簡単に会話が上手になる方法がないかな?
そんなの簡単だよ!とにかくいろんな人と会話すればいいだけじゃん!
と、陽キャに相談したら間違いなくこんな返事が返ってくるでしょう。
僕は、とにかく人と話すのが苦手なので、
苦手だから会話が上手になりたい→会話して実践しないとうまくならない→会話が苦手だからしたくない
この堂々巡りでした。
この本をもっと早く読んでおけばよかった!
本のタイトルと著者
話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読
ジャンルやテーマ
話し方の向上、語彙力の向上
本に出会ったきっかけ
冒頭で書いた通り。話し方のノウハウ本や数十万円払って、セミナーに参加しても全く話し方が向上しなかった。
むしろたくさんのノウハウが頭の中によぎり、ワンテンポ返事が遅れてしまうなんて弊害も・・・
何かやり方というか根本的なものが間違っている気がしていました。
どれだけ会話の練習を重ねても、適切な言葉が出てこなかったり、返事や説明が長くなりそうになると、途中で話を切ってしまいたくなります。
そんな中で気づいたのが、そもそも声を出すことが上手ではない・語彙力が足りないから意識がそちらに向いてしまい、自分が何を話してるのが忘れてしまっているということに気づきました。
だからこそ、語彙力や発声練習が必要と思ったときに両方を同時に鍛えることができる「朗読」に出会えました。
内容紹介
朗読のメリット
まず朗読のメリットなのですが、当然語彙力が上がる、声の出し方が向上するというは当然としますね。
他にも、実はストレス解消になるのです。
声を出すことが気持ちいいし、小説であれば登場人物になり切れるし、難しい本であればあたかも自分にその知識が身についたような錯覚になり、、、
とにかくすらすらを声を出せるというのがとても気持ちいいですね。
普段の会話であれば、えーとっ、、、。なんていうんでしょうか、あのー、、とか詰まってしまうことが多いんですよね。
だから、スムーズに声を出せるように矯正しているような感じです。
音読と朗読は違う
音読は文字をそのまま読む。朗読は気持ちを込めて読む。
この違いは結構重要なんです。
音読だと声の出し方とかあまり意識せずに棒読みになるので、1つ1つのフレーズが頭に残らなない。
ですが、朗読だと登場人物や著者になり切って声を出すことを意識できるので、本当に自分がしゃべっているつもりになれます。
この、「自分が本当にしゃべっている」という感覚が大切です。
文字を書くときに綺麗な字を意識して書かなければ、いつまでたっても綺麗な字を書くことなんてできませんよね?
だからこそ、声の出し方を意識したり、今どんな場面でどういう気持ちで登場人物は話しているのだろう?ということを意識します。
相手を励ますことを目的として今話しているのか?
怒りを込めて話しているのか?
そういったことを意識すると、棒読みではなくなり、感情を言葉に乗せることができます。
よくよく思い返してみると、自分は相手に聞こえるように嚙まないように、声を出すことに意識をしすぎて全く感情を載せられていなかったなあ・・・
と、思います。完全に棒読みでした。
感想
これは楽しい!
やり始めてすぐに感じました。
声もうまく出せているし(朗読だから当然だが)、気づいたら1時間以上声を出し続けている・・・
時間を忘れてここまで声を出すのが楽しいと感じたのは初めてです。
正直カラオケでもこんな充実感は得られませんね。
小説とかだと、面白い言い回しとか、登場人物になりきって話せるから、まるで自分がしゃべっているような気分になれます。
本を声に出して読むというのは、高校を卒業して10年以上経ちます(あ、年齢がばれる・・)が、
学生時代はみんなの前で声を出して読むというのが苦痛でしたが、自分一人でやっているので苦にならないです。
好きな小説を読めるので、これはかなりいいですね。
今では、寝る前の1時間は朗読をしています。
追記
他にも朗読を進めている本はたくさんありますが、基本的にはやることは同じかと思います。
ただ、要点の置き方が著者によって異なるので、朗読に関する本はいろいろ読んでみてはいかがでしょうか?
今回僕が紹介した本は、主に声の出し方や朗読のやり方について細かく書かれています。
あらかじめ文章に目を通しておいて、どこで言葉を切るか?どうやって抑揚をつけるか?など。
他に僕がお勧めしたいのは、「語彙力こそが教養である」(著者:斎藤 孝)です。
同じく朗読で語彙力を鍛えようという内容ですが、
声を出す方法よりも、語彙力の高め方に重点を置かれています。
インプット方法やアウトプット方法など細かく書かれています。
また、本を読むのが面倒な方や、「カツジヨメナイ」方は活字本ではなく、
漫画やアニメ、ドラマ、映画など音声作品でも語彙力を上げることができると書かれています。
音声を聞いてから、自分でも繰り返し声に出す。英語の「リピートアフターミー」というやつです。
音声ですので、感情のこめ方や抑揚も当然そのまま真似すればいいだけですから楽ですよね。
娯楽を娯楽で終わらせずに、せっかくだから語彙力も上げてしまいましょう。
まあ、とにかく感情をこめていろんな作品に触れて、フレーズを自分のものにしましょうということでした。
あなたが僕と同じ後悔をしませんように・・・