2024年03月22日
2024MLB 「韓国シリーズ」結果 & 「スプリング・ブレイクアウト」に注目〜!!
センバツ甲子園にプロ野球のオープン戦と活気溢れる野球界ですが、ここでは、二日間 (20、21日) に渡って行われたメジャー史上初、韓国でのレギュラーシーズン開幕戦 (ドジャース対パドレス) の結果。
そしてMLBの新企画「スプリング・ブレイクアウト」に注目します。
◆ 2024MLB 韓国シリーズ結果!!
日本時間3月20日、ドジャース対パドレスの韓国開幕戦でMLBの2024年シーズンがスタート!!
● 開幕試合【ドジャース5−2パドレス】 ソウル(高尺スカイドーム)
新天地デビュー戦となった大谷翔平(ドジャース)は5打数2安打1打点の活躍。開幕投手を務めたダルビッシュ有(パドレス)は4回途中2安打1失点(自責点0)で降板し、松井裕樹(パドレス)はメジャーデビューを果たしました。
試合は8回表に一挙4点を奪ったドジャースが5対2で逆転勝利。ドジャース3番手のダニエル・ハドソンが今季初勝利、5番手のエバン・フィリップスが今季初セーブを記録し、パドレス6番手のジョニー・ブリトーは今季初黒星を喫しました。
大谷は「2番・DH」でスタメン出場。最初の2打席はダルビッシュとの日米を通じての初対戦となり、2打席目でライトへのヒットを放ち、今季初盗塁もマーク。8回表一死1・2塁で回ってきた第5打席はレフトへのタイムリーを放って貴重な追加点を叩き出し、チームの勝利に貢献。5打数2安打1打点1盗塁と上々のスタートを切りました。
パドレスは4回途中2安打1失点のダルビッシュ、2/3回を無安打無失点に抑えた松井など、投手陣の好投により7回終了時点で2対1とリードしていたものの、8回表にキケ・ヘルナンデスの犠飛で追いつかれ、一塁ジェイク・クロネンワースのミットが破れるという珍しいタイムリーエラーで勝ち越し点を献上。大谷にもタイムリーを浴び、2対5で逆転負けとなりました。
● 開幕第2戦【パドレス15−11ドジャース】 ソウル(高尺スカイドーム)
日本時間3月21日、パドレス対ドジャースのソウルシリーズ第2戦が行われ、壮絶な点の取り合いの末にパドレスが15対11で勝利。
パドレス3番手のマイケル・キングが今季初勝利、6番手のロベルト・スアレスが今季初セーブを挙げ、ドジャース先発の山本由伸は1回4安打5失点でノックアウトされてメジャー初黒星を喫しました。
「2番・DH」でスタメン出場したドジャースの大谷翔平は5打数1安打1打点。パドレスの松井裕樹は4番手として登板し、大谷をライトフライに打ち取るなど2/3回を無失点に抑えました。
パドレスはメジャー初登板初先発の山本に襲い掛かり、1回表に一挙5点を先制。初回に43球を要した山本は1イニングでマウンドを降りることに。ドジャースは大谷の犠飛などで2点を返しましたが、パドレスは3回表に4点を追加。ドジャースは3回裏にムーキー・ベッツのタイムリー二塁打などで4点を返し、6対9と3点差まで追い上げ。
5回表にパドレスが1点を追加し、リードを4点に広げましたが、ドジャースは5回裏にベッツの1号2ランで反撃。しかし、パドレスは6回表と7回表に1点ずつを追加し、リードを広げていきました。
ドジャースは7回裏にウィル・スミスのタイムリーで1点を返し、8回裏にはベッツの2点タイムリーで1点差まで追い上げたものの、パドレスは9回表に主砲マニー・マチャドが勝利を決定づける1号3ラン。8回裏の途中から登板していたスアレスが9回裏を三者凡退に抑え、パドレスは15対11で逃げ切りました。
なお、7回裏一死1塁の場面では松井と大谷の直接対決が実現。大谷がライト方向へ強い打球を放ったものの、ライトフライに。松井は連打を浴び、一塁走者を生還させたものの、自身が出したランナーは返さなかったため、2/3回を無失点。大谷はライトへのヒット、ライトへの犠飛、ピッチャーゴロ、ライトライナー、ライトフライ、ファーストゴロで5打数1安打1打点でした。
このように日本人選手も躍動したソウルシリーズ。
メジャーデビュー戦に臨んだドジャース・山本由伸投手は、まさかの洗礼を浴びたものの、修正能力も高いだけにこれからの投球が注目されます。
そしてドジャースは、アメリカに戻ってからは24〜26日(日本時間25〜27日)に古巣・エンゼルスと3試合のオープン戦を行い、28日(同29日)にカージナルスとの本拠地開幕戦を迎えます。
◆ 新企画「スプリング・ブレイクアウト」!!
