2024年06月12日
開幕した全日本大学野球選手権!! 日程/今秋ドラフト候補をチェック〜!!
全国26連盟、27チーム(九州地区大学野球連盟は北部と南部の2校)が出場する大学野球最大の大会となる、全日本大学野球選手権が6月10日に開幕しました。
そこで今回は、対戦カードや試合結果。プロ入りを狙う今大会、4年生のドラフト候補に注目します。
ここまで大会は2日間が終了。試合結果は以下のようになっています。
【試合結果】
◆第1日:6月10日(月)
神宮 第1試合 福井工業大 3−2 桐蔭横浜大 (1回戦)
神宮 第2試合 中 京 大 4−0 日本文理大
神宮 第3試合 中部学院大 3−2 東海大九州
東ド 第1試合 中央学院大 0−1 大阪商業大
東ド 第2試合 福 岡 大 3−5 九州産業大
東ド 第3試合 星槎道都大 0F9 仙 台 大
東ド 第4試合 佛 教 大 5−0 四国学院大
◆第2日:6月11日(火)
神宮 第1試合 天 理 大 8−1 東農北海道 (7 回コールド)
神宮 第2試合 共 栄 大 1−2 関西学院大
神宮 第3試合 青山学院大 8−1 福井工業大 (7回コールド)
東ド 第1試合 広島経済大 2−3 和歌山大学
東ド 第2試合 東日本国際 5−1 吉備国際大
東ド 第3試合 早稲田大学 1−0 大阪商業大 (延長10回)
続いては、ドラフト指名を目指す大学4年生には大きなアピールの場となる、今大会のドラフト候補です。
★ 今大会、4年生のドラフト候補!!
☆ 西川 史礁 外野手(青山学院大)
● 身長182cm 体重88s 右投右打 龍谷大平安高 ー 青山学院大
西川は、昨年の大会では全試合4番で出場して15打数7安打、1本塁打と見事な成績を残して、チームの全国制覇に大きく貢献。 また、今年3月の侍ジャパントップチームの強化試合に召集され、2試合で3安打を放ち、強烈なインパクトを残しました。この春は、厳しいマークの中でも3割を超える打率を残し、MVPとベストナインを受賞。ファーストストライクから積極的にフルスイングができ、スラッガーらしい打球の角度があります。
そして今大会、福井工大との試合では「4番・中堅」で先発出場して初回に四球で出塁。その後、2打席凡退で迎えた第4打席。4球目に投じられた低めの変化球をうまく中前に運び、打力の高さを見せました。今大会初安打となり、「あまり当たりはよくなかったが、1本出ただけでも違うのでほっとしています」とコメント。試合を視察した巨人・スカウト部主任は「雰囲気もあるし、やっぱりいい選手だなというのが一目見てわかった」と高評価しています。
☆ 渡部 聖弥 外野手兼三塁手(大阪商業大)
● 身長177cm 体重88s 右投右打 広陵高 ー 大阪商業大
渡部は、1年時から4年連続の出場。昨年の大会では、3試合で12打数8安打、1本塁打と好成績を残しました。しかしながら、今春のリーグ戦は、開幕から不振に陥り、打率.220と寂しい数字に終わってしまいました。
ただ、4月27日の京都産業大戦では、ほっともっとフィールド神戸のセンターバックスクリーンへ叩き込む満塁ホームランを放ち、改めて長打力を見せつけています。
西川の豪快に引っ張る打撃に対して、渡部はセンターを中心に広角に長打を放つことができる。春のリーグ戦の不振を吹き飛ばす打撃に期待したいところです。
そして今大会初戦の中央学院大との試合は「4番・中堅」で出場して4打数1安打でした。
視察したプロのスカウトは「スイングスピードが速く逆方向にも大きな打球を飛ばせる。中距離打者でDeNAの牧タイプ。遠投110メートルの強肩を生かした中堅の守備力もまずまずで、内野なら三塁と一塁が守れます」とのコメント。
その他の内野手をみると、捕手は印出太一(早稲田大・中京大中京)。
内野手は、荒巻悠(上武大・三塁手兼一塁手・祐誠)や浦田俊輔(九州産業大・遊撃手・長崎海星)、佐々木泰(青山学院大・三塁手・県岐阜商)、森翔太郎(中部学院大・三塁手・熊本工)が注目されています。
外野手は、江川輝琉亜(東農大北海道オホーツク・熊本工)をはじめ、平野裕亮(仙台大・山村学園)や吉納翼(早稲田大・東邦)、寺本聖一(広島経済大・広島商)がドラフト戦線に浮上。
