2020年03月10日
大腸CTアカデミア 収入が上がるにつれて平均余命も増加するし、所得による平均余命の差は拡大している!!
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第59回消化器がん検診学会総会
2020年6月5日(金)- 7日(日)
会場 福岡国際会議場
パネルディスカッション2
「これから求められる大腸CT検査 −放射線医、消化器科医、技師の役割からみた現状と課題-」
大腸CT検査技師認定を受けるために
大腸CT検査教育研修会の出席が必須ですよ!
(6月7日午前中の参加でOKです)
*類似の認定制度が発足したそうです。
認定制度について5年以上にわたり
学会や委員会で十分に議論・審議されてきた
日本消化器がん検診学会の認定をご検討ください。
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PubMedから、今日のつぶやき − 681 −
Chetty R. et al. The Association Between Income and Life Expectancy in the United States, 2001-2014. JAMA. 2016; 315: 1750-66.
それでは論文
「2001年から2014年の米国における収入と平均余命の関係性に関する検討」
のご紹介です。
ディスカッションの代わりに「キーメッセージ」でこの論文をおさらいしたいと思います。
・収入が上がるにつれて平均余命も増加する。
40歳の時点で、米国の所得分布の上位1%と下位1%の平均寿命の差は、男性で15年、女性で10年も異なる。
・所得の下位4分の1の人たちの40歳における平均余命は、地域によって最高と最低の差が約4.5年もある。
人種と民族性を調整すると、低所得者の平均余命はネバダ州、インディアナ州、オクラホマ州で最も低く、カリフォルニア州、ニューヨーク州、バーモント州で最も高い。
・2001年から2014年までの期間で、所得による平均余命の差は拡大している。
平均余命は所得分布の下位5%の個人では変化しなかったが、所得分布の上位5%の男女では約3年増加した。
ただし、この変化は地域によって大きく異なった。
所得の下位4分の1の人たちと所得の上位4分の1の人たちの平均余命の差は、ニュージャージー州やアラバマ州などの一部の地域では減少したものの、フロリダ州などのその他の多くの地域では3年以上増加した。
・長寿に関係しそうな社会経済的な4つの主要な要因、1.医療へのアクセス環境、2.地域環境の違い、3.不平等の影響(ジニ指数)、4.労働市場の状況は地理的地域間の平均余命の違いの裏付けとはならなかった。
むしろ、地域間の平均余命の変動の要因の多くは、喫煙、肥満、運動などの健康行動の違いに起因していた。
多くの移民がいる地域、住宅価格が高いの地域、大卒の人が多い地域では所得の下位4分の1の人たちは、より健康的な行動をとり平均余命が高い。
(感想)
経済的に豊かな人のほうが長生きするけれど、
経済的に貧しくても移民が多く、住宅価格が高く、教育レベルの高い地域に住めば環境にそまり、健康的な生活をするようになり長生きする
というようなことなのでしょうか。
次回から、新しい論文を取り上げます。
どうぞお楽しみに!
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27063997
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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●お願いとお断り●
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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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・収入が上がるにつれて平均余命も増加する。
40歳の時点で、米国の所得分布の上位1%と下位1%の平均寿命の差は、男性で15年、女性で10年も異なる。
・所得の下位4分の1の人たちの40歳における平均余命は、地域によって最高と最低の差が約4.5年もある。
人種と民族性を調整すると、低所得者の平均余命はネバダ州、インディアナ州、オクラホマ州で最も低く、カリフォルニア州、ニューヨーク州、バーモント州で最も高い。
・2001年から2014年までの期間で、所得による平均余命の差は拡大している。
平均余命は所得分布の下位5%の個人では変化しなかったが、所得分布の上位5%の男女では約3年増加した。
ただし、この変化は地域によって大きく異なった。
所得の下位4分の1の人たちと所得の上位4分の1の人たちの平均余命の差は、ニュージャージー州やアラバマ州などの一部の地域では減少したものの、フロリダ州などのその他の多くの地域では3年以上増加した。
・長寿に関係しそうな社会経済的な4つの主要な要因、1.医療へのアクセス環境、2.地域環境の違い、3.不平等の影響(ジニ指数)、4.労働市場の状況は地理的地域間の平均余命の違いの裏付けとはならなかった。
むしろ、地域間の平均余命の変動の要因の多くは、喫煙、肥満、運動などの健康行動の違いに起因していた。
多くの移民がいる地域、住宅価格が高いの地域、大卒の人が多い地域では所得の下位4分の1の人たちは、より健康的な行動をとり平均余命が高い。
(感想)
経済的に豊かな人のほうが長生きするけれど、
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というようなことなのでしょうか。
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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27063997
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