各球団がプロスペクト(若手有望株)を集めて特別なロースターを編成し、エキシビション・ゲームを行う新企画「スプリング・ブレイクアウト」が日本時間3月15日から18日までの4日間にかけて行われました。
当初16試合が予定されていましたが、悪天候のため3試合が中止となり、4日間で合計13試合を開催されて各試合で各球団のプロスペクトたちが躍動しました。
MLBは合計13試合での活躍を踏まえ、「スプリング・ブレイクアウト」のベストナインとして1stチームと2ndチームを選出していますので紹介します。
★ スプリング・ブレイクアウト ベストナイン!!
なお、チーム名のあとの順位は「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングでの順位を表しています(圏外は球団トップ30に入っていないことを意味します)。
◆1stチーム
捕手:カイル・ティール(レッドソックス3位/全体40位)
一塁手:T・J・ラムフィールド(ヤンキース圏外)
二塁手:キャメロン・コーリー(レンジャーズ13位)
三塁手:ジェイス・ヤング(タイガース4位/全体60位)
遊撃手:カルロス・サンチェス(レッズ26位)
外野手:スペンサー・ジョーンズ(ヤンキース2位/全体84位)
外野手:セダン・ラファエラ(レッドソックス4位/全体76位)
外野手:グリフィン・コナイン(マーリンズ圏外)
指名打者:ゼイビアー・アイザック(レイズ4位/全体58位)
投手:ブロック・セルビッジ(ヤンキース11位)
投手:ジャスティン・ウロブレスキー(ドジャース16位)
投手:ジェイコブ・ミジオロウスキー(ブリュワーズ2位/全体33位)
投手:ティンク・ヘンス(カージナルス2位/全体64位)
投手:ポール・スキーンズ(パイレーツ1位/全体3位)
投手:レット・ローダー(レッズ2位/全体34位)
◆ 2ndチーム
捕手:ドリュー・ロモ(ロッキーズ9位)
一塁手:カイル・マンザード(ガーディアンズ2位/全体59位)
二塁手:イディ・カッペ(マーリンズ7位)
三塁手:ケイデン・ウォレス(ロイヤルズ3位)
遊撃手:ジョーダン・ローラー(ダイヤモンドバックス1位/全体11位)
外野手:ジョシュア・バイエズ(カージナルス30位)
外野手:ケンドール・ジョージ(ドジャース12位)
外野手:ジャスティン・クロフォード(フィリーズ4位/全体77位)
指名打者:T・J・ホワイト(ナショナルズ30位)
投手:ケイデン・デイナ(エンゼルス3位)
投手:トーマス・ホワイト(マーリンズ2位)
投手:パトリック・ライリー(パイレーツ23位)
投手:コール・ヘンリー(ナショナルズ25位)
投手:アンドリュー・ウォルターズ(ガーディアンズ27位)
投手:パトリック・コープン(ドジャース圏外)
・
このような結果となっていますが、 「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキング全体トップ10からは、1位のジャクソン・ホリデイ(オリオールズ)、2位のジャクソン・チョーリオ(ブリュワーズ)、
3位のポール・スキーンズ(パイレーツ)、7位のディラン・クルーズ(ナショナルズ)、
8位のイーサン・サラス(パドレス)、9位のコルソン・モンゴメリー(ホワイトソックス)、
10位のウォーカー・ジェンキンス(ツインズ)の7人がロースター入りしました。
その結果、スプリング・ブレイクアウト ベストナインに選出されたのは
画像下のポール・スキーンズ投手(パイレーツ)のみ。
出身・年齢 アメリカ・21歳
身長・体重・投打 201cm・106s・右投右打
2023年のMLBドラフト1巡目(全体1位)でピッツバーグ・パイレーツに指名され入団。
スキーンズは、平均99マイル(約159キロ)、最速102マイル(約164キロ)に達する速球が最大の武器。
第2の球種であるスライダーへの評価も高く、この2球種で空振りを量産します。
早ければ今季中にもメジャーデビューの可能性があり、今後長きにわたってエース級の先発投手として活躍する可能性を秘める逸材です。
一部では全盛期のスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)と比較する声も出ています。
スプリングブレイクアウトに登板したポール・スキーンズは、101mph, 101mph, 102mphと立て続けの剛球でいきなり三球三振を奪うなどポテンシャルの高さを発揮しました。
今シーズン開幕はマイナースタートが決まっていますが、早期メジャーデビューが期待されます。
いずれにしてもメジャー昇格に向けた若手有望選手の熾烈な争いは続きます!!
