2016年12月02日
「東京防災、耐震化チェックシート」新築時の要点
以前の記事の中でも耐震に関しての内容はありましたが、今回は「東京防災」からです。
「耐震等級」と「耐風等級」
「東京防災」の色々な災害リスクにたいして、どう対処して、どうして被害を少なくするかなど幅広く、そして、要約して掲載されています。
その項目の中で、これからマイホームの新築をする場合の耐震化・地震対策に関係ありそうな項目をピックUPしてみました。
東京防災には、12項目の内、新築時、設計時に関係する項目が4項目、1/3もあります。
□ 一面が窓になっている部分がある。
□ 和瓦、洋瓦などの比較的重い屋根葺材で、一階に壁が少ない。
□ 建物の平面がL字型やT字型で、凸凹の多い造りである。
□ 大きな吹き抜けがある。
木造住宅の耐震は、一定の強度を持った壁、耐力壁を一定量以上、配置することにより揺れに抵抗しるという対策をしています。
(この工法が全てでは有りません)
これは、法律で最低量も決められ、平屋、2階建て、3階建てではその耐力壁の量は異なります。
重量のかかる下階のほうが耐力壁の量は多くなります。
大きな窓を数多く配置するということは、耐力壁を欲しい位置に配置できなくなる可能性があるということにもなります。
吹き抜けもまた、構造上壁が無いためできる大きな吹き抜けですから、これもまた、耐力壁を欲しい位置に配置できないことになります。
古い、田舎の建物などでは、今でも南側に大きな縁側があり、全て掃き出し窓の全く壁の無い住まいもみかけます。
耐震という観点から見れば、大きな地震が来れば耐えれず破壊する可能性が高くなると思います。
この耐力壁は、色々な方向からの横揺れに対抗するために配置される関係上、真上から見たときの凸凹がある間取では、バランス良く配置できないことにもなります。
横から見た場合1F・2Fのくぼみや、出っ張り、オーバーハングがある場合にも、バランスをとるのが難しくなります。
残った、和瓦、洋瓦などの比較的重い屋根葺材ですが、建物の上部にある屋根が重いということは、さらに揺れに対する、抵抗力を確保する必要があり、耐力壁自体の強度や量をさらに増やさなくてはなりません。
と、こんな理由から、これからマイホームという方は、土地の制約ももちろんあると思いますが、各階の間取や、こんな家、こんな造りといろんな希望が出てくると思いますが、上記のようなことを頭の片隅に置いておいたほうが良いと思います。
では、実際の設計段階ではどうなのか、と言えば、ピンからキリまであると思ってください。
コンピューターで、耐力壁のバランスや強度を目的の耐震性能を満たすように、配置や必要量を適切に確保することも可能です。
一方、間取の、それぞれの階に基準以上の耐力壁を配置しただけでも、建築基準法では合格します。
それは、木造住宅がコンピューターでの強度計算や構造計算の知識が無くとも、「最低基準の数値や必要量さえ満たせば建てていいですよ。」というルールになっているからです。
その、最低基準の数値は、「地震の時に家が壊れない。」というためのものではなく、「家が潰れて命までは奪われないだろう。」→「家が歪んて斜めになっても倒れないで建っているだろう。」強度を確保しているだけです。
よってこれから建てようとする人は、間取や見た目も大事てすが、耐震性能はどの程度なのか、家全体の強度、バランスはどうなのか、具体的に数値や表として出力し確認したほうがベターだと思います。
それさえ出せないような業者等は信用する資料さえ無いということにもなります。
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「耐震等級」と「耐風等級」
「東京防災」の色々な災害リスクにたいして、どう対処して、どうして被害を少なくするかなど幅広く、そして、要約して掲載されています。
その項目の中で、これからマイホームの新築をする場合の耐震化・地震対策に関係ありそうな項目をピックUPしてみました。
東京防災には、12項目の内、新築時、設計時に関係する項目が4項目、1/3もあります。
□ 一面が窓になっている部分がある。
□ 和瓦、洋瓦などの比較的重い屋根葺材で、一階に壁が少ない。
□ 建物の平面がL字型やT字型で、凸凹の多い造りである。
□ 大きな吹き抜けがある。
木造住宅の耐震は、一定の強度を持った壁、耐力壁を一定量以上、配置することにより揺れに抵抗しるという対策をしています。
(この工法が全てでは有りません)
これは、法律で最低量も決められ、平屋、2階建て、3階建てではその耐力壁の量は異なります。
重量のかかる下階のほうが耐力壁の量は多くなります。
大きな窓を数多く配置するということは、耐力壁を欲しい位置に配置できなくなる可能性があるということにもなります。
吹き抜けもまた、構造上壁が無いためできる大きな吹き抜けですから、これもまた、耐力壁を欲しい位置に配置できないことになります。
古い、田舎の建物などでは、今でも南側に大きな縁側があり、全て掃き出し窓の全く壁の無い住まいもみかけます。
耐震という観点から見れば、大きな地震が来れば耐えれず破壊する可能性が高くなると思います。
この耐力壁は、色々な方向からの横揺れに対抗するために配置される関係上、真上から見たときの凸凹がある間取では、バランス良く配置できないことにもなります。
横から見た場合1F・2Fのくぼみや、出っ張り、オーバーハングがある場合にも、バランスをとるのが難しくなります。
残った、和瓦、洋瓦などの比較的重い屋根葺材ですが、建物の上部にある屋根が重いということは、さらに揺れに対する、抵抗力を確保する必要があり、耐力壁自体の強度や量をさらに増やさなくてはなりません。
と、こんな理由から、これからマイホームという方は、土地の制約ももちろんあると思いますが、各階の間取や、こんな家、こんな造りといろんな希望が出てくると思いますが、上記のようなことを頭の片隅に置いておいたほうが良いと思います。
では、実際の設計段階ではどうなのか、と言えば、ピンからキリまであると思ってください。
コンピューターで、耐力壁のバランスや強度を目的の耐震性能を満たすように、配置や必要量を適切に確保することも可能です。
一方、間取の、それぞれの階に基準以上の耐力壁を配置しただけでも、建築基準法では合格します。
それは、木造住宅がコンピューターでの強度計算や構造計算の知識が無くとも、「最低基準の数値や必要量さえ満たせば建てていいですよ。」というルールになっているからです。
その、最低基準の数値は、「地震の時に家が壊れない。」というためのものではなく、「家が潰れて命までは奪われないだろう。」→「家が歪んて斜めになっても倒れないで建っているだろう。」強度を確保しているだけです。
よってこれから建てようとする人は、間取や見た目も大事てすが、耐震性能はどの程度なのか、家全体の強度、バランスはどうなのか、具体的に数値や表として出力し確認したほうがベターだと思います。
それさえ出せないような業者等は信用する資料さえ無いということにもなります。
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