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2020年03月06日

大腸CTアカデミア 所得による健康格差!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第16回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
2020年3月14日(土)
および
FUJIFILM MEDICAL SEMINAR 2020 in 熊本
3D画像解析の現状とこれから
〜CT Colonographyの取組みと現状〜

【上記の2つの研究会の開催延期のお知らせ】

新型コロナウイルス(covid 19)の感染拡大の恐れを考慮して延期することに致しました。
ご参加を予定されていた先生方には、ご迷惑をおかけしますことを心より深くお詫び
申し上げます。新たな日程が決まりましたら、改めてご連絡させていただきます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆





PubMedから、今日のつぶやき − 679 −

Chetty R. et al. The Association Between Income and Life Expectancy in the United States, 2001-2014. JAMA. 2016; 315: 1750-66.




それでは論文
「2001年から2014年の米国における収入と平均余命の関係性に関する検討」
のご紹介です。


以前お送りしたFig 8とFig 9を併せてごらんください。


5.地域の労働市況

失業率、人口の変化、労働力の規模の変化は、所得の下位4分の1の人たちの平均余命と有意な関連は見られなかった。

(感想)
所得が少なければ労働平均余命が市況の地域差にかかわらず、所得が多い人よりも短くなるとも読み解けます。

先日の新聞記事でこんなものがありました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54372160U0A110C2CR8000/

喫煙率は200万円未満の男性が34.3%なのに対し、600万円以上の男性は27.3%と低かった。1日の平均歩数も200万円未満の方が少なく、歯の本数が20本未満の人の割合も多かった。前回調査でも同様の結果が出ており、所得による健康格差の解消が進んでいない実態が浮き彫りになった。

なかなか考えさせられますね。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27063997

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。









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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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