2021年11月18日
大腸CTアカデミア パンデミックの影響により、大腸内視鏡検査のキャパシティが大幅に低下している!!
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ScotCap Clinical Leads Collaboration. Follow-up of small and diminutive colonic polyps-How to balance the risks in the COVID-19 era. Colorectal Dis. 2021 Sep 12. doi: 10.1111/codi.15907. Epub ahead of print. PMID: 34510684.
それでは論文
「COVID-19時代における中小サイズの大腸ポリープのファローアップについて:リスクバランスはどうとるべきか?」
のご紹介です。
【本文】
英国では、COVID-19パンデミックの影響により、大腸内視鏡検査のキャパシティが大幅に低下している。
臨床医は、検査の待ち時間の延長により大腸癌の診断が遅れるリスクや、内視鏡処につくスタッフや患者にCOVID-19が感染するリスクを懸念している。
こうしたリスクの軽減のために、全国的な対策がなされている。
大腸内視鏡検査の代替検査である大腸CT検査や大腸カプセル内視鏡検査への依存を高めている。
こうした検査は大腸の腫瘍性病変を正確に検出できるが、陽性であった場合には生検や治療のために追加で内視鏡検査を受ける必要がある。
便潜血検査は、大腸癌のリスクを判断できるため、患者のトリアージに役立ち、臨床判断の補助として使用することが推奨されている。
便潜血検査でトリアージしたハイリスクな患者から大腸CT検査や大腸カプセル内視鏡検査で診断することで、 診断の遅れのリスクを軽減することが可能である。
(感想)
英国や米国は今ある課題に対して、今ある手法で柔軟に対応していくことが上手です。
日本は手遅れになるリスクがあっても、代替法を認めない空気(風潮)があるように、あくまで個人的な私見ですがあるように感じています。
知識の共有がそうした空気を変えることができるのかもしれません。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34510684/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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