なかでも、今春、評価を上げた選手は、荒巻と浦田。
荒巻は長打力が魅力の左のスラッガーで、春のリーグ戦は9試合で3本塁打、15打点で二冠王に輝いています。守備と走塁は目立たないものの、貴重な強打者タイプであり、スカウト陣の熱い視線を集めそうです。
一方の浦田は、高い守備力とスピードが光るショート。昨年12月の大学日本代表候補合宿に選ばれ、50メートル走では全体で3番目のタイムを記録。自慢の脚力が、そのまま守備にもよく生かされており、軽快なフットワークと巧みなハンドリングは大学球界トップクラス。
また、昨秋と今春のリーグ戦で4割を超える打率を残しており、ミート力が高く、今年の大学生ショートは、明治大の宗山塁(広陵)が目玉と見られていますが、それに続く候補は多くないため、浦田をマークする球団も多いと見られています。
◆ 投手の注目候補は・・
投手は、佐藤爽(星槎道都大・札幌山の手)をはじめ、加藤響(八戸学院大・金足農)や藤井優矢(東日本国際大・角館)、児玉悠紀(青山学院大・日大三)、菅原天斗(帝京大・仙台育英)、下堂翔史(日本文理大・開新)、広池康志郎(東海大九州キャンパス・都城農)らがドラフト候補に浮上しています。
なかでも、今春のリーグ戦で見事な成績を残した左腕の佐藤と児玉への注目度が高く、佐藤は昨年まで登板しない時は指名打者としてプレーしていた“異色の選手”。今春は投手に専念すると、5勝0敗、防御率0.47と圧倒的な成績を残して、チームをリーグ戦優勝に導きました。
ストレートは140キロ台前半が多いものの、フォームと投球スタイルが高橋尚成(元・巨人など)を彷彿とさせ、高い制球力と投球術が光ります。昨年の大会ではリリーフで2/3回を投げて3失点と悔しい全国デビューとなり、今年は、その悔しさを晴らしたいところ。
児玉は、今春のリーグ戦で開幕から4試合、28回2/3を無失点と抜群の安定感を誇り、4勝をマーク。防御率1.11で最優秀投手のタイトルも獲得。
ストレートは140キロ台前半が多い一方で、球持ちが長く、打者の手元で変化するスライダーは“必殺の武器”。昨年の大会は、常広羽也斗(現・広島)、下村海翔(現・阪神)がいたため、リリーフでの登板に終りましたが、今大会は、エースとしての活躍が期待されています。
このように、西川と渡部の両野手は、今秋のドラフト会議で上位指名の可能性が極めて高く、それ以外の選手は、今大会のプレーぶりで一気に浮上してくる選手が出てくることも十分に考えられます。
昨年は、青山学院大学が18年ぶり5回目の優勝を果たし、主将としてチームを束ねた常廣羽也斗は、大会MVPと最優秀投手賞を獲得。
常廣は広島から、共に投手陣を引っ張った下村海翔は阪神からドラフト1位指名されました。
他にも準優勝した明治大学の上田希由翔はロッテから1位指名、星槎道都大学の滝田一希は広島から3位指名と、この大会での活躍がプロ選手への登竜門ともなっており、目が離せない試合は続きます!!
そこで今回は、対戦カードや試合結果。プロ入りを狙う今大会、4年生のドラフト候補に注目します。
ここまで大会は2日間が終了。試合結果は以下のようになっています。
【試合結果】
◆第1日:6月10日(月)
神宮 第1試合 福井工業大 3−2 桐蔭横浜大 (1回戦)
神宮 第2試合 中 京 大 4−0 日本文理大
神宮 第3試合 中部学院大 3−2 東海大九州
東ド 第1試合 中央学院大 0−1 大阪商業大
東ド 第2試合 福 岡 大 3−5 九州産業大
東ド 第3試合 星槎道都大 0F9 仙 台 大
東ド 第4試合 佛 教 大 5−0 四国学院大
◆第2日:6月11日(火)
神宮 第1試合 天 理 大 8−1 東農北海道 (7 回コールド)
神宮 第2試合 共 栄 大 1−2 関西学院大
神宮 第3試合 青山学院大 8−1 福井工業大 (7回コールド)
東ド 第1試合 広島経済大 2−3 和歌山大学
東ド 第2試合 東日本国際 5−1 吉備国際大
東ド 第3試合 早稲田大学 1−0 大阪商業大 (延長10回)
続いては、ドラフト指名を目指す大学4年生には大きなアピールの場となる、今大会のドラフト候補です。
★ 今大会、4年生のドラフト候補!!
