2018年11月11日
二教(合気道押さえ技)(丿 ̄ο ̄)丿
よくですねぇ、「合気道はインチキだ」「あんなのはヤラセだ」みたいな声を耳にすることがあるのですが…
正解でも不正解でもないと思っています合気道愛好家のかつおです。
合気道を始めたきっかけ
うちの道場の先輩黒帯の人がですねぇ、空手・剣道・合気道の有段者なんです。
かつお自身は、合気道というものに対して先入観を持つ以前に、情報がほとんどない状況。
ある日、更衣室で話を聞いていたところ、「あ〜、でも自分が実戦で使えるとしたら二教くらいかなぁ…」とのこと。
What's NIKYO?
て感じになりましたが、胸ぐら掴んでみて掛けてもらいました。
「あいたたたたたたたたたたた!!!ギブギブギブギブギブ!!!!!」
パッと離された後は、痛くもなんとも無い。
おぉ、これが「合気道は護身に役立つ」と言われる所以のひとつか。
相手の戦意を奪いつつも、過剰な怪我を負わせない術。
これは実際に見学に行ってみない手はありません。
年末の最終稽古日に、予約を取って近所の合気道道場へ
自宅から歩いて3分、毎日通勤していた道すがらに、運命の出会いとなる道場がありました。
いや、すでに数年前から出会ってたんですけどね。
関心がなかったせいもあり、のぼりまで立ててくれているにも関わらず、そこが合気道道場だと知らずに何百回と通り過ぎていました。
見学の際に、体験で掛けてもらった坐技(空気投げ)と隅落としで、かつおの合気道稽古の決意が固まりました。
何せ、上記の技をかけてくれたのは、姿勢は綺麗ですが、かつおよりかなり背も低く華奢で美人な女性指導員だったのですから。
力ではなく、理合で掛ける技というものを始めて体験したものですから、これは習わない手はないと決意した次第なのです。
先生と何か違うんだよな〜
んで、稽古を始めて、この年末で1年が経とうとしているわけなのですが、かつお的には毎週1〜2回は欠かさず稽古に通い、6級の審査も受かっているのですが、「何か先生と違うんだよな〜」という感覚が日に日に強くなっていきました。
稽古は基本、二人一組で、お互いに左右同じ回数を掛け合います。
動きは先生や指導員の方に教わった通りに、忠実に行います。
まさに、冒頭に書いたような「本当に掛けられるんかいな?」という疑問が、あろうことか自分自身の中に芽生えてきてしまったのです。
このまま稽古を続けていって、どのような経過をたどって、どうステップアップしていくのかというイメージが全く湧かない!
これは中々、モチベーションの維持には小さく無い障害でした。
そんな時に、なるほどと膝を打った動画を発見!
大きな動きから、徐々に洗練された動きへと成長していく様子を、分かりやすく解説してくれているので、何となく自分の中でモヤモヤしていた部分が晴れてきました。
「二教」と呼ばれる理合・技が、習熟度や練度によって、ここまで違う技に見えるというのが驚きでしたね。
けれど、そのステップアップは飛び級的なものではなく、シームレスな成長という形だったので、ようやく自分の稽古の延長線上に上級者・達人の域があるとイメージだけはできるようになった次第です。
冒頭にある「インチキ」「ヤラセ」という表現についてですが、そうなんです。
下手くそ同士だと、掛かってないのに受け身の動きをしてしまいがちだから、それはインチキなんです。
演武は約束組手なので、ヤラセといえばヤラセなんです。
では、合気道というものがインチキ・ヤラセかと言うとそうではなく、きちんと技が使える人が使えば、何とも恐ろしい技術体系なのです。
また、合気道家が「投げ技・押さえ技」しか使わないというのも幻想です。
当て七分、投げ三分という言葉もあるように、打撃・斬撃でヘロヘロになった相手を押さえ込む技術体系という捉え方もできるので、投げ・押さえの演武を見て「分かったつもり」になるのは浅い考えかもしれませんね。
沖縄の空手や、本土の柔術にも、立ち取りの技術はふんだんにあると思うのですが、中々稽古する機会はありません。
空手に活かすというか、護身の術の一つとしてというと失礼かもしれませんが、今しばらくは合気道の稽古も弊習していこうと思っています。
段位をいただく頃には、もう少し「合気道の何たるか」が分かるようになれるといいなぁ…
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うちの道場の先生の言葉によると「両肩から見えない手がもう1本ずつ生えている」という感覚なのだそうですが、いやはや深遠な領域であります!
胸ぐら掴まれるとか、かつおにとっては恐ろしいシチュエーションですが、冷静に対応されて凄いですね( ̄▽ ̄;)
私はよく塩田剛三先生の動画を見るのですが・・・・・
塩田剛三先生の二教(二箇条)は、もはや関節技ではありませんね。動画を見ると、首にがくんと衝撃が来て一瞬で床まで崩れています。どうもこの技は「関節が痛くてうずくまる」というレベルの技ではなさそうです。体の崩し方のツボが隠されているような気がします。
そういうレベルんなると、もう、手を出せない・・・そんな気がします。