そしてMLBの新企画「スプリング・ブレイクアウト」に注目します。
◆ 2024MLB 韓国シリーズ結果!!
日本時間3月20日、ドジャース対パドレスの韓国開幕戦でMLBの2024年シーズンがスタート!!
● 開幕試合【ドジャース5−2パドレス】 ソウル(高尺スカイドーム)
新天地デビュー戦となった大谷翔平(ドジャース)は5打数2安打1打点の活躍。開幕投手を務めたダルビッシュ有(パドレス)は4回途中2安打1失点(自責点0)で降板し、松井裕樹(パドレス)はメジャーデビューを果たしました。
試合は8回表に一挙4点を奪ったドジャースが5対2で逆転勝利。ドジャース3番手のダニエル・ハドソンが今季初勝利、5番手のエバン・フィリップスが今季初セーブを記録し、パドレス6番手のジョニー・ブリトーは今季初黒星を喫しました。
大谷は「2番・DH」でスタメン出場。最初の2打席はダルビッシュとの日米を通じての初対戦となり、2打席目でライトへのヒットを放ち、今季初盗塁もマーク。8回表一死1・2塁で回ってきた第5打席はレフトへのタイムリーを放って貴重な追加点を叩き出し、チームの勝利に貢献。5打数2安打1打点1盗塁と上々のスタートを切りました。
パドレスは4回途中2安打1失点のダルビッシュ、2/3回を無安打無失点に抑えた松井など、投手陣の好投により7回終了時点で2対1とリードしていたものの、8回表にキケ・ヘルナンデスの犠飛で追いつかれ、一塁ジェイク・クロネンワースのミットが破れるという珍しいタイムリーエラーで勝ち越し点を献上。大谷にもタイムリーを浴び、2対5で逆転負けとなりました。
● 開幕第2戦【パドレス15−11ドジャース】 ソウル(高尺スカイドーム)
日本時間3月21日、パドレス対ドジャースのソウルシリーズ第2戦が行われ、壮絶な点の取り合いの末にパドレスが15対11で勝利。
パドレス3番手のマイケル・キングが今季初勝利、6番手のロベルト・スアレスが今季初セーブを挙げ、ドジャース先発の山本由伸は1回4安打5失点でノックアウトされてメジャー初黒星を喫しました。
「2番・DH」でスタメン出場したドジャースの大谷翔平は5打数1安打1打点。パドレスの松井裕樹は4番手として登板し、大谷をライトフライに打ち取るなど2/3回を無失点に抑えました。
パドレスはメジャー初登板初先発の山本に襲い掛かり、1回表に一挙5点を先制。初回に43球を要した山本は1イニングでマウンドを降りることに。ドジャースは大谷の犠飛などで2点を返しましたが、パドレスは3回表に4点を追加。ドジャースは3回裏にムーキー・ベッツのタイムリー二塁打などで4点を返し、6対9と3点差まで追い上げ。
5回表にパドレスが1点を追加し、リードを4点に広げましたが、ドジャースは5回裏にベッツの1号2ランで反撃。しかし、パドレスは6回表と7回表に1点ずつを追加し、リードを広げていきました。
ドジャースは7回裏にウィル・スミスのタイムリーで1点を返し、8回裏にはベッツの2点タイムリーで1点差まで追い上げたものの、パドレスは9回表に主砲マニー・マチャドが勝利を決定づける1号3ラン。8回裏の途中から登板していたスアレスが9回裏を三者凡退に抑え、パドレスは15対11で逃げ切りました。
なお、7回裏一死1塁の場面では松井と大谷の直接対決が実現。大谷がライト方向へ強い打球を放ったものの、ライトフライに。松井は連打を浴び、一塁走者を生還させたものの、自身が出したランナーは返さなかったため、2/3回を無失点。大谷はライトへのヒット、ライトへの犠飛、ピッチャーゴロ、ライトライナー、ライトフライ、ファーストゴロで5打数1安打1打点でした。
このように日本人選手も躍動したソウルシリーズ。
メジャーデビュー戦に臨んだドジャース・山本由伸投手は、まさかの洗礼を浴びたものの、修正能力も高いだけにこれからの投球が注目されます。
そしてドジャースは、アメリカに戻ってからは24〜26日(日本時間25〜27日)に古巣・エンゼルスと3試合のオープン戦を行い、28日(同29日)にカージナルスとの本拠地開幕戦を迎えます。
◆ 新企画「スプリング・ブレイクアウト」!!
