2017年09月11日
【DVD映画ソフトレビュー】エントラップメント / ENTRAPMENT (動画付)
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1999 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
※Blu-Rayのレビューはこちら
■リリース:
発売:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
時間:113 min
レーティング:PG-13
発売日:2000年6月16日
■映像:
コーデック: MPEG-2
解像度: 480i
アスペクト: 2.35:1(シネスコ)
■オーディオ:
English: Dolby Digital 5.1ch 48khz
Japanese: Dolby Digital 5.1ch 48khz
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
DVD Disc
片面2層 (2 DVD-8.5GB)
■リージョン:
Region 2
■最大ビットレート(おおよそ)(MPEG-2上限:10.08Mbps):
8.5Mbps
■平均ビットレート(おおよそ):
7.5Mbps程度でまあ高めです。
■映画用フィルムの現像マスタ:
35mmプリント
■映画マスタリング(35mmフィルム)、マスタリング):
DeLuxe,UK
※本作品は制作年の関係で、35mmプリント上映のため、DIの定義がない時代で未制作。
DVDやBlu-Ray用のマスタ制作については情報なし。
■映画音響スタジオ(Sound Mix)(サウンドトラック除く):
Air Studios
■制作背景
制作予算は66億円/100円換算で、興行収入は211億円とヒット作です。
撮影は、イギリス、アメリカ、マレーシアで、各国の空気感や色温度が結構違います。
★その他:
なおBlu-Rayソフトは、2007年にリリースされ、DVDよりは品質が多少向上しています。
本DVDは2000年発売ですが、当時としてもあまり映像クオリティは高くない部類に入ります。
■監督:ジョン・アミエル(ジャック・サマースビー、コピーキャットなど)
■出演者:
・ショーン・コネリー / Sean Connery
・キャサリン・ゼタ=ジョーンズ / Catherine Zeta-Jones
・ビング・レイムス / Ving Rhames
【画質】
■映像マスタ:
Blu-Rayソフトのマスタと同じでマスタポジとなるインターメディトフィルムの質がそもそも良くないと思われます。
車のフロントガラスや夜景での人肌を照らす水色が透明感なく塗っているような表現はビデオテープを思わせる悪い仕上がりです。
そのインターメディトフィルムからのテレシネによる1Kレベルのデジタルマスタが、DVDマスタだと思われます。
■映像総評:
解像度は甘く、画調としては暗い映りです。
DVD特有の輪郭補正があり、エッジは太めです。
大き目の粒状性で粗い印象です。
・解像感:
マスタのインターメディトフィルム自体が何段階も落ちたフィルムの影響で、描写は甘くなっています。
・ノイズ感:
マスタのインターメディトフィルム自体が何段階も落ちたフィルムの影響で、各段階のフィルムのノイズが重なっています。
その影響でフィルムグレインの粒状性が大きめで黒い粒子が多めに乗っています。
ただし、輪郭を崩すほどのノイズではないため、シャープさは保っています。
デジタルノイズであるモスキートノイズや疑似輪郭、暗部ノイズなどが散見されます。
・鮮度感:
空気感などマスタプリントの影響で、ベタ塗り風で実在感は感じにくい表現です。
一見して古めの映像とわかる鮮度です。
・階調性:
階調性はそれなりにあって立体感も自然な表現ですが、暗部は黒浮き気味だったりつぶれたりしています。
・カラー:
DeLuxe社による色の鮮度は各種プリントを経て、薄く曇っています。
マスタプリントそのものの出来が良くないためです。
【音質】
■音響マスタ:
迫力指向のマルチチャンネル配置のホームシアター向けのDVD音響。
DVD用のミックスは丁寧に行われており、品質の良いマスタです。
■音響総評:
音楽と擬似SE音(人工的に作りだされた効果音)が中心の音響で、サラウンド感があります。
・ダイナミックレンジ(広さと偏り):
大味ながら、迫力を感じる音圧と要所での低域はDVD標準を上回ってます。
・バランス(チャンネルと音域):
チャンネル配置や中低域寄りの音域です。
高域は詰まっていて、全体として曇っています。
・情報量(台詞、SE音、音楽):
音楽中心のサウンドデザインで、スタイリッシュさを出そうとしている意図を感じます。
製作費をかけただけあり、丁寧なSE音や環境音をマルチチャンネルに配置してあり、音量は低めですがちゃんとしています。
台詞は同録の音がそもそもレンジが狭く感じ、浅い表現になっています。
・鮮度感(音像感と音場感含む):
1音1音の粒立ちや伸びは頭打ちで、リミッターが効いているというよりは古めのこもりが感じられるCDの音風です。
音像感より音場感が強めのSE音と音楽です。
・サラウンド(移動感含む):
音楽が強い関係で、マルチチャンネルにも音楽が強い音響配置です。
そのため、環境音などは弱めで、埋もれがちです。
移動感や音のリアリティはほぼありません。
(1〜85点)(DVDお勧めレベルは75点以上)
(1〜70点)(DVDお勧めレベルは60点以上)
DVD映像の満点は【HD画質】(地デジ平均):71点を超えない基準
(DVDお勧めレベルは85点以上)
レビュー基準についてはこちら
1999 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
【セカイモン:eBayの日本語仲介サイト】
【JBL公式通販サイト】
【AVアンプ】
【サウンドバー】
【ハイレゾ ヘッドホン】
1999 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
※Blu-Rayのレビューはこちら
ソフト情報