☆ 西川 史礁 外野手(青山学院大)
● 身長182cm 体重88s 右投右打 龍谷大平安高 ー 青山学院大
西川は、昨年の大会では全試合4番で出場して15打数7安打、1本塁打と見事な成績を残して、チームの全国制覇に大きく貢献。 また、今年3月の侍ジャパントップチームの強化試合に召集され、2試合で3安打を放ち、強烈なインパクトを残しました。この春は、厳しいマークの中でも3割を超える打率を残し、MVPとベストナインを受賞。ファーストストライクから積極的にフルスイングができ、スラッガーらしい打球の角度があります。
そして今大会、福井工大との試合では「4番・中堅」で先発出場して初回に四球で出塁。その後、2打席凡退で迎えた第4打席。4球目に投じられた低めの変化球をうまく中前に運び、打力の高さを見せました。今大会初安打となり、「あまり当たりはよくなかったが、1本出ただけでも違うのでほっとしています」とコメント。試合を視察した巨人・スカウト部主任は「雰囲気もあるし、やっぱりいい選手だなというのが一目見てわかった」と高評価しています。
☆ 渡部 聖弥 外野手兼三塁手(大阪商業大)
● 身長177cm 体重88s 右投右打 広陵高 ー 大阪商業大
渡部は、1年時から4年連続の出場。昨年の大会では、3試合で12打数8安打、1本塁打と好成績を残しました。しかしながら、今春のリーグ戦は、開幕から不振に陥り、打率.220と寂しい数字に終わってしまいました。
ただ、4月27日の京都産業大戦では、ほっともっとフィールド神戸のセンターバックスクリーンへ叩き込む満塁ホームランを放ち、改めて長打力を見せつけています。
西川の豪快に引っ張る打撃に対して、渡部はセンターを中心に広角に長打を放つことができる。春のリーグ戦の不振を吹き飛ばす打撃に期待したいところです。
そして今大会初戦の中央学院大との試合は「4番・中堅」で出場して4打数1安打でした。
視察したプロのスカウトは「スイングスピードが速く逆方向にも大きな打球を飛ばせる。中距離打者でDeNAの牧タイプ。遠投110メートルの強肩を生かした中堅の守備力もまずまずで、内野なら三塁と一塁が守れます」とのコメント。
その他の内野手をみると、捕手は印出太一(早稲田大・中京大中京)。
内野手は、荒巻悠(上武大・三塁手兼一塁手・祐誠)や浦田俊輔(九州産業大・遊撃手・長崎海星)、佐々木泰(青山学院大・三塁手・県岐阜商)、森翔太郎(中部学院大・三塁手・熊本工)が注目されています。
外野手は、江川輝琉亜(東農大北海道オホーツク・熊本工)をはじめ、平野裕亮(仙台大・山村学園)や吉納翼(早稲田大・東邦)、寺本聖一(広島経済大・広島商)がドラフト戦線に浮上。
なかでも、今春、評価を上げた選手は、荒巻と浦田。
荒巻は長打力が魅力の左のスラッガーで、春のリーグ戦は9試合で3本塁打、15打点で二冠王に輝いています。守備と走塁は目立たないものの、貴重な強打者タイプであり、スカウト陣の熱い視線を集めそうです。
一方の浦田は、高い守備力とスピードが光るショート。昨年12月の大学日本代表候補合宿に選ばれ、50メートル走では全体で3番目のタイムを記録。自慢の脚力が、そのまま守備にもよく生かされており、軽快なフットワークと巧みなハンドリングは大学球界トップクラス。
また、昨秋と今春のリーグ戦で4割を超える打率を残しており、ミート力が高く、今年の大学生ショートは、明治大の宗山塁(広陵)が目玉と見られていますが、それに続く候補は多くないため、浦田をマークする球団も多いと見られています。
◆ 投手の注目候補は・・
投手は、佐藤爽(星槎道都大・札幌山の手)をはじめ、加藤響(八戸学院大・金足農)や藤井優矢(東日本国際大・角館)、児玉悠紀(青山学院大・日大三)、菅原天斗(帝京大・仙台育英)、下堂翔史(日本文理大・開新)、広池康志郎(東海大九州キャンパス・都城農)らがドラフト候補に浮上しています。
なかでも、今春のリーグ戦で見事な成績を残した左腕の佐藤と児玉への注目度が高く、佐藤は昨年まで登板しない時は指名打者としてプレーしていた“異色の選手”。今春は投手に専念すると、5勝0敗、防御率0.47と圧倒的な成績を残して、チームをリーグ戦優勝に導きました。
ストレートは140キロ台前半が多いものの、フォームと投球スタイルが高橋尚成(元・巨人など)を彷彿とさせ、高い制球力と投球術が光ります。昨年の大会ではリリーフで2/3回を投げて3失点と悔しい全国デビューとなり、今年は、その悔しさを晴らしたいところ。
児玉は、今春のリーグ戦で開幕から4試合、28回2/3を無失点と抜群の安定感を誇り、4勝をマーク。防御率1.11で最優秀投手のタイトルも獲得。
ストレートは140キロ台前半が多い一方で、球持ちが長く、打者の手元で変化するスライダーは“必殺の武器”。昨年の大会は、常広羽也斗(現・広島)、下村海翔(現・阪神)がいたため、リリーフでの登板に終りましたが、今大会は、エースとしての活躍が期待されています。
このように、西川と渡部の両野手は、今秋のドラフト会議で上位指名の可能性が極めて高く、それ以外の選手は、今大会のプレーぶりで一気に浮上してくる選手が出てくることも十分に考えられます。
昨年は、青山学院大学が18年ぶり5回目の優勝を果たし、主将としてチームを束ねた常廣羽也斗は、大会MVPと最優秀投手賞を獲得。
常廣は広島から、共に投手陣を引っ張った下村海翔は阪神からドラフト1位指名されました。
他にも準優勝した明治大学の上田希由翔はロッテから1位指名、星槎道都大学の滝田一希は広島から3位指名と、この大会での活躍がプロ選手への登竜門ともなっており、目が離せない試合は続きます!!
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投稿者:toocheebase|10:28|大学野球
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