各球団がプロスペクト(若手有望株)を集めて特別なロースターを編成し、エキシビション・ゲームを行う新企画「スプリング・ブレイクアウト」が日本時間3月15日から18日までの4日間にかけて行われました。
当初16試合が予定されていましたが、悪天候のため3試合が中止となり、4日間で合計13試合を開催されて各試合で各球団のプロスペクトたちが躍動しました。
MLBは合計13試合での活躍を踏まえ、「スプリング・ブレイクアウト」のベストナインとして1stチームと2ndチームを選出していますので紹介します。
★ スプリング・ブレイクアウト ベストナイン!!
なお、チーム名のあとの順位は「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングでの順位を表しています(圏外は球団トップ30に入っていないことを意味します)。
◆1stチーム
捕手:カイル・ティール(レッドソックス3位/全体40位)
一塁手:T・J・ラムフィールド(ヤンキース圏外)
二塁手:キャメロン・コーリー(レンジャーズ13位)
三塁手:ジェイス・ヤング(タイガース4位/全体60位)
遊撃手:カルロス・サンチェス(レッズ26位)
外野手:スペンサー・ジョーンズ(ヤンキース2位/全体84位)
外野手:セダン・ラファエラ(レッドソックス4位/全体76位)
外野手:グリフィン・コナイン(マーリンズ圏外)
指名打者:ゼイビアー・アイザック(レイズ4位/全体58位)
投手:ブロック・セルビッジ(ヤンキース11位)
投手:ジャスティン・ウロブレスキー(ドジャース16位)
投手:ジェイコブ・ミジオロウスキー(ブリュワーズ2位/全体33位)
投手:ティンク・ヘンス(カージナルス2位/全体64位)
投手:ポール・スキーンズ(パイレーツ1位/全体3位)
投手:レット・ローダー(レッズ2位/全体34位)
◆ 2ndチーム
捕手:ドリュー・ロモ(ロッキーズ9位)
一塁手:カイル・マンザード(ガーディアンズ2位/全体59位)
二塁手:イディ・カッペ(マーリンズ7位)
三塁手:ケイデン・ウォレス(ロイヤルズ3位)
遊撃手:ジョーダン・ローラー(ダイヤモンドバックス1位/全体11位)
外野手:ジョシュア・バイエズ(カージナルス30位)
外野手:ケンドール・ジョージ(ドジャース12位)
外野手:ジャスティン・クロフォード(フィリーズ4位/全体77位)
指名打者:T・J・ホワイト(ナショナルズ30位)
投手:ケイデン・デイナ(エンゼルス3位)
投手:トーマス・ホワイト(マーリンズ2位)
投手:パトリック・ライリー(パイレーツ23位)
投手:コール・ヘンリー(ナショナルズ25位)
投手:アンドリュー・ウォルターズ(ガーディアンズ27位)
投手:パトリック・コープン(ドジャース圏外)
・
このような結果となっていますが、 「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキング全体トップ10からは、1位のジャクソン・ホリデイ(オリオールズ)、2位のジャクソン・チョーリオ(ブリュワーズ)、
3位のポール・スキーンズ(パイレーツ)、7位のディラン・クルーズ(ナショナルズ)、
8位のイーサン・サラス(パドレス)、9位のコルソン・モンゴメリー(ホワイトソックス)、
10位のウォーカー・ジェンキンス(ツインズ)の7人がロースター入りしました。
その結果、スプリング・ブレイクアウト ベストナインに選出されたのは
画像下のポール・スキーンズ投手(パイレーツ)のみ。
出身・年齢 アメリカ・21歳
身長・体重・投打 201cm・106s・右投右打
2023年のMLBドラフト1巡目(全体1位)でピッツバーグ・パイレーツに指名され入団。
スキーンズは、平均99マイル(約159キロ)、最速102マイル(約164キロ)に達する速球が最大の武器。
第2の球種であるスライダーへの評価も高く、この2球種で空振りを量産します。
早ければ今季中にもメジャーデビューの可能性があり、今後長きにわたってエース級の先発投手として活躍する可能性を秘める逸材です。
一部では全盛期のスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)と比較する声も出ています。
スプリングブレイクアウトに登板したポール・スキーンズは、101mph, 101mph, 102mphと立て続けの剛球でいきなり三球三振を奪うなどポテンシャルの高さを発揮しました。
今シーズン開幕はマイナースタートが決まっていますが、早期メジャーデビューが期待されます。
いずれにしてもメジャー昇格に向けた若手有望選手の熾烈な争いは続きます!!
【メジャー情報の最新記事】
投稿者:toocheebase|11:38|メジャー情報
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