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2021年11月24日

大腸CTアカデミア 小サイズの大腸ポリープに対しては5年以内のサーベイランス腸内視鏡検査を実施する!?

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
日本消化器がん検診学会
大腸CT検査技師名簿・技術認定施設名
が公表されました!

こちらおよびこちらからご覧くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆







PubMedから、今日のつぶやき − 1096 −



ScotCap Clinical Leads Collaboration. Follow-up of small and diminutive colonic polyps-How to balance the risks in the COVID-19 era. Colorectal Dis. 2021 Sep 12. doi: 10.1111/codi.15907. Epub ahead of print. PMID: 34510684.




それでは論文
「COVID-19時代における中小サイズの大腸ポリープのファローアップについて:リスクバランスはどうとるべきか?」
のご紹介です。

【本文】
小サイズのポリープは、中サイズのポリープに比べてリスクが低いとされる。

米国の大腸CT検査ガイドラインでは、小サイズのポリープは検出しても報告しないことが提唱されている。

大腸カプセル内視鏡検査はその検査の性質上、小サイズのポリープを報告する可能性が高い。

高齢者の小サイズのポリープに対する内視鏡治療も同様に、患者が生きている間にポリープが癌化するリスクが低いことを考慮すればその必要性に乏しい。

臨床医は、長期的な進行のリスクを考慮すると、前回の検診から5年以上経過している若年者の小サイズのポリープを放置することに抵抗があるだろう。

臨床医は、将来のリスクを最小限にするために、5年以内にサーベイランス目的の大腸内視鏡検査の実施を検討しても構わない。


(感想)
こうした内容は個々人の臨床医が判断するのは難しく、ガイドライン等で指針を示す必要性がありますね。


原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34510684/



ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。




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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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