2020年01月08日
大腸CTアカデミア 検診対象者における大腸CT検査と大腸内視鏡検査の受診率の比較は今後も必用!
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FUJIFILM MEDICAL SEMINAR 2020 in 熊本
3D画像解析の現状とこれから
〜CT Colonographyの取組みと現状〜
日時:2020年3月7日(土)13:00〜16:30
会場:TKPガーデンシティ ネストホテル熊本 2階「あそ」
講演I
富士フイルムのAI『REi LI』が目指すこれからの画像診断
桝本 潤 先生
講演II
CT Colonographyにおける手術支援画像
富田 博信 先生
パネルディスカッション
CT Colonographyの標準化と認定制度について
特別講演
大腸がん検診におけるCT Colonographyの現状と展望 〜行動経済学とAIの視点から考える〜
永田 浩一
是非、ご参加くださいね!
お問い合わせ先
富士フイルム株式会社 九州支社熊本営業所
TEL: 096-368-2111 FAX : 096-365-0851
担当者 : 緒方・下平
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 640 −
Zhu H, et al. Comparison of the participation rate between CT colonography and colonoscopy in screening population: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Br J Radiol. 2019 Nov 1:20190240. doi: 10.1259/bjr.20190240. [Epub ahead of print]
それでは、論文
「検診対象者における大腸CT検査と大腸内視鏡検査の受診率の比較:ランダム化比較試験(RCT)のシステマティックレビューとメタアナリシス」
のご紹介です。
最後にリミテーションを見ていきましょう。
【考察】
このシステマティックレビューにはいくつかのリミテーションがある。
第1に、5つの研究しか含まれていないことである。
研究数が少ないため、完全な結論は導くことはできなかった。
両モダリティ間の受診率に差は認めなかったが、未受診率は有意な差を認める結果となった。
より規模の大きいRCT研究を加えてたメタアナリシスが将来的に必要である。
とりわけ、検査の不成功、前処置に対する受容性、受診者の感じた検査の負担や好みに関する両群間のRCTが十分ではない。
2つ目に、本研究は臨床研究登録サイトでプロトコルを公表していなかったため、バイアスが生じた可能性もある。
3つ目に、検査の受診率・未受診率には保険適応の有無が大きく関係する可能性がある。
けれども今回の対象となった5研究では保険適応については触れられていなかった。
(感想)
臨床研究登録サイトに登録をしていないことは、それ自体がリミテーションとなってしまう時代となりました。
面倒ではありますが、これからの研究には必須だと言えます。
また、保険でのカバーはとても重要な点です。
保険収載の有無自体が受診率に関与する可能性が極めて高いからです。
次回から新しい論文をご紹介しますね。
それでは、また
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31651188
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ご質問もお待ちしています。
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メリット
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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【116名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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