2018年10月04日
大腸CTアカデミア ポリープのサイズ計測は電子クレンジングされていない大腸条件ウィンドウで行うべきである!
★★━━━━☆☆おすすめの備え☆☆━━━━★★
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★★━━━━☆☆━━━━━━━☆☆━━━━★★
PubMedから、今日のつぶやき − 336 −
Brauer C, et al. CT colonography: size reduction of submerged colorectal polyps due to electronic cleansing and CT-window settings. Eur Radiol 2018 May 14. doi: 10.1007/s00330-018-5416-0. [Epub ahead of print]
論文「大腸CT検査において、電子クレンジングの使用およびCTウィンドウ条件設定は
水没病変のサイズを小さくする」
のご紹介です。
【アブストラクト】
結果:
解析したのは37名の48個のポリープである。
電子クレンジング前の平均ポリープサイズは、
ウィンドウ条件が大腸条件で9.8mm、骨条件で9.9mm、軟部組織条件で8.2mmであった。
電子クレンジング後の平均ポリープサイズは、
ウィンドウ条件が大腸条件で9.4mm、骨条件で9.91m、軟部組織条件で7.1mm
と有意にサイズが減少していた。
電子クレンジングしていない大腸条件ウィンドウに比較すると、
6ミリ以上のポリープにおいて一つ下のサイズカテゴリーに移動したのは
(つまり、0ミリ以上であれば6ミリ以上のグループに移動、
6ミリ以上であれば5ミリ以下のグループにサイズダウンして移動したということ)
電子クレンジング後に
ウィンドウ条件が大腸条件で6個(12.5%)、骨条件で10個(20.8%)、軟部組織条件で25個(52.1%)がサイズが一つ下のカテゴリーに移動していた。
患者のリスク分けに影響を及ぼす結果であった。
結論:
電子クレンジングと狭いウィンドー幅は
タギングされた残渣内に水没しているポリープのサイズを
有意に減少させる。
ポリープのサイズ計測は電子クレンジングされていない
大腸条件ウィンドウで行うべきである。
(感想)
いやあ〜、面白いですね。
もともとサイズ計測はぶれが生じやすいのですが、
電子クレンジングやウィンドー設定の影響はとくに見逃せないということです。
非常に大切な報告だと思います。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29761359
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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(つまり、0ミリ以上であれば6ミリ以上のグループに移動、
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有意に減少させる。
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(感想)
いやあ〜、面白いですね。
もともとサイズ計測はぶれが生じやすいのですが、
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原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29761359
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