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2021年11月19日

大腸CTアカデミア 中・小サイズの大腸ポリープに対する臨床判断はまだ一致していない

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PubMedから、今日のつぶやき − 1094 −



ScotCap Clinical Leads Collaboration. Follow-up of small and diminutive colonic polyps-How to balance the risks in the COVID-19 era. Colorectal Dis. 2021 Sep 12. doi: 10.1111/codi.15907. Epub ahead of print. PMID: 34510684.





それでは論文
「COVID-19時代における中小サイズの大腸ポリープのファローアップについて:リスクバランスはどうとるべきか?」
のご紹介です。

【本文】
大腸CT検査や大腸カプセル内視鏡検査の使用が増えるにつれて、ポリープが検出された患者をどのように管理するのが最善か、臨床医はその都度判断する必要に迫られる。

大腸CT検査や大腸カプセル内視鏡検査で発見された粗大病変や大きなポリープ(10mm 以上)は、患者の健康所帯に問題がなければ速やかに内視鏡検査による精査加療が必要となる。

複数のポリープ(5個以上)を有する患者は、将来的に大腸癌を発症するリスクが高いため、ポリープの大きさに関わらず、内視鏡切除を検討する必要がある。

しかし、中サイズのポリープ(6-9mm)や小サイズのポリープ(6mm未満)に対する臨床判断はまだ一致していない。

(感想)
内視鏡検査のキャパシティに余裕があれば、今まで曖昧にされてきた臨床判断も、パンデミックなど医療の供給がひっ迫しているような状況下では、判断を明確にしていく必要があります。

有事の時こそ、状況を変える良い機会なのかもしれません。

原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34510684/



ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。













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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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