2020年03月09日
大腸CTアカデミア 豊かな地域、教育環境などの違いは所得が低い層のなかで平均余命を左右する!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大腸CT検査技師認定制度がはじまります!!
1 .第1 回技師認定申請書類提出期限
2020年4月1日〜 6月30日
2 .申請には
第59回日本消化器がん検診学会総会
(2020年6月 福岡市)
で開催される大腸CT検査教育研修会の出席
2019年度中の学会への入会等が必須です。
*類似の認定制度が発足したそうです。
認定制度について5年以上にわたり
学会や委員会で十分に議論・審議されてきた
日本消化器がん検診学会の認定をご検討ください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 680 −
Chetty R. et al. The Association Between Income and Life Expectancy in the United States, 2001-2014. JAMA. 2016; 315: 1750-66.
それでは論文
「2001年から2014年の米国における収入と平均余命の関係性に関する検討」
のご紹介です。
以前お送りしたFig 8とFig 9を併せてごらんください。
6.その他の要因
平均余命と、その他の20因子との関連性についても評価を行った。
所得の下位4分の1の人たちの平均余命と強い相関が見られたのは相関の強い順に、地域における移民割合(P <0.001)、住宅価格の中央値(Median home values、P <.001)、1人当たりの州政府支出(P <.001) 、人口密度(P <.001)、そして大卒の割合(P <0.001)であった。(Fig 8)。
(参考)
Median home valuesの分布をお付けしますね。
人口が多い都市部で高いことがわかります。
カリフォルニアや北東部ですね。
(参考終わり)
人口密度および大卒者の割合はその地域全体の所得の下位4分の1の人たちの平均余命と平均余命の傾向と有意な正の関連があった。
所得の下位4分の1の人たちと同様に、所得の上位4分の1の人たちの地区別平均余命動は、健康行動と相関がみられた(運動をする頻度など、P <.001)(Fig 9)。
医療アクセスと平均余命の相関関係をみると、一人当たりのメディケア支出とは負の相関があり(P <0.001)、予防医療の指標とは正の相関があった(P <0.001)。
所得格差は、地域別の失業率(P <.001)と同様に、所得の上位4分の1の人たちの平均余命と負の相関を認めた(P <0.001)。
(感想)
所得の差は確実に平均余命と連動しそうですが、さらに豊かな地域、教育環境などの違いは所得が低い層のなかで平均余命を左右するようです。
この論文は次回でおしまいにしたいと思います。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27063997
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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6.その他の要因
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所得の下位4分の1の人たちの平均余命と強い相関が見られたのは相関の強い順に、地域における移民割合(P <0.001)、住宅価格の中央値(Median home values、P <.001)、1人当たりの州政府支出(P <.001) 、人口密度(P <.001)、そして大卒の割合(P <0.001)であった。(Fig 8)。
(参考)
Median home valuesの分布をお付けしますね。
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人口密度および大卒者の割合はその地域全体の所得の下位4分の1の人たちの平均余命と平均余命の傾向と有意な正の関連があった。
所得の下位4分の1の人たちと同様に、所得の上位4分の1の人たちの地区別平均余命動は、健康行動と相関がみられた(運動をする頻度など、P <.001)(Fig 9)。
医療アクセスと平均余命の相関関係をみると、一人当たりのメディケア支出とは負の相関があり(P <0.001)、予防医療の指標とは正の相関があった(P <0.001)。
所得格差は、地域別の失業率(P <.001)と同様に、所得の上位4分の1の人たちの平均余命と負の相関を認めた(P <0.001)。
(感想)
所得の差は確実に平均余命と連動しそうですが、さらに豊かな地域、教育環境などの違いは所得が低い層のなかで平均余命を左右するようです。
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原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27063997
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