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2019年10月24日

大腸CTアカデミア ジャーナルや出版社のソーシャルメディアへの露出はンパクトファクターを高める可能性がある!

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国立がん研究センターの斎藤豊先生の会長の
もと2019年11月1日-2日に東京で開催されます!

ナガイチは共催教育講演やハンズオンセミナーを担当させていただきます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆





PubMedから、今日のつぶやき − 591 −


Smith ZL, Longitudinal relationship between social media activity and article citations in the journal Gastrointestinal Endoscopy. Gastrointest Endosc 2019;90(1):77-83.




それでは、論文
「ジャーナルGastrointestinal Endoscopy
(GIE)におけるソーシャルメディア活動と
論文引用の関連性に関する研究」
のご紹介です。

【背景】
ジャーナルや出版社のソーシャルメディアへの露出のさらなる利点は、ソーシャルメディアのプロモーションによってジャーナルの引用頻度が増え、それによってインパクトファクターを高める可能性があることも挙げられる。

先行研究では、ソーシャルメディアへの露出とジャーナルの論文引用との間には有意な相関がみられることが後ろ向き調査で判明している。

一方で、循環器系のジャーナルCirculationの
前向きランダム化比較試験(RCT)では、
ソーシャルメディアで多く紹介されている論文と紹介されていない論文を比較したところ出版から30日以内の読まれる頻度に差がないことが示されている。

消化器病学の分野では、2012年出版された5つの査読付きメジャージャーナル
Gastroenterology
IF = 19.233

Clinical Gastroenterology and Hepatology
IF = 7.958

Gastrointestinal Endoscopy
IF = 7.229

Pancreas
IF = 2.675

American Journal of Gastroenterology
IF = 10.241

(捕捉、5大ジャーナルとなっていますがIFが17.943のGutが入っていませんね。
ちなみに大腸CT検査の日本の大規模精度検証JANCTは上記5番目のAmerican Journal of Gastroenterologyに掲載されています)

に掲載されたすべての論文のTwitterへの露出を評価したデータから、Twitterで紹介されている論文の引用の頻度と論文の引用は独立した相関性がみられた。

同じ研究者のデータから、基礎科学分野の論文は臨床研究の論文に比較してツイートの頻度は少ないことも分かっている。

さらに、神経消化器病学、がん、健康の教育や質の改善に関する論文は、Twitterでの紹介が有意に多かった。

(感想)
確かに紹介されやすい論文テーマはありますよね。
硬い内容でも意義深いことはかみ砕いて一般の方にも触れる機会を増やしていかねばなりません。

どうしても斬新な内容に注目(今はAIなど)されますが、検診など大きく生活を改善する研究が注目されるような努力も必用でしょうね

それでは、また。

原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30935934

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。








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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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