もう少し頑張ってみよう

出資馬クロスパールの近況です。

19/2/13 　勢司厩舎

１３日はゲート練習中心のメニューを行いました。

「課題を見せたゲートの確認に注力しています。

慌ててやると馬が対応できずにパニックになり、

嫌なイメージを植え付けかねませんから

段階を踏みながら少しずつ進めています。

まずはゲートの近くに連れていき

場に慣らしていくとイレ込みや発汗はだいぶ落ち着いてきました。

その後は後ろ扉に鼻面をつけるくらいの距離で駐立させて

慣らしたところ穏やかに対応できるようになっています。

そして今日はゲートの中に入れるところまで行いました。

無理矢理押し込むようなことはせず、少し促しただけ。

その時に反発してしまうようだと良くありませんが、

自発的に入ってくれました。

そのあとも大人しくできていましたし、ここまでは問題ないですね。

あとはこの後をどうするかですね。

このまま練習を重ねて再試験を受けてから放牧に出す形を採るか、

今のうちにいったん出しておいて

レースへ向かえる態勢をつくったうえで戻し、

再試験を受けてそのまま競馬へ行くのかが大まかなパターンになるので、

今後の様子を見つつ牧場と相談しながら判断していきます」

（勢司師）





精神面が良化すれば上のクラスでも十分、通用すると思いますが

まずは未勝利脱出が課題ですね。

出資馬クロスパールの近況です。

19/2/6 　勢司厩舎

６日は軽めの調整を行いました。

「先週はご心配とご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

左前脚に軽く擦り傷ができているものの

現時点でそれが悪さするようなことはありません。

ただし、全体的に歩様が少し硬くなっているように見えます。

おそらくゲートを潜ってハマってしまった時に

気にしてしまったのだと思いますが、

キ甲あたりを触ろうとすると敏感に反応するので、

そういったことも影響して全体的に動きが硬く見えるのかもしれません。

動かしていけば解れてくるので大事には至っていないのでしょうが、

用心して見ていきます。

レースを走っていないので既に乗り運動を始めていて、

今日はゲートへ行き場所に慣らしました。

レース前もほぼ毎日ゲート練習はしていて

特に問題はなかったものの、

課題を見せた以上は継続して確認していかなければいけないので

練習していきます。

再試験はひと月の出走停止処分が明けてからでないと受けられないので、

いったん放牧に出すかどうかも含めて状況を見ながら検討させてください」

（勢司師）





怪我のほうは問題無さそうですが、

精神面の良化が見られないと、次走も厳しいかもしれませんね。

出資馬クロスパールの近況です。

19/2/3 　勢司厩舎

３日の東京競馬では発馬機内で暴れて

馬体を負傷したため競走除外となりました。

「返し馬は考えていたほど暴走することはなく、

我慢が利き、いくらかリラックスしていたように思えました。

しかし、輪乗りの最中から

段々と首まわりの汗が目立ってきていました。

何とか大丈夫かな…と思いながらゲートへ向かったのですが、

入る前に立ち上がり、入ってから

最初はできていた我慢が途中からできなくなり、

まわりの動きにも影響を受けたのか苦しくなって潜ってしまいました。

チャンスの大きい馬と期待をしていただけに残念でなりません。

走らせてあげられず申し訳ありません」

（ブロンデル騎手）

「ジョッキーに事前によく話をしておき、

何とかなだめながら行けたのでしょうが、

それでも苦しさは溜まっていたのでしょう。

そして、レースを一度経験した分だけより

キツかったのかもしれません。

入る前から嫌がる素振りを見せていて、

ゲートイン直前で余計に辛くなり、

駐立時にまわりの馬の動きに影響を受けて潜ってしまったようです。

人を頼らないとどうしようもないという精神状態になって

厩務員を追いかけてしまったのであればかなり厄介ですが、

そこまでではないようです。

もちろんレースまでたどり着けなかったわけですから

何とかしなければいけません。

それに、再試験も課されたので

