もう少し頑張ってみよう

出資馬メイレンシュタインの近況です。

20/10/25 　勢司厩舎

２５日の東京競馬ではまずまずのスタートから先団のインにつける。

直線へ向いて馬群の間を突こうとしたが思うほどの伸びはなく７着。

「前回はレースへ向かう過程で

バタついてしまうシーンがありましたので、

そのあたりがまずどうかと思って慎重に接していましたが、

トータルで見ると落ち着きを保てていたと思います。

前後のレースの馬同士が重なって入り組むシーンがあるのですが、

その時にちょっと煩くなったくらいで、

あとは我慢できていたと思います。

レース後、北村とも話をしたのですが、

“いざゲートに入って競馬へ向かう時には鳴かずに集中できていたし、

調教ではかなり左へ行ったけれども、

競馬では多少あるけれどいざ追い出してから

極端に行き過ぎることはありませんでした。

ひとつずつ覚えているような印象があるので、

そういう点では決して悪くはないと思います”

ということを言ってくれました。

鳴くことはまだするけれど、

競馬を間近に控えた状況で集中できていたという点は

いいことかと思います。

また、走りのバランスが良くない馬ですけれど

競馬では比較的上手に対応できていた点も悪くないでしょう。

気になった点を挙げれば、

いくらか力みが見られたようにも感じたので、

道中でもう少しリズムよく走ることができていれば

ということでしょうか。

走りから、瞬発力に長けたタイプではないので

ある程度の位置から運ぶこと自体は間違っていないと思うのですが、

力みがロスとなり、最後は辛くなってしまったのだと思います。

前回は終いにかけて伸びてきていたので、

比較すると物足りなく映るかもしれませんが、

経験して精神的に成長が見られた点は評価してあげたいので、

この流れで心身ともに成長を図り、

より良い競馬ができるように変えていきたいです」

（勢司師）

前走は直線最後までジリジリと伸びてきましたし、

あの走りができれば

さらに前進できるのではないかという期待を持てました。

今回はまずまずのスタートを切っていい形で乗れていましたから

悪くないかと思えたのですが、

残念ながら直線ではグッと来るところはありませんでした。

心身ともに幼さのほうが目立っている現状ですが、

実戦を一度経験してメンタルが溢れてしまうことなく

集中できていた点は評価できるのではないでしょうか。

今後も経験を積みつつ成長を図り、

良い走りができるようになっていってほしいと願っています。

この後についてはレース後の状態を確認してから判断していきます。



20/10/28 　勢司厩舎

２８日は軽めの調整を行いました。

「先週はいい結果を出すことができず申し訳ありませんでしたが、

北村の話もあったように、

刺激を受けながらも前に進めていることを確認できた一戦でしたので

ネガティヴに捉えすぎる必要はないのではないかと思っています。

今はまだ対応できるだけの気力、

体力が備わり切れていないということでもあると思いますし、

調教、実戦の経験を積み、

牧場でケアをしてもらってという形を繰り返していきながら

ベースアップを図って

いい成績を出していけるように持っていければと思っています。

脚元、特に右前脚は負担がかかりやすいと思っている箇所なので

気をつけて確認していますが、

大きなダメージまでには至っていなそうです。

繋靱帯部に疲れが出がちですが軟腫程度で済んでいるので、

無理せずケアの期間を設けたうえで

改めて次走を目指していければと考えています」

（勢司師）





レースは７着でした。

まだ競馬を覚えている状況みたいですね。

次走、次々走と良くなっていって欲しいです。