2019年11月28日
大腸CTアカデミア 大腸カプセルと大腸CT検査の表面型病変の検出に関する比較検討!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大腸CT検査技師認定制度がはじまります!!
1 .第1 回技師認定申請書類提出期限
2020年4月1日〜 6月30日
2 .申請には
第59回日本消化器がん検診学会総会
(2020年6月 福岡市)
で開催される大腸CT検査教育研修会の出席
2019年度中の学会への入会等が必須です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 615 −
Utano K, et al. Colon Capsule Endoscopy versus CT Colonography in Patients with Large Non-Polypoid Tumours: A Multicentre Prospective Comparative Study (4CN Study). Digestion. 2019 Oct 1:1-9. doi: 10.1159/000501609. [Epub ahead of print]
それでは論文
「大腸カプセルと大腸CT検査の表面型病変の検出に関する比較検討:前向き多施設試験」
のご紹介です。
【アブストラクト】
方法:
20mm以上の大腸表面型病変に対して内視鏡治療(ESD, endoscopic submucosal dissection)の適応となった30名が対象である。
患者は同日に、大腸カプセル、大腸内視鏡検査(治療なし)、そして大腸CT検査の順に検査を受けた。
大腸内視鏡検査の結果をブラインドとして、大腸カプセルと大腸CT検査による診断が行われ、全病変の位置、サイズ、形態を記録した。
結果:
T1の癌が3病変、Tisの病変が7病変、腺腫が14病変、SSA/Pが6病変の30病変を有する27名を評価した。
カプセル内視鏡の排出は8時間以内に85%(23/27)であり、すべてのカプセルは病変を超えるところまで観察が可能であった。
患者別感度は大腸カプセルが89%(24/27)で、大腸CT検査では70%(19/27)であった。
病変別感度は大腸カプセルが87%(26/3-)で、大腸CT検査では67%(20/30)であった。
両モダリティともに見逃しは近位側腸管で多かった。
結論:
87%の表面型病変が大腸カプセルで指摘できた。
大腸カプセルは大腸CT検査に比較して表面型病変をより検出できた。
(感想)
大腸CT検査は表面型病変の検出能が低いのですが、やはりそうした結果になりました。
モダリティの特長を把握することは大切ですね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31574525
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ご質問もお待ちしています。
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メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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患者別感度は大腸カプセルが89%(24/27)で、大腸CT検査では70%(19/27)であった。
病変別感度は大腸カプセルが87%(26/3-)で、大腸CT検査では67%(20/30)であった。
両モダリティともに見逃しは近位側腸管で多かった。
結論:
87%の表面型病変が大腸カプセルで指摘できた。
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(感想)
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モダリティの特長を把握することは大切ですね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31574525
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