状態面と相談しながらどうしていくか検討していきます。

申し訳ありません」

（勢司師）

返し馬は何とか無事に行うことができましたが、

残念ながらゲートの課題がここで出てしまい、

ひと月の出走停止ならびにゲート再審査が課されてしまいました。

まずは負傷によるダメージがいかなるものか、

そしてメンタル面の変化もよく確認した上でいったん放牧に出し、

今後に向けた調整をしていきます。





レースは競争除外という結果になってしまいました。

ゲートの下から出ようとして変な状態で長時間いましたので

体へのダメージが心配ですね。

ひと月の出走停止とゲート再審査というのも痛いですね。

次走は最低でも４月以降になりますし、

同じく出資馬だったアンジュシャルマンが似たような形で怪我をして

復帰に時間が掛かるとの事で引退しています。

力はあるのでなんとか勝ち上がらせてあげたいですが

ちょっと時間が掛かりそうです。

出資馬クロスパールの近況です。

19/1/31 　勢司厩舎

２月３日の東京競馬（３歳未勝利・牝馬限定・ダ１６００ｍ）

にブロンデル騎手で出走いたします。





ブロンデル騎手は中山開催では

人気より着順が悪いレースが多かったですが

東京開催になって人気以上の着順が多くなってます。

日本競馬に慣れてきたのでしょうか。

前走２着のクロスパールを上手く騎乗して

日本競馬で初勝利をして欲しいですね。

出資馬クロスパールの近況です。

19/1/30 　勢司厩舎

３０日は美浦北Ｃコースで追い切りました

（７０秒１−５４秒８−４０秒１−１４秒１）。

「相変わらず馬場入り時の気持ちの高揚の仕方は気がかりですが、

走り出すとそれほどではありません。

むしろその気持ちをエネルギーにして走るタイプなので、

そこを長所と捉えながら日々の調教に取り組んでいます。

今朝の追い切りも北のＣコースで行ったのですが、

先週しっかりやっているので

今週は元々そこまでやるつもりはなかったから調整に支障はないものの、

体力があまりなく、非力な馬だからか

パサパサの乾いたダートをちょっと苦にしたようで

シュッとは反応できませんでした。

前走の走りからいいものは持っていると思いますし

期待する気持ちももちろんありますが、

現状ではまだ粗削りな面が多分に残っているので、

如何に心身の状態を整え、

そして成長させながら走らせていけるかが大事と考えています。

前回上手に乗ってくれた丸山ジョッキーが乗れないのは残念ですが

今回はブロンデルジョッキーにお願いをすることにしたので、

事前に返し馬のことなどよく話をしたうえで

送り出したいと思っています」

（勢司師）

２月３日の東京競馬（３歳未勝利・牝馬限定・ダ１６００ｍ）

にブロンデル騎手で出走を予定しています。





前走の自身のコメントから

丸山騎手が連続騎乗するとは思えませんでしたが

ブロンデル騎手との事です。

あまり評判が良くない騎手ですが

意志疎通が上手くいってないとの事ですので

今回は事前によく話をしてくれるとの事ですので

いい結果を出して欲しいですね。

出資馬クロスパールの近況です。

19/1/23 　勢司厩舎

２３日は美浦北Ｃコースで追い切りました

（６９秒９−５４秒５−４０秒２−１２秒９）。

「先週はデビュー時と同じように

南のＤコースで追い切って楽走していましたが、

今週からそのＤコースが改修工事に入り

しばらく使えなくなることから、

先週の追い切り後に北のＣコースに入れておいて

今週からの追い切りに備えて慣らしておきました。

北でも南でも、レースの時と同じく調教時も

返し馬ではカーとしてしまうのですが、

いったん落ち着かせたあとに速いところを行う分には

特に問題はなく、行き出すと軽快な脚取りで駆けていましたね。

一回使って気持ちの昂ぶりはあるものの

今はその気持ちが走る方へ向けられており、

大丈夫と言える状況にありますよ。

この後も心身のバランスに気を遣いながら調整し、

来週の牝馬限定戦へ向かえればと思っています」

（勢司師）

２月３日の東京競馬（３歳未勝利・牝馬限定・ダ１６００ｍ）

に出走を予定しています。





