2014年09月30日
ハイブリッド車の燃費を伸ばす運転のしかた!コツの紹介。
ハイブリッド車の低燃費は、かなりのものですが、いざハイブリッド車に乗ってみて意外に燃費がこんなものか?とか、カタログ値には程遠いな、とか思っている方もいるかと思います。
ですが、燃費のいい運転のしかたと、そうではない運転のしかたでは、実際の燃費にかなりの差が出てくることがあります。
燃費のいい走り方は、基本的には『急』のつくことはしない、という一般的によく言われていることがあります。
・急加速
・急ブレーキ
・急ハンドル
これらをしない、ということですが、それはそれとして、ハイブリッド車の上手な運転には、ハイブリッド車特有の運転のしかた、コツがあります。
そのハイブリッド車特有の、燃費を伸ばす運転のしかたは、
・発進加速時に、スピードに乗ったら一旦アクセルを放して再度踏む。
・ブレーキをかける時は、かなり手前からゆっくりブレーキをかけていく。
・エコモニターなどを見ながら、エンジンのかからないEV走行を多用する。
などがあります。
それぞれ、どういうことかというと・・・
『発進加速時に、スピードに乗ったら一旦アクセルを放して再度踏む』は、
ハイブリッド車の発進加速は、EV走行だけでの加速ではゆっくり過ぎて、ついついアクセルを踏み込みエンジンが自動でかかってエンジンの出力も使っての加速になりがちですが、それはしょうがないとして、ある程度スピードにのったら、一旦アクセルペダルから足を外します。
そこから再度、少しずつアクセルを必要な分だけ踏み込んでいくようにすると、一度かかっていたエンジンが止まり、電気モーターのみのEV走行に切り替わりますので、無駄にエンジンがかかり続ける事を防げて、燃費向上につながります。
『ブレーキをかける時は、かなり手前からゆっくりブレーキをかけていく』は、
ハイブリッド車では、ハイブリッドシステム特有の回生ブレーキというものが備わっています。
これは、ブレーキペダルの踏み込み時に、実際にブレーキをかけるところを、電気の発電に減速力を使うことでスピードを落とし、ハイブリッドバッテリーにその時の発電した電気を蓄えるシステムです。
モーターで電気を使って加速したスピードをまた電気に変えて回収することから回生ブレーキというわけですが、これをできるだけ使って、多くの電気をハイブリッドバッテリーに回収するために、ブレーキ操作は、ゆっくり軽めの踏み込みで長く踏んでいる方がより多く電気を回収でき、燃費の向上につながります。
『エコモニターなどを見ながら、エンジンのかからないEV走行を多用する』は、
エンジンのかからない電気モーターのみの走行がEV走行ですが、基本的にはエンジンで発電した電気でモーターを駆動して走行する、というように心がけて運転するのが、ハイブリッド車の低燃費を引き出すことにつながります。
ハイブリッド車では、エンジンは加速で力のいる時や高速走行時にはどうしてもかかってしまいますが、その他の時にはモーター駆動に使うハイブリッドバッテリーの電気が少なくなった時に、コンピューターが判断して一番効率がいいようにエンジンを発電のために必要なだけかけます。
エンジンでの走行のさまざまなエネルギー損失を考えると、電気モーターで走行させることが効率がいいのです。
と、このようなことが、ハイブリッド車特有の運転のしかた、コツになります。
それと、夏のエアコン、冬の暖房は、使えば使うほど、燃費の悪化になりますので、必要以上には使わないようにしたり、極端な温度設定にしないようにするのも、ハイブリッド車に限ってではありませんが、燃費には大きく影響していますので、気を付けたいポイントです。
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