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2019年05月11日
「令和」祝賀に水を差す朝日新聞 夕刊フジ
【ネットニュースから】
「令和」祝賀に水を差す朝日新聞
平成最後の1面トップはメディアが騒ぐ「女性・女系天皇」デタラメ論
有本香の以毒制毒 5/10(金) 16:56配信 夕刊フジより引用します
有本香氏
【有本香の以毒制毒】
新しい御代「令和」が幕を開けた。大型連休中だったこともあり、天皇陛下のご即位後初の一般参賀には全国から15万近い人々が詰め掛けた。東京駅から皇居までの道が人で埋まって居る様子を筆者も通りがかりに目にしたが、意外に若者や子供連れの姿が目立った。
その人の列が4〜5時間待ちの長さと為っても、諍(いさか)い1ひとつ起き無い。改めて、日本は良い国だと感じた光景だった。処が、このお祝いムードに水を差す「恨み言」ばかり言う団体があった。その筆頭は、日本の「クオリティ・ペーパー」朝日新聞だ。
先ず驚いたのは、ご譲位前の4月25日の「天声人語」が「世襲に由来する権威を何と無く有難がり、時に、拠り所にする。そんな姿勢を少しずつ変えて行く時期が、来て居るのではないか」と皮肉っポク書いて、国民を嗜(たしな)めた事である。
この5日後、朝刊を開いて更に驚いた。平成最後と為るこの日(4月30日)の朝刊では、他の全国紙が揃って「天皇陛下(現上皇さま)のご譲位」を1面トップ、カラー写真付きで伝えて居た中、朝日新聞だけがこのトピックをトップから外して居た。しかも両陛下の写真は無い。では、一体この日の朝日新聞の1面トップは何だったかと云えば、安定の「反安倍」ネタである。
《元号案、首相指示で追加「令和」3月下旬に提出 6原案、皇太子様に事前説明》
との見出しを付け、記事では憲法学者の口を借りて「首相の行為は『新天皇の政治利用』に当たり、違憲の疑いがある」とある。
30年振りの御代替(みよが)わりにも、平成時代の天皇陛下のご譲位と云う日本に取っての大事にも決して浮かれず、朝日新聞は自社の大事、自社に取っての不倶戴天の敵である安倍晋三首相への批判で平成を締め括った。この姿勢に好感は持て無いが、筋は通って居る。
そして、令和が開け、天皇陛下のご即位の日に為ると、朝日新聞は早速《皇位継承資格、3人のみ 女性・女系天皇、政権は消極的》と云う見出しの記事を載せた。新しい御代が始まった日に、終わる時の話をする感覚が筆者には不快だ。
一方、メディアはここへ来て「女性・女系天皇」の話題で騒いで居るが、そもそも、こんなデタラメな論の立て方も無い。
「皇統安定の為」とのお為ごかしをメディアは一様に言うが、皇統とはイコール男系(父系)の血筋だ。それが一度「女系」に代われば、その瞬間今日迄の皇統の終わりを意味する。それで「持続可能」とか「安定」等、鼻から有り得無い。
生真面目な保守派の人々は「国民の多くに『女系』の意味、危険性が理解されて居ない」と嘆くが、問題はそれよりも「女系」と云う、政治的レトリックが当たり前に用いられ、一般化されつつあることである。「女系」には天皇の血統は無い。先ずは目を覚まし、議論の主導権を奪い返すことから始め無ければ為ら無いのである。
有本香(