になるのを狙っているのかもしれません。
また、ある一人のターゲットに絞って怒鳴る場合もあります。
この場合は、怒られている本人は緊迫した状態になっています。
しかし、周りの人間は、実は油断した状態になっています。
ターゲットが、決まっているのであれば、自分には関係がないと思ってしまうのです。
そんな時に、いきなりターゲットが自分に切り替われば、どうなるでしょうか?
無防備だったため、いきなりのことに混乱して、まともな思考ができません。
そのような事態を防ぐためにも、怒られている人間よりも頑張らなければならないと、思ってしまうのです。
誰か一人を怒ることで、一時的にその人の評価を下げることができるので、周りの人間は、「怒られているあいつよりは、俺の方が上だ」と思って、やる気が出るのです。
誰か一人を怒るにしても、同じ部署の上司が起こられている場合は少し違います。
もしかしたら、あなたが原因で上司が怒られているのかもしれない、と思ってしまいます。
上司に迷惑をかけたくない。
だから、失敗しないように頑張ろう、とやる気が出るのです。
ポイント
「大声を出して、緊迫した空気を作り出して、そのあとの無防備を狙う」
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