2019年11月06日
大腸CTアカデミア 科学分野におけるSNSの影響力の評価は!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
水戸消化器病研究会でお話をさせて頂きます
日 時:2019年11月15日(金) 19:00〜
会 場:水戸市医師会館
講演タイトル:
行動経済学から大腸検査を楽しく考える!
〜大腸CT検査技師認定・施設認定の開始に向けて〜
是非、ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 599 −
Smith ZL, Longitudinal relationship between social media activity and article citations in the journal Gastrointestinal Endoscopy. Gastrointest Endosc 2019;90(1):77-83.
それでは、論文
「ジャーナルGastrointestinal Endoscopy
(GIE)におけるソーシャルメディア活動と
論文引用の関連性に関する研究」
のご紹介です。
【考察】
本研究にはいくつかのリミテーションがある。
第1に、後ろ向き研究である。
3つの先行するRCTでは、積極的なソーシャルメディアでの積極的なプロモーションにもかかわらず、掲載論文のダウンロードや読者の有意な増加を認めなかった。
これらRCTのフォローアップ期間は比較的短かったため、効果が出るまで観察できなかった可能性がある。
さらに、これらの研究がでてから、ジャーナルのソーシャルメディアに対する取り組みは進化を続てけおり、現在の状況を反映していない可能性がある。
第2に、本研究ではジャーナルGIEの論文を取り上げたアカウントのフォロワー数を加味していない。
つまり、フォロワーが20人のTwitterアカウントとフォロワーが10,000人のTwitterアカウントを区別して評価しなかった。
フォロワー数の多いアカウントからのプロモーションは、フォローの少ないアカウントよりもインパクトが大きいとはいえるだろう。
第3に、対象論文を多くしたため、原著論文の内容を細分化できず、ソーシャルメディアのプロモーションや引用に対する論文種別のについて評価できなかった。
さらに、論文の質・内容については評価しなかったため、ジャーナルの中でも影響の大きい論文とソーシャルメディアでのプロモーションとの関係については評価できなかった。
第4に、論文の引用は時間とともに増加するため、時間を加味した修正を引用率に組み込むことが求められる。その補正が必ずしも正しくなかった可能性がある。
(感想)
科学分野におけるSNSの影響力の評価はいまだ十分ではないかもしれません。
ですが、政治などの分野では欠かせない宣伝手段になっています。
好き嫌いだけで行動してはいけないのかもしれません。
自分はFacebookがあまり好きではなく、放置に近い状況でしたが、この論文を読んで再度発信していこうと考えを変えました。
ちなみにTwitterは匿名でのみ行動しています笑
次回から、別の論文を取り上げます。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30935934
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hsb/0eb4bbc4.1b0310d6.0eb4bbaa.95151395/)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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さらに、論文の質・内容については評価しなかったため、ジャーナルの中でも影響の大きい論文とソーシャルメディアでのプロモーションとの関係については評価できなかった。
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(感想)
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