2015年07月19日
ユースホステルが減少傾向に!その原因は?
今の若い世代の人は、「ユースホステル」って、ご存知でしょうか?
実は、「ユースホステル」(YH)とは、世界最大級の宿のネットワークなのですが、これが日本国内で受難の時代を迎えているとして、話題となっています。
ヤフーの検索急上昇ワードでも1位となっています。(19日18時現在)
室蘭のユースホステル
ユースホステルの施設数はこの10年間で99棟も減少し、昨年の利用客数はピーク時の10分の1、会員数は20分の1程度にまで落ち込んだということです。減少の背景には、最近の客層が、他の客との交流を望みつつ、プライバシーを重視する傾向が以前より高くなったことにあると考えられています。
日本YH協会(東京)によると、昨年末現在の全国のYH数は220棟。1974年末の587棟をピークに減少を辿っています。73年に341万人いた利用客数も昨年は10分の1近い38万7千人に。国内外のYHで割引特典がある会員の数は、72年末の63万4千人から3万5千人に減少しました。
日本協会の広報担当、池田和誠さんは、YHの苦戦の原因として、安い宿全体の数が増えたことや、インターネットの普及で安い宿探しが容易になり、ネットワークを持つ、YHが必ずしも有利ではなくなったこと、YHの建物が老朽化したこと、運営側が高齢化し、後継者も不足しているなどを主な理由として挙げています。
ちなみにユースホステルとは、ドイツで生まれた世界的な「旅の宿」ネットワークのことで、だれもが安全に楽しく、そして経済的に旅ができるようにと考えられたものです。
宿泊料金は日本の場合、1泊 3200円前後(2食付で5000円程度)。部屋は基本的に男女別の相部屋で、1部屋が4人から8人ぐらい。2段ベッドの洋室(日本では畳部屋もあり)が一般的となっています。
ユースホステルの室内
日本では、現在、先述の通り、約220ほどありますが、世界では、80カ国、4000のユースホステルが存在しています。
ユースホステルを利用するには、会員証が必要で、各都道府県にあるユースホステル協会または最寄りのユースホステル案内所、全国のユースホステルにて、簡単な手続きで会員証が取得できます。この会員証は、世界共通で、日本で取得すればどこの国のユースホステルでも有効になります。
ユースホステルは一人旅でも男女問わず、もちろんOK。基本的には男女別の部屋に別れているが、家族やグループでの個室利用も可能だ。最近では多様化するニーズに応えて、1泊2食付5800〜6500円程度で1人〜6人の定員、家族やグループによる一室利用も可能な、ユースゲストハウスというものも登場しています。
最近の日本では、若年層のユースホステル利用者は減少傾向にあり、かつてはあまり見られなかった高齢者、家族連れの利用が多くなっているようです。また、海外旅行中の外国人が利用するケースも増えています。
“お金がなくても自由気ままに旅ができるのは若者の特権”、“見知らぬ土地で見知らぬ人と触れ合うのが旅の醍醐味”、などと言われていた時代から、他人の干渉を嫌がる時代へと移り変わりをユースホステルが如実に反映しているようですね。
今後、ますます減少していくかもしれませんが、古き良き時代を残すためにも、生き残りを懸けて頑張って欲しいですね。
実は、「ユースホステル」(YH)とは、世界最大級の宿のネットワークなのですが、これが日本国内で受難の時代を迎えているとして、話題となっています。
ヤフーの検索急上昇ワードでも1位となっています。(19日18時現在)
室蘭のユースホステル
ユースホステルの施設数はこの10年間で99棟も減少し、昨年の利用客数はピーク時の10分の1、会員数は20分の1程度にまで落ち込んだということです。減少の背景には、最近の客層が、他の客との交流を望みつつ、プライバシーを重視する傾向が以前より高くなったことにあると考えられています。
日本YH協会(東京)によると、昨年末現在の全国のYH数は220棟。1974年末の587棟をピークに減少を辿っています。73年に341万人いた利用客数も昨年は10分の1近い38万7千人に。国内外のYHで割引特典がある会員の数は、72年末の63万4千人から3万5千人に減少しました。
日本協会の広報担当、池田和誠さんは、YHの苦戦の原因として、安い宿全体の数が増えたことや、インターネットの普及で安い宿探しが容易になり、ネットワークを持つ、YHが必ずしも有利ではなくなったこと、YHの建物が老朽化したこと、運営側が高齢化し、後継者も不足しているなどを主な理由として挙げています。
ちなみにユースホステルとは、ドイツで生まれた世界的な「旅の宿」ネットワークのことで、だれもが安全に楽しく、そして経済的に旅ができるようにと考えられたものです。
宿泊料金は日本の場合、1泊 3200円前後(2食付で5000円程度)。部屋は基本的に男女別の相部屋で、1部屋が4人から8人ぐらい。2段ベッドの洋室(日本では畳部屋もあり)が一般的となっています。
ユースホステルの室内
日本では、現在、先述の通り、約220ほどありますが、世界では、80カ国、4000のユースホステルが存在しています。
ユースホステルを利用するには、会員証が必要で、各都道府県にあるユースホステル協会または最寄りのユースホステル案内所、全国のユースホステルにて、簡単な手続きで会員証が取得できます。この会員証は、世界共通で、日本で取得すればどこの国のユースホステルでも有効になります。
ユースホステルは一人旅でも男女問わず、もちろんOK。基本的には男女別の部屋に別れているが、家族やグループでの個室利用も可能だ。最近では多様化するニーズに応えて、1泊2食付5800〜6500円程度で1人〜6人の定員、家族やグループによる一室利用も可能な、ユースゲストハウスというものも登場しています。
最近の日本では、若年層のユースホステル利用者は減少傾向にあり、かつてはあまり見られなかった高齢者、家族連れの利用が多くなっているようです。また、海外旅行中の外国人が利用するケースも増えています。
“お金がなくても自由気ままに旅ができるのは若者の特権”、“見知らぬ土地で見知らぬ人と触れ合うのが旅の醍醐味”、などと言われていた時代から、他人の干渉を嫌がる時代へと移り変わりをユースホステルが如実に反映しているようですね。
今後、ますます減少していくかもしれませんが、古き良き時代を残すためにも、生き残りを懸けて頑張って欲しいですね。
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