2019年11月12日
ホストマザーは女子大生?
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Hallo
こんにちはニールです。僕は今週から、ドイツのノードライン=ヴェストファーレン州の村でウーファーとして暮らしています。
ウーファーって何ぞやというご紹介
今回は、家庭内の様子についてご紹介します。
ホストマザーは女子大生
タイトルにもあるように、この家のホストマザーは大学生なんです。
30歳くらいで子どもも3人いますが、それでも大学に行くことができています。ドイツではこういった大学生が結構います。
これはどういうことかというと…
大学の就学スタイル
ドイツの大学にはTeilzeit Studiumという制度があり、簡単に言ってしまえば定時制のようなものです。
この制度は専攻ごとに可能か不可能かありますが、多くの専攻でこのスタイルで大学に行くことができます。
ただ就学期間は長くなります。例えば6学期(3年)で卒業できる学問が12学期(4年)になります。
授業に出られる時間が少ないため相対的に期間も長くなっているのが特徴です。大体半分くらいになります。
またこの制度は、子持ちの学生以外にも、1度就職した人が退職することなく大学に行くこともできます。
他にも下記のような大学の通い方があります。
半分就職した状態で大学生
これは正確にはDuales Studiumと言い、大学に通いながら職業訓練も並行して行う就学方法です。(二重専攻もこう表記される場合があります。)
大学が企業とタッグを組んで行われることもありますし、企業がこれをバックアップしている場合もあります。
これも大学の就学はTeilzeit Studiumとなり、それ以外の時間は職業訓練になります。
つまり半分就職した状態で就学をするわけです。(詳しくは別の機会で紹介します。)
学士論文に半年?
話がそれてしまいましたが、大学を卒業するときに必要なのが学士論文ですね。
この家のホストマザーも今ここまで来ているので、大学に行くことはほとんどないようです。
むしろ授業はもうありませんから大学に行く必要はないんです。その期間はなんと半年!
卒業する前に半年間、論文に費やすのです。専攻などにもよって異なりますが、ホストマザーは50ページの論文を書くそうです。
学期の終わりごとにも15ページ程度の論文を出さなければならないそうで、これだけ書けばそのまま出版できるじゃんとまで思いました(笑)
ちなみにこの期間は、部屋や図書館にこもって本当にたくさんの文献などを読み漁る必要があるので、普段シェアハウスをしていたりアルバイトをたくさんしている人でも、この期間だけ親元に戻ることが多いです。
このホストファミリーは、このために祖母が家事などをバックアップしています。そしてウーファーが農業の仕事を手伝い、僕が子どもの面倒を見ています。
普通の学生以上に忙しいホストマザーですが、僕のことも気にかけてくれ、いろいろ教えてくれるので僕も全力で応援できたらと思っています。
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