■リリース:
発売:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
時間:113 min
レーティング:PG-13
発売日:2000年6月16日
■映像:
コーデック: MPEG-2
解像度: 480i
アスペクト: 2.35:1(シネスコ)
■オーディオ:
English: Dolby Digital 5.1ch 48khz
Japanese: Dolby Digital 5.1ch 48khz
■字幕:
日本語、英語
■ディスク:
DVD Disc
片面2層 (2 DVD-8.5GB)
■リージョン:
Region 2
■最大ビットレート(おおよそ)(MPEG-2上限:10.08Mbps):
8.5Mbps
■平均ビットレート(おおよそ):
7.5Mbps程度でまあ高めです。
■映画用フィルムの現像マスタ:
35mmプリント
■映画マスタリング(35mmフィルム)、マスタリング):
DeLuxe,UK
※本作品は制作年の関係で、35mmプリント上映のため、DIの定義がない時代で未制作。
DVDやBlu-Ray用のマスタ制作については情報なし。
■映画音響スタジオ(Sound Mix)(サウンドトラック除く):
Air Studios
■制作背景
制作予算は66億円/100円換算で、興行収入は211億円とヒット作です。
撮影は、イギリス、アメリカ、マレーシアで、各国の空気感や色温度が結構違います。
★その他:
なおBlu-Rayソフトは、2007年にリリースされ、DVDよりは品質が多少向上しています。
本DVDは2000年発売ですが、当時としてもあまり映像クオリティは高くない部類に入ります。
エントラップメント 日本語公式予告編
キャスト情報
■監督:ジョン・アミエル(ジャック・サマースビー、コピーキャットなど)
■出演者:
・ショーン・コネリー / Sean Connery
・キャサリン・ゼタ=ジョーンズ / Catherine Zeta-Jones
・ビング・レイムス / Ving Rhames
クオリティ・レビュー詳細
【画質】
■映像マスタ:
Blu-Rayソフトのマスタと同じでマスタポジとなるインターメディトフィルムの質がそもそも良くないと思われます。
車のフロントガラスや夜景での人肌を照らす水色が透明感なく塗っているような表現はビデオテープを思わせる悪い仕上がりです。
そのインターメディトフィルムからのテレシネによる1Kレベルのデジタルマスタが、DVDマスタだと思われます。
■映像総評:
解像度は甘く、画調としては暗い映りです。
DVD特有の輪郭補正があり、エッジは太めです。
大き目の粒状性で粗い印象です。
・解像感:
マスタのインターメディトフィルム自体が何段階も落ちたフィルムの影響で、描写は甘くなっています。
・ノイズ感:
マスタのインターメディトフィルム自体が何段階も落ちたフィルムの影響で、各段階のフィルムのノイズが重なっています。
その影響でフィルムグレインの粒状性が大きめで黒い粒子が多めに乗っています。
ただし、輪郭を崩すほどのノイズではないため、シャープさは保っています。
デジタルノイズであるモスキートノイズや疑似輪郭、暗部ノイズなどが散見されます。
・鮮度感:
空気感などマスタプリントの影響で、ベタ塗り風で実在感は感じにくい表現です。
一見して古めの映像とわかる鮮度です。
・階調性:
階調性はそれなりにあって立体感も自然な表現ですが、暗部は黒浮き気味だったりつぶれたりしています。
・カラー:
DeLuxe社による色の鮮度は各種プリントを経て、薄く曇っています。
マスタプリントそのものの出来が良くないためです。
クオリティ・レビュー詳細
【音質】
■音響マスタ:
迫力指向のマルチチャンネル配置のホームシアター向けのDVD音響。
DVD用のミックスは丁寧に行われており、品質の良いマスタです。
■音響総評:
音楽と擬似SE音(人工的に作りだされた効果音)が中心の音響で、サラウンド感があります。
・ダイナミックレンジ(広さと偏り):
大味ながら、迫力を感じる音圧と要所での低域はDVD標準を上回ってます。
・バランス(チャンネルと音域):
チャンネル配置や中低域寄りの音域です。
高域は詰まっていて、全体として曇っています。
・情報量(台詞、SE音、音楽):
音楽中心のサウンドデザインで、スタイリッシュさを出そうとしている意図を感じます。
製作費をかけただけあり、丁寧なSE音や環境音をマルチチャンネルに配置してあり、音量は低めですがちゃんとしています。
台詞は同録の音がそもそもレンジが狭く感じ、浅い表現になっています。
・鮮度感(音像感と音場感含む):
1音1音の粒立ちや伸びは頭打ちで、リミッターが効いているというよりは古めのこもりが感じられるCDの音風です。
音像感より音場感が強めのSE音と音楽です。
・サラウンド(移動感含む):
音楽が強い関係で、マルチチャンネルにも音楽が強い音響配置です。
そのため、環境音などは弱めで、埋もれがちです。
移動感や音のリアリティはほぼありません。
クオリティレビュー詳細
★総合クオリティ :57点 / 85点
(1〜85点)(DVDお勧めレベルは75点以上)
★映像クオリティ :47点 / 71点
(1〜70点)(DVDお勧めレベルは60点以上)
DVD映像の満点は【HD画質】(地デジ平均):71点を超えない基準
解像感 :54点
(1〜73点)
ノイズ感 :42点
(1〜65点)
鮮度感 :44点
(1〜75点)
階調性 :52点
(1〜73点)
カラー :41点
(1〜68点)
★音声クオリティ :66点
(DVDお勧めレベルは85点以上)
ダイナミックレンジ :71点
バランス :68点
(音域)
サウンドデザイン :58点
(音色とCH配置)
情報量と鮮度感 :62点
(音像・音場感含む)
サラウンド :71点
レビュー基準についてはこちら
商品ソフト紹介
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【AVアンプ】
【サウンドバー】
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