タイムトラベル

今晩の金曜ロードショーで、トータル・リコールが地上波初放送されることが話題になっていますね。

トータル・リコールというと、アーノルド・シュワルツェネッガーが主演した映画を思い出しますが、今日放送されるのは、そのリメイク版で、2012年に公開されたものです。

この映画は、人間の記憶って何なんだろうって、不思議な感覚がするので好きなんですが、実はアメリカで、実際に記憶を保存するビジネスというものが始まっているそうです。

それは、アメリカのMillennium Magnetic Technologies(ミレニアム・マグネティック・テクノロジー）という会社が提供するサービスで（以下MMT社）、まずMRIと呼ばれる装置で脳内をスキャンし、様々な質問に答える時に、脳から発せられるパルスの変化を記録することにより、思念や感情、記憶なども記録できるのだそう。

分析結果は、MMT社のサーバーに恒久的に保存できるということです。

残念ながら、今の科学技術では、記録されたデータを、記憶として人に戻すといったことは、できないものの、将来的には、保存データをビジュアル化して、スクリーンに映し出したり、他人の行動を脳内で追体験するといったことも研究されているらしいです。

アルツハイマー病や、事故などで記憶が失われることがありますが、事前に記憶を記録しておけば、一生大切な思い出を守ることができますよね。

気になるこのサービスのお値段ですが、20数万円とのこと。安いと感じるか、高いと感じるかは人それぞれだと思いますが、今後ますます注目を集めるサービスであることは間違いないでしょうね。