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2017年09月08日
【ブルーレイ映画ソフトレビュー】エントラップメント / ENTRAPMENT (動画付)
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1999 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
※DVDのレビューはこちら
■リリース:
発売:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
時間:113 min
レーティング:PG-13
発売日:2007年5月18日
■映像:
コーデック: MPEG-2
解像度: 1080p
アスペクト: 2.35:1(シネスコ)
■オーディオ:
English: DTS-HD Master Audio 5.1ch 48khz 24bit
Japanese: DTS 5.1ch 48khz
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面1層 (1 BD-25GB)
■リージョン:
Region A
■最大ビットレート(おおよそ)(MPEG-4 H.264上限:54Mbps):
36Mbps
■平均ビットレート(おおよそ):
18Mbps程度で推移し低め
■映画用フィルムの現像マスタ:
35mmプリント
■映画マスタリング(35mmフィルム)、マスタリング):
DeLuxe,UK
※本作品は制作年の関係で、35mmプリント上映のため、DIの定義がない時代で未制作。
DVDやBlu-Ray用のマスタ制作については情報なし。
■映画音響スタジオ(Sound Mix)(サウンドトラック除く):
Air Studios
■制作背景
制作予算は66億円/100円換算で、興行収入は211億円とヒット作です。
撮影は、イギリス、アメリカ、マレーシアで、各国の空気感や色温度が結構違います。
★その他:
フォックスのBlu-Rayソフト発売は、2006年11月10日が第一弾で、本ソフトはそれから半年後のリリースとなり、かなり初期作品になります。
コーデックも現在のMPEG-4 AVCではなく、MPEG-2とDVD時代のコーデックとなっています。
本作の最初のメディアリリースは、2000年発売のDVDです。
Blu-Rayはその7年後の発売となります。
DVDよりは良いBD黎明期のクオリティ。
■監督:ジョン・アミエル(ジャック・サマースビー、コピーキャットなど)
■出演者:
・ショーン・コネリー / Sean Connery
・キャサリン・ゼタ=ジョーンズ / Catherine Zeta-Jones
・ビング・レイムス / Ving Rhames
【画質】
■映像マスタ:
DVDの映像とかなり似ているため、同じものを使っている可能性が高いです。
特にDVDと同じ悪い特徴として、車のフロントガラスや夜景での人肌を照らす水色が透明感なく塗っているような表現はDVDとほぼ同じです。
DVD時代から気になっていましたので、少なくともマスタのインターメディトフィルムは同じです。
その後のテレシネによる1Kレベルのデジタルマスタが、DVDマスタとすると、本Blu−Rayマスタも同じなのかもしれません。
インターメディトフィルムから新しくHDマスタをテレシネしたと考えると、無加工で単にデジタル化してもフィルムの質感や色味などは必ずDVDと変わるはずです。
本BDソフトはDVDと解像度以外の特徴はほぼ同じです。
そのため、考えられるのは、シンプルに本BDソフトは1KレベルのDVDデジタルマスタを2Kにアップコンバートして使われていると考えた方が自然です。
それでDVDとほぼ同じ映像になっている理由が判ります。
■映像総評:
DVDにそっくりで、解像度がDVDほど甘くならない程度に改善し、輪郭補正が少ない自然な表現になっている点以外はほぼDVDと同じです。
ただし、120インチ大画面または55インチTVでも4Kアップコンバートして観れば、DVD的な粗を気にせず十分に観れます。
DVDを4K環境で比較して観ても、明らかにこちらのBDソフトのほうが優位でした。
・解像感:
マスタのインターメディトフィルム自体が何段階も落ちたフィルムの影響で、描写は甘くなっています。
精細感のある最新BDとは違い、アナログテイストな解像感で、DVDよりは良いため、気にするほどではありません。
・ノイズ感:
マスタのインターメディトフィルム自体が何段階も落ちたフィルムの影響で、各段階のフィルムのノイズが重なっています。
その影響でフィルムグレインの粒状性が大きめで黒い粒子が多めに乗っています。
ただし、輪郭を崩すほどのノイズではないため、シャープさは保っています。
デジタルノイズは、DVDでは結構目立ちましたが、本ソフトはデジタルによるノイズはほぼ感じません。
・鮮度感:
空気感などマスタプリントの影響で、ベタ塗り風で実在感は感じにくい表現です。
一見して古めの映像とわかる鮮度です。
・階調性:
DVD時代の階調性で、暗部は黒浮き気味だったりつぶれたりしています。
・カラー:
DeLuxe社による色の鮮度は各種プリントを経て、薄く曇っています。
マスタプリントそのものの出来が良くないためです。
【音質】
■音響マスタ:
映像と同じで、DVDとよく似ています。
恐らく映像と同じで音声マスタも同じです。
ミックスやチャンネル配置など全く同じだと思います。
音声マスタを非圧縮にして音圧を変えて、HiDefエンコードしたものと思われます。
CDの音圧アップによるリマスタ(実際はリマスタではありませんが)と同じ考え方かと思います。
■音響総評:
英語DTS-HD Master Audio 5.1chによるエンコードにあわせ、音圧がアップしています。
チャンネルバランスはDVDと同じですが、音圧が増したので包囲感はアップしています。
この点がDVDとの大きな違いです。
情報量や音色はほぼ変わりはありません。
・ダイナミックレンジ(広さと偏り):
音圧アップとDTS-HDエンコードによる非圧縮音声となり、レンジは広がっています。
・バランス(チャンネルと音域):
チャンネル配置や中低域寄りの音域は、DVDと同じです。
音圧が上がった分、包囲感が増し、マルチチャンネル感を感じやすくなっています。
・情報量(台詞、SE音、音楽):
音楽中心のサウンドデザインで、スタイリッシュさを出そうとしている意図を感じます。
製作費をかけただけあり、丁寧なSE音や環境音をマルチチャンネルに配置してあり、音量は低めですがちゃんとしています。
台詞は同録の音がそもそもレンジが狭く感じ、浅い表現になっています。
・鮮度感(音像感と音場感含む):
1音1音の粒立ちや伸びは頭打ちで、リミッターが効いているというよりは古めのこもりが感じられるCDの音風です。
角が丸まっている音で切れよりは迫力で押してくる音です。
音像感より音場感が強めのSE音と音楽のため、映画館風の聴こえ方をします。
・サラウンド(移動感含む):
音楽が強い関係で、マルチチャンネルにも音楽が強い音響配置です。
そのため、環境音などは弱めで、埋もれがちです。
音圧アップの影響で、音楽による包囲感があります。
移動感や音のリアリティはほぼありません。
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
DVDよりは良くなっていますが、HD時代以前の映像と音声です。
管理人は好きな映画だったのでDVDからBDに買い替えましたが、クオリティはアップし大画面でも大丈夫なので良しとしました。
古めの映像でDVDと同じマスタのアップコンバート版(恐らく)とは言え、品位のある映像は評点以上に好印象です。
決して悪い仕上がりのソフトではないことを付け加えておきます。
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
レビュー基準についてはこちら
1999 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
2016 Sony Corporation, Sony Marketing Inc. All rights reserved.
2015 Sony Corporation, Sony Marketing Inc. All rights reserved.
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2018 Panasonic UK & Ireland
【セカイモン:eBayの日本語仲介サイト】
【JBL公式通販サイト】
【AVアンプ】
【サウンドバー】
【ハイレゾ ヘッドホン】
1999 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
※DVDのレビューはこちら
ソフト情報
■リリース:
発売:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
時間:113 min
レーティング:PG-13
発売日:2007年5月18日
■映像:
コーデック: MPEG-2
解像度: 1080p
アスペクト: 2.35:1(シネスコ)
■オーディオ:
English: DTS-HD Master Audio 5.1ch 48khz 24bit
Japanese: DTS 5.1ch 48khz
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面1層 (1 BD-25GB)
■リージョン:
Region A
■最大ビットレート(おおよそ)(MPEG-4 H.264上限:54Mbps):
36Mbps
■平均ビットレート(おおよそ):
18Mbps程度で推移し低め
■映画用フィルムの現像マスタ:
35mmプリント
■映画マスタリング(35mmフィルム)、マスタリング):
DeLuxe,UK
※本作品は制作年の関係で、35mmプリント上映のため、DIの定義がない時代で未制作。
DVDやBlu-Ray用のマスタ制作については情報なし。
■映画音響スタジオ(Sound Mix)(サウンドトラック除く):
Air Studios
■制作背景
制作予算は66億円/100円換算で、興行収入は211億円とヒット作です。
撮影は、イギリス、アメリカ、マレーシアで、各国の空気感や色温度が結構違います。
★その他:
フォックスのBlu-Rayソフト発売は、2006年11月10日が第一弾で、本ソフトはそれから半年後のリリースとなり、かなり初期作品になります。
コーデックも現在のMPEG-4 AVCではなく、MPEG-2とDVD時代のコーデックとなっています。
本作の最初のメディアリリースは、2000年発売のDVDです。
Blu-Rayはその7年後の発売となります。
DVDよりは良いBD黎明期のクオリティ。
キャスト情報
■監督:ジョン・アミエル(ジャック・サマースビー、コピーキャットなど)
■出演者:
・ショーン・コネリー / Sean Connery
・キャサリン・ゼタ=ジョーンズ / Catherine Zeta-Jones
・ビング・レイムス / Ving Rhames
映像クオリティ・レビュー詳細
【画質】
■映像マスタ:
DVDの映像とかなり似ているため、同じものを使っている可能性が高いです。
特にDVDと同じ悪い特徴として、車のフロントガラスや夜景での人肌を照らす水色が透明感なく塗っているような表現はDVDとほぼ同じです。
