2015年04月09日
価格破壊
先回の記事の中で「甘え」からくる「価格破壊」ということを書きました。
この価格破壊はとてもやっかいなことで、知らず知らずに侵攻しマーケットを蝕んでいってしまいます。
企業間の価格競争は各企業の「企業努力」により「品質を維持して原価コストを抑える」といった手法を用いたりします。または、製造国を変えてよりコストのかからない作り方を求めて開拓したりします。
こうした企業間の価格競争による価格破壊も、体力のある企業しか残れないことが問題ではありますが(少し前の牛丼戦争も凄かったですね)ビジネスをする上ではこうした競争もいたしかたないものだと思います。
でも「甘え」からくる価格破壊はこれとは違います。
話は先回のパラレルキャリアに少し戻りますが、
「もし、ご自身でチャンスがある、時間がある、スキルがある、人脈があるのであれば是非とも挑戦してみてはいかがでしょうか。」
と書きました。しかしこれが価格破壊に繋がる恐れがあるのです。
もうひとつ記述した
お金をいただく以上はしっかりとした仕事結果を提供しなければなりません。良い仕事をして適正な報酬をいただくことが大事なのです。
このことをきちんと理解しないとマーケットが萎んでしまう恐れがあるのです。
それは週末起業やプチ起業、ママ友起業を軽い気持ちで始め、採算度外視する自称起業家が増えてしまうこと。
中には真剣にコスト意識を持ち、スキルの向上に励み、複数の収入源を確保しようと努力してみえる方も大勢いらっしゃいますが、反面「お遊び」起業家も増えてしまうことが恐ろしいのです。
彼ら彼女たちは「少し出来るから」「おこずかい程度で」「楽しいから」などの理由から「格安」で展開してしまいます。
同じような内容を本業として、生業としている方々は「プロ」となるために多くの時間を費やし機材を仕入れ、またスキルの向上に努め、その上で生活していくための利益、家族を養っていくための利益、社員に給料を払うための利益を確保することを常に努力しています。
しかし「お遊び起業家」は生活する目的でもないし、社員に給料を払う義務も無いから圧倒的に安い仕事をしてしまいます。売主買主がお友達同士でやっているのならそれは良いですけど。
また、依頼主も内容もわからず「安いならそっちにしようかな。」と魅力を感じてしまうのは無理もありません。
ですが、間違いなくその行為がマーケットを蝕み価格破壊を引き起こしてしまう要因になりうるのです。
ひいては自分たちがいるマーケットが衰退する原因にもなるのです。
インターネットが発達している現代、誰もが起業できる環境が手に入りますが「お金」が動く以上、そこには「お遊び」や「甘え」があってはならないのです。
良い仕事をして良い報酬をいただくことが自分達のいるマーケットを守ることになるのです。
本当は「お遊び起業家」だけではないですけどね。
ある会社の経営者は「うちは他と比べて出来上がりが悪いから、よその半値でやってるよ」と言ってました。
そんなことを言うなら「止めたら?」と思いますね。そのくせに「経営が苦しいよ」とも。当たり前ですよね。
同業者からしてみれば、同じ内容の仕事で引き合いに出されて、圧倒的に価格の差があれば安くするしかありませんからね。
ダメな経営者の従業員も「うちは安いから、これ以上は手をかけれない。」といった思考になってしまいます。
結局は「プロ」の仕事では無いものですから、リピーターも増えません。
ですが、価格が安いものですからお客様も無くなることもありません。同業者は価格競争に巻き込まれて単価を下げなければなりません。負の連鎖です。
これって結果的には誰も喜びません。お客様も仕上がりに不満が残り、会社も安い仕事で経営が苦しくなり、周囲の同業者も迷惑を被り,,,,,。最悪ですね。
きちんとした仕事をして、正しい報酬をいただく。その上で企業努力を行ってリーズナブルにするか、クオリティをあげるか。これができなければマーケットに参戦してはいけません。
生活・文化 ブログランキングへ
にほんブログ村
この価格破壊はとてもやっかいなことで、知らず知らずに侵攻しマーケットを蝕んでいってしまいます。
