タイムトラベル

お笑い芸人の志村けんさんが、死の床で最期にアイーンしながら世を去ったファンのことを知り、今日、自身のブログで、そのファンの冥福を祈ったことが話題となっています。



その知らせは２６日夜、遺族の息子さんから、志村さんのブログのコメント欄に寄せられたものでした。アイーンが大好きで、いつもアイーンをしていた父親が、７月２５日に亡くなったのだそうです。

投稿者は、幼い頃両親が離婚し、３０年ぶりに再会した父親が既に余命わずかで、ホスピスに入っていたという男性。

お父さん本人のたっての希望で、再会しましたが、その父親は意外と元気な様子で、アイーンしたり、冗談を言ったりもしていたようです。

しかし、実際には残された時間は少なく、父親は間もなく亡くなります。でも、旅立ったときも「最後まで手だけはアイーン…」だったようで、そのことを知らせる投稿でした。

これを読んだ志村さんは、「最後までアイーン」というタイトルでブログ記事を書き、「亡くなる最後までアイーンしてたお父さん　御冥福を　家族の方々　元気に笑って過ごす事が　お父さんは幸せですよ」とこのお父さんの冥福を祈り、家族を慰めました。

最後に「何も出来ない私が」と記しましたが、これを読んだファンからは、志村さんの思いやりを称える声が多数、寄せられました。

私は、この記事を読んだ時、一瞬、志村けんさんが亡くなったのかと思いましたが、同じように感じた人が他にもいたようで、タイトルの付け方には、注意しないといけないなと自戒を込めて思いました。

それにしても、ここまで愛された「アイーン」。志村さんにとっては、芸人冥利に尽きるというところでしょうね。