DVD時代から気になっていましたので、少なくともマスタのインターメディトフィルムは同じです。
その後のテレシネによる1Kレベルのデジタルマスタが、DVDマスタとすると、本Blu−Rayマスタも同じなのかもしれません。
インターメディトフィルムから新しくHDマスタをテレシネしたと考えると、無加工で単にデジタル化してもフィルムの質感や色味などは必ずDVDと変わるはずです。
本BDソフトはDVDと解像度以外の特徴はほぼ同じです。
そのため、考えられるのは、シンプルに本BDソフトは1KレベルのDVDデジタルマスタを2Kにアップコンバートして使われていると考えた方が自然です。
それでDVDとほぼ同じ映像になっている理由が判ります。
■映像総評:
DVDにそっくりで、解像度がDVDほど甘くならない程度に改善し、輪郭補正が少ない自然な表現になっている点以外はほぼDVDと同じです。
ただし、120インチ大画面または55インチTVでも4Kアップコンバートして観れば、DVD的な粗を気にせず十分に観れます。
DVDを4K環境で比較して観ても、明らかにこちらのBDソフトのほうが優位でした。
・解像感:
マスタのインターメディトフィルム自体が何段階も落ちたフィルムの影響で、描写は甘くなっています。
精細感のある最新BDとは違い、アナログテイストな解像感で、DVDよりは良いため、気にするほどではありません。
・ノイズ感:
マスタのインターメディトフィルム自体が何段階も落ちたフィルムの影響で、各段階のフィルムのノイズが重なっています。
その影響でフィルムグレインの粒状性が大きめで黒い粒子が多めに乗っています。
ただし、輪郭を崩すほどのノイズではないため、シャープさは保っています。
デジタルノイズは、DVDでは結構目立ちましたが、本ソフトはデジタルによるノイズはほぼ感じません。
・鮮度感:
空気感などマスタプリントの影響で、ベタ塗り風で実在感は感じにくい表現です。
一見して古めの映像とわかる鮮度です。
・階調性:
DVD時代の階調性で、暗部は黒浮き気味だったりつぶれたりしています。
・カラー:
DeLuxe社による色の鮮度は各種プリントを経て、薄く曇っています。
マスタプリントそのものの出来が良くないためです。
予告編
エントラップメント HD予告編(ソフトと同じクオリティではありません)
音声クオリティ・レビュー詳細
【音質】
■音響マスタ:
映像と同じで、DVDとよく似ています。
恐らく映像と同じで音声マスタも同じです。
ミックスやチャンネル配置など全く同じだと思います。
音声マスタを非圧縮にして音圧を変えて、HiDefエンコードしたものと思われます。
CDの音圧アップによるリマスタ(実際はリマスタではありませんが)と同じ考え方かと思います。
■音響総評:
英語DTS-HD Master Audio 5.1chによるエンコードにあわせ、音圧がアップしています。
チャンネルバランスはDVDと同じですが、音圧が増したので包囲感はアップしています。
この点がDVDとの大きな違いです。
情報量や音色はほぼ変わりはありません。
・ダイナミックレンジ(広さと偏り):
音圧アップとDTS-HDエンコードによる非圧縮音声となり、レンジは広がっています。
・バランス(チャンネルと音域):
チャンネル配置や中低域寄りの音域は、DVDと同じです。
音圧が上がった分、包囲感が増し、マルチチャンネル感を感じやすくなっています。
・情報量(台詞、SE音、音楽):
音楽中心のサウンドデザインで、スタイリッシュさを出そうとしている意図を感じます。
製作費をかけただけあり、丁寧なSE音や環境音をマルチチャンネルに配置してあり、音量は低めですがちゃんとしています。
台詞は同録の音がそもそもレンジが狭く感じ、浅い表現になっています。
・鮮度感(音像感と音場感含む):
1音1音の粒立ちや伸びは頭打ちで、リミッターが効いているというよりは古めのこもりが感じられるCDの音風です。
角が丸まっている音で切れよりは迫力で押してくる音です。
音像感より音場感が強めのSE音と音楽のため、映画館風の聴こえ方をします。
・サラウンド(移動感含む):
音楽が強い関係で、マルチチャンネルにも音楽が強い音響配置です。
そのため、環境音などは弱めで、埋もれがちです。
音圧アップの影響で、音楽による包囲感があります。
移動感や音のリアリティはほぼありません。
クオリティレビュー詳細
★総合クオリティ :72点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
DVDよりは良くなっていますが、HD時代以前の映像と音声です。
管理人は好きな映画だったのでDVDからBDに買い替えましたが、クオリティはアップし大画面でも大丈夫なので良しとしました。
古めの映像でDVDと同じマスタのアップコンバート版(恐らく)とは言え、品位のある映像は評点以上に好印象です。
決して悪い仕上がりのソフトではないことを付け加えておきます。
★映像クオリティ :69点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
解像感 :76点
ノイズ感 :68点
鮮度感 :68点
階調性 :70点
カラー :62点
★音声クオリティ :75点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
ダイナミックレンジ :84点
(広さと偏り)
バランス :72点
(チャンネルと音域)
情報量 :69点
(台詞、SE音、音楽)
鮮度感 :66点
(音像感と音場感含む)
サラウンド :82点
(移動感含む)
レビュー基準についてはこちら
商品ソフト紹介
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