2018年11月05日
釵の「投げ」‾͟͟͞(((ꎤ๑‾᷅༬‾᷄๑)̂−̳͟͞͞oψ
どうも、空手家ときどき古武道愛好家のかつおです。
今日は釵について。
釵の型
基本の型である
・二丁釵
・三丁釵
を稽古している段階で、まだまだ修行を始めたての身でございます。
型の名前を聞いて「ん?」って思った方、いませんか?
人間、腕は多くても2本、なのに「三丁釵」とな?
これ、何と型の中で釵を「投げる」動作があるのです。
動画の1:00くらいに、正面に向かって「エイィ!!」と下段に釵を振り下ろすところがありますが、これは相手の足の甲を狙って釵を投げつけているんです。
もちろん、道場や体育館でやったら、たぶん出禁になりますが、演武会などでは厚紙を重ねたものを置いておき、そこに釵を投げつけて、腰に挿してある三丁目の釵を抜いて、再び演武を続けるというものだそうです。
ホンマに刺さるんか〜?( '∀ ' )?
というわけで、論より証拠、実際にやってみました。
おお、高麗芝の繁茂する硬い地面に、見事に刺さりました。
人間の足の甲くらいなら、突き刺さるか骨を砕くか、どちらにしても恐ろしい武器ですじゃ。
理屈としては、ナイフ投げの容量に似ているかもしれませんが、遠投は無理でしょうね。
恐ろしいのは、釵の重さ。
一本600〜700gの先端が尖った鉄の塊が飛んでくるわけです。
多分、畳なんかも貫いてしまう威力があるでしょうね。
釵は日常用具ではない?
沖縄古武道で使われる武器は、薩摩藩の禁武政策があったため、元々は農具・漁具などの身の回りにあったものを武器として使用したものであるということが最もらしく言われています。
・天秤棒→六尺棒
・馬の轡→ヌンチャク(ムーゲー)
・石臼の引き棒→トンファー
・船の櫂(オール)→エーク
・亀の甲羅→ティンベー(盾)
・草刈り鎌→鎌
などが言われております。
しかし、これはどうも全てに必ず当てはまるという類のものではなさそうです。
琉球王国の武士は、そもそも帯刀していましたし。
おそらく、沖縄では「鉄が取れない」というのが理由なのではないかと言われています。
つまり、鉄というもの自体が高価なため、木製の武器の扱いが発展しやすかったと考える方が信憑性がありそうです。
釵は、祭具として使われていたものを武器術としたという説を聞いたことがありますが、別に「捕物」のために開発されたものであるという説もあります。
本土で言うところの「十手」でしょうかね。
しかし、釵の先端は、鋭利ではないにせよ尖っており、翼のような部分(腕と呼びます)も尖っていて、頭を打ち据えたのちにそのまま側頭部を滑らせ眼球に突き刺すような技も伝えられています。
なんとも荒々しい「捕物」ですが、現代とは情勢が違ったのでしょうね。
いかがでしたでしょうか。
あまり目にしたり手にしたりする機会の少ない「釵」について触れてみました。
改めてその恐ろしさを公園で味わってしまい、変なテンションとなってしまいました。
参考になれば幸いです(何の!?ww)。
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お宅のご子息の若気の至りですね(笑)
遊びに行った時、確認するの忘れてました!
これ、空手技術の中で唯一の飛び道具ですよね?
厨二病のかつおは、古畳への投擲訓練を妄想してしまいましたよ♪
映画とかで振り回してるのを見たら、軽々ですもんね。
落として床に穴が開くわけだ