この世代の２頭が東京で２走目を走りそうです。

こちらは同じ距離ですが牝馬限定戦ですので

ここは前進しないとまずいですね。

騎手は誰になるのでしょうか。

前走、騎乗してくれた丸山騎手は

”頭はかなり怪しいですから”とのコメントですので

騎乗してくれないでしょうね。

出資馬クロスパールの近況です。

19/1/17 　勢司厩舎

１６日は軽めの調整を行いました。

１７日は美浦南Ｄコースで追い切りました

（６８秒５−５２秒８−３９秒１−１３秒２）。

「天栄にも見に行っていましたが、

先週入ってきてからの状態を確認したところ、

コンディション自体は悪くないものの

一度競馬を経験した分のストレスは増しているように感じました。

ただ、多少気持ちが昂っていても

苦しくなりすぎてどうにもならないレベルではなく、

むしろ気持ちで走るタイプとも言え、

この良さを程よいレベルで保っていきたいです。

今のところ走ることに関してはマイナスになっていませんが、

それでも行き過ぎるとノーコントロールになってしまいかねませんし、

酷いケースで言えば走ることが

嫌いになってしまう可能性も考えられるので丁寧に接していきます。

コースに入ると

どうしても気持ちが入ってしまうのは仕方がないことですが、

角馬場では落ち着かせてリラックスし、

少しでもいいハミ受けができるように努めていますよ。

今日は追い切りはさすがに楽に動きますね。

相手が競馬未経験の新馬だったのですが、完全に優勢の脚色でした。

この後も程よく調整しながら心身を整えて

再来週の競馬を目指していくつもりです」

（勢司師）

２月３日の東京競馬（３歳未勝利・牝馬限定・ダ１６００ｍ）

に出走を予定しています。





次走の予定が出ました。

前走は２着ですが、勝ち馬とはかなりのタイム差はあります。

牝馬限定戦でその辺りを詰めて欲しいですね。

出資馬クロスパールの近況です。

19/1/10 　勢司厩舎

１０日に美浦トレセンへ帰厩しました。

「火曜日に天栄へ行って状態を確認してきましたが、

東京での出走を考えられそうな状況にあるということでした。

やり出せば仕上がり早の馬ではあると思うので、

今週中に入れておけば２週目か３週目あたりを

考えられる可能性も出てくるので、

急遽調整をして今日連れて来ることにしました。

こちらでのテンション面の変化や口向きなどを確認しながら

少しずつ進めていきます」

（勢司師）

出資馬クロスパールの近況です。

19/1/8 　ＮＦ天栄

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、

日によっては坂路で

ハロン１３〜１５秒のキャンター調整を取り入れています。

「年末年始も変わりはなく、

日によってはしっかりと負荷を掛けて動かしていました。

一度使った後でも精神面はこの馬なりに保てていると思いますし、

ここまでは何とかうまく来ていると言えそうです。

今朝、勢司調教師が来場された際に話をして、

このままならば予定通り東京開催での出走を

目指していくことになりました」

（天栄担当者）





次走は予定通り東京開催になりそうです。

前走と同じ条件になると思いますが、

血統的には中距離も合いそうです。

ダート２１００ｍ戦に出走もあるかも知れませんね。

出資馬クロスパールの近況です。

18/12/25 　ＮＦ天栄

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、

日によっては坂路で

ハロン１４〜１５秒のキャンター調整を取り入れています。

「先週から坂路入りしていますが問題なかったので、

徐々に進めています。

今朝は少し速めて３ハロン４０秒の時計を出してみましたが、

手応え的にはやや強めと言ったものです。

使う前から大きく変わった印象こそないものの、

悪くなってはいないように思えるので、

何とかこのまま進めていきたいですね。

順調ならば東京開催を目指していきたいです。

馬体重は４２８キロです」

（天栄担当者）





次走は前走で２着にきた東京開催を目標みたいです。

今度は先頭でゴールして欲しいですね。