企業間の価格競争は各企業の「企業努力」により「品質を維持して原価コストを抑える」といった手法を用いたりします。または、製造国を変えてよりコストのかからない作り方を求めて開拓したりします。
こうした企業間の価格競争による価格破壊も、体力のある企業しか残れないことが問題ではありますが(少し前の牛丼戦争も凄かったですね)ビジネスをする上ではこうした競争もいたしかたないものだと思います。
でも「甘え」からくる価格破壊はこれとは違います。
話は先回のパラレルキャリアに少し戻りますが、
「もし、ご自身でチャンスがある、時間がある、スキルがある、人脈があるのであれば是非とも挑戦してみてはいかがでしょうか。」
と書きました。しかしこれが価格破壊に繋がる恐れがあるのです。
もうひとつ記述した
お金をいただく以上はしっかりとした仕事結果を提供しなければなりません。良い仕事をして適正な報酬をいただくことが大事なのです。
このことをきちんと理解しないとマーケットが萎んでしまう恐れがあるのです。
それは週末起業やプチ起業、ママ友起業を軽い気持ちで始め、採算度外視する自称起業家が増えてしまうこと。
中には真剣にコスト意識を持ち、スキルの向上に励み、複数の収入源を確保しようと努力してみえる方も大勢いらっしゃいますが、反面「お遊び」起業家も増えてしまうことが恐ろしいのです。
彼ら彼女たちは「少し出来るから」「おこずかい程度で」「楽しいから」などの理由から「格安」で展開してしまいます。
同じような内容を本業として、生業としている方々は「プロ」となるために多くの時間を費やし機材を仕入れ、またスキルの向上に努め、その上で生活していくための利益、家族を養っていくための利益、社員に給料を払うための利益を確保することを常に努力しています。
しかし「お遊び起業家」は生活する目的でもないし、社員に給料を払う義務も無いから圧倒的に安い仕事をしてしまいます。売主買主がお友達同士でやっているのならそれは良いですけど。
また、依頼主も内容もわからず「安いならそっちにしようかな。」と魅力を感じてしまうのは無理もありません。
ですが、間違いなくその行為がマーケットを蝕み価格破壊を引き起こしてしまう要因になりうるのです。
ひいては自分たちがいるマーケットが衰退する原因にもなるのです。
インターネットが発達している現代、誰もが起業できる環境が手に入りますが「お金」が動く以上、そこには「お遊び」や「甘え」があってはならないのです。
良い仕事をして良い報酬をいただくことが自分達のいるマーケットを守ることになるのです。
本当は「お遊び起業家」だけではないですけどね。
ある会社の経営者は「うちは他と比べて出来上がりが悪いから、よその半値でやってるよ」と言ってました。
そんなことを言うなら「止めたら?」と思いますね。そのくせに「経営が苦しいよ」とも。当たり前ですよね。
同業者からしてみれば、同じ内容の仕事で引き合いに出されて、圧倒的に価格の差があれば安くするしかありませんからね。
ダメな経営者の従業員も「うちは安いから、これ以上は手をかけれない。」といった思考になってしまいます。
結局は「プロ」の仕事では無いものですから、リピーターも増えません。
ですが、価格が安いものですからお客様も無くなることもありません。同業者は価格競争に巻き込まれて単価を下げなければなりません。負の連鎖です。
これって結果的には誰も喜びません。お客様も仕上がりに不満が残り、会社も安い仕事で経営が苦しくなり、周囲の同業者も迷惑を被り,,,,,。最悪ですね。
きちんとした仕事をして、正しい報酬をいただく。その上で企業努力を行ってリーズナブルにするか、クオリティをあげるか。これができなければマーケットに参戦してはいけません。
生活・文化 ブログランキングへ
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3520183
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
またお邪魔させていただきました。
もっといろいろと真剣にやらなければと考えさせられました。
とても勉強になるので、またお邪魔させて下さい。
ポチっと応援して行きますね。