2021年11月15日
大腸CTアカデミア 現実的医療(Realistic Medicine)の概念に合致した中小サイズの大腸ポリープ管理とは!?
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GAIA-5
「本邦における大腸CTを使用した
大腸憩室の分布と頻度に関する研究」が
消化器領域の代表的なジャーナルである
「World Journal of Gastroenterology」
(2020 Impact Factor: 5.742)
に掲載されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c45b96ef1acb1744c772415dab005aef5efe41da
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PubMedから、今日のつぶやき − 1090 −
ScotCap Clinical Leads Collaboration. Follow-up of small and diminutive colonic polyps-How to balance the risks in the COVID-19 era. Colorectal Dis. 2021 Sep 12. doi: 10.1111/codi.15907. Epub ahead of print. PMID: 34510684.
それでは論文
「COVID-19時代における中小サイズの大腸ポリープのファローアップについて:リスクバランスはどうとるべきか?」
のご紹介です。
【アブストラクト】
われわれは、中小サイズのポリープ管理について実臨床に沿った提案を示したい。
中サイズのポリープを有する患者のうち、切除の効果が期待できる患者に対しては、ポリペクトミーの延期を提案する(最長1年)。
小サイズのポリープを有する患者に対しては、臨床的な影響が懸念される若年者に限り、引き続きサーベイランスを行うことを提案する。
これは、現実的医療(Realistic Medicine)の概念に合致しており、患者のリスクに応じた医療を提供すると同時に、医療資源の優先順位を適切に設定している。
(補足)
Realistic Medicine
https://www.realisticmedicine.scot/
(感想)
このアプローチ法は大切なことだと思います。
ただ、検診の年齢上限などの設定と同様に日本では反発が強そうです。
「高齢者を見捨てるのか」という意見が出るからです。
ただこうした反発は欧米でも出るそうです。
平等を優先しすぎると、悪平等になりかねません。
いずれにしても慎重で丁寧な検討が必要ですね。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34510684/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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ただ、検診の年齢上限などの設定と同様に日本では反発が強そうです。
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