2018年10月03日
大腸CTアカデミア 大腸CT検査における電子クレンジングの問題点とは!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
Rad Fan オンライン様に9月9日に大阪で開催された
第13回 消化管先進画像診断研究会:GAIA
開催のご報告をいただきました!
ありがとうございます
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 335 −
Brauer C, et al. CT colonography: size reduction of submerged colorectal polyps due to electronic cleansing and CT-window settings. Eur Radiol 2018 May 14. doi: 10.1007/s00330-018-5416-0. [Epub ahead of print]
今日から新しい論文のご紹介です。
論文は
「大腸CT検査において、電子クレンジングの使用およびCTウィンドウ条件設定は
水没病変のサイズを小さくする」
です。
これは経験値としてご存知の方も多いと思いますし、
JANCTやUMIN6665などの事前講義などでもお話をしてきました。
経験としては感じていたことを
科学的論文にして解析している点が素晴らしいですね。
ウィーン医科大学のBrauer先生がファーストオーサーです。
【アブストラクト】
目的:
タギングされた残渣を電子クレンジングすること、
そして異なるウィンドウ条件設定が
大腸CT検査における大腸ポリープのサイズに影響するかを評価した。
方法:
大腸がんに対して低リスクの大腸内視鏡検査が実施済みの894名の
大腸CTデータについて、完全に水没している6ミリ以上の病変を
後ろ向きに評価した。
10名の放射線科医が互いに独立して評価した。
病変の2次元像を
電子クレンジング前後、
ウィンドウ条件を大腸条件、骨条件および軟部組織
と異なる条件をランダムに並び替えて
ポリープのサイズ計測を行った。
電子クレンジング前後で病変のサイズ計測は
6ミリ以上、10ミリ以上のカテゴリーに分けられた。
(感想)
まだ、論文全体を読んでいませんが、
日本でも科学的検討に堪えうる方法で、
きちんと研究してみたいですね。
やりませんか!?
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29761359
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
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メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【94名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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