2017年01月21日
トランプ新大統領就任で混乱続く
トランプ米新大統領が就任した今月20日、米各地で華やかな祝賀行事が催されました。
一方で、トランプ氏反対派は、各地で激しい抗議行動を繰り広げ、混乱が広がっているようです。
今回は、トランプ新大統領就任を巡る様々な人々の反応です。
夫と共にテキサス州からワシントンへ足を運び、初めて就任式に出席したマリア・エリゾンドさん(76)は、就任演説の感想について、両手の親指を立てて「グレート」と言いました。
エリゾンドさんは共和党予備選ではトランプ氏に投票しなかったそうですが、今は「100%支持する」という入れ込みよう。
その理由として、エリゾンドさんは「同じような人々が支配層にとどまっていることに、国民はうんざりしている。(新大統領は)現状を変えてほしい」と語りました。
これまでと変化を求める人が支持の中心となっていることがうかがえます。
また、ニューヨークの金融の中心、ウォール街を歩いていた保険会社役員のヒリー・グロスさん(75)も「政治家ではなく、ビジネスの感覚を持った人間が経済を改革し運営していくことが、この国には必要だ」ときっぱり述べ、不動産業で成功したトランプ氏の手腕に期待を示しました。
同じようなことを、やはりビジネスマンの顔を持つ、アメリカ人芸人の厚切りジェイソンさんも言っていましたね。
同じビジネスマンからは人気があるようですね。
トランプ氏の公約で議論を呼んだのが、不法移民流入防止のための対メキシコ国境への壁建設です。
この点に関して、サンフランシスコの無職ロナルド・ホーンさん(65)は「移民制度を見直せば犯罪も減る。壁は必要だ」と支持しています。
中西部イリノイ州シカゴの小売業ビル・トンプソンさん(54)は、大統領選では民主党のクリントン候補に投票しました。
新大統領には「通商協定によって外国に流出した雇用を米国に取り戻してほしい」と注文を付けました。
一方で反対派はトランプ新大統領に対して辛辣です。
学校を抜け出し、サンフランシスコ市役所前のデモに参加した女子高校生、プリスセラ・クルーズさん(16)は、トランプ氏について「人種間の憎悪を高め、弱い者いじめで権力をつかんだ」と批判し、「どうしてあの人が大統領になってしまうのか、まったく理解できない」と話しています。
シカゴのエステティシャン、ドルー・スジャーベンさん(31)は、トランプ氏について「思い上がっている。(大統領を)辞めてほしい」とばっさり。
ウォール街の証券会社に勤める黒人女性ジャネット・ミムズさん(54)は、新大統領就任を「国の恥」と言い切り、新政権が掲げる規制緩和も「マイノリティーには、マイナスにしかならない」と吐き捨てるように言いました。
人種差別を懸念する層からは人気がありませんね。
他にも、ニューヨークの反トランプ集会に参加した教師で黒人のシスタ・シュラリーさん(60)は、トランプ氏について「名前すら呼びたくない。私の大統領ではない」と嫌悪感を隠しません。
選挙では多くの人がアメリカンドリーム(米国の夢)を望んでトランプ氏に投票しましたが、「実際はイスラム教徒や黒人が攻撃され、状況は悪くなっている。彼が売り込んだ夢はホラーだった」と、シュラリーさんは嘆きます。
前途多難なトランプ新大統領の船出ですが、そのビジネスマンとしての手腕でどう切り盛りしていくのか、今後が注目ですね。
一方で、トランプ氏反対派は、各地で激しい抗議行動を繰り広げ、混乱が広がっているようです。
今回は、トランプ新大統領就任を巡る様々な人々の反応です。
夫と共にテキサス州からワシントンへ足を運び、初めて就任式に出席したマリア・エリゾンドさん(76)は、就任演説の感想について、両手の親指を立てて「グレート」と言いました。
エリゾンドさんは共和党予備選ではトランプ氏に投票しなかったそうですが、今は「100%支持する」という入れ込みよう。
その理由として、エリゾンドさんは「同じような人々が支配層にとどまっていることに、国民はうんざりしている。(新大統領は)現状を変えてほしい」と語りました。
これまでと変化を求める人が支持の中心となっていることがうかがえます。
また、ニューヨークの金融の中心、ウォール街を歩いていた保険会社役員のヒリー・グロスさん(75)も「政治家ではなく、ビジネスの感覚を持った人間が経済を改革し運営していくことが、この国には必要だ」ときっぱり述べ、不動産業で成功したトランプ氏の手腕に期待を示しました。
同じようなことを、やはりビジネスマンの顔を持つ、アメリカ人芸人の厚切りジェイソンさんも言っていましたね。
同じビジネスマンからは人気があるようですね。
トランプ氏の公約で議論を呼んだのが、不法移民流入防止のための対メキシコ国境への壁建設です。
この点に関して、サンフランシスコの無職ロナルド・ホーンさん(65)は「移民制度を見直せば犯罪も減る。壁は必要だ」と支持しています。
中西部イリノイ州シカゴの小売業ビル・トンプソンさん(54)は、大統領選では民主党のクリントン候補に投票しました。
新大統領には「通商協定によって外国に流出した雇用を米国に取り戻してほしい」と注文を付けました。
一方で反対派はトランプ新大統領に対して辛辣です。
学校を抜け出し、サンフランシスコ市役所前のデモに参加した女子高校生、プリスセラ・クルーズさん(16)は、トランプ氏について「人種間の憎悪を高め、弱い者いじめで権力をつかんだ」と批判し、「どうしてあの人が大統領になってしまうのか、まったく理解できない」と話しています。
シカゴのエステティシャン、ドルー・スジャーベンさん(31)は、トランプ氏について「思い上がっている。(大統領を)辞めてほしい」とばっさり。
ウォール街の証券会社に勤める黒人女性ジャネット・ミムズさん(54)は、新大統領就任を「国の恥」と言い切り、新政権が掲げる規制緩和も「マイノリティーには、マイナスにしかならない」と吐き捨てるように言いました。
人種差別を懸念する層からは人気がありませんね。
他にも、ニューヨークの反トランプ集会に参加した教師で黒人のシスタ・シュラリーさん(60)は、トランプ氏について「名前すら呼びたくない。私の大統領ではない」と嫌悪感を隠しません。
選挙では多くの人がアメリカンドリーム(米国の夢)を望んでトランプ氏に投票しましたが、「実際はイスラム教徒や黒人が攻撃され、状況は悪くなっている。彼が売り込んだ夢はホラーだった」と、シュラリーさんは嘆きます。
前途多難なトランプ新大統領の船出ですが、そのビジネスマンとしての手腕でどう切り盛りしていくのか、今後が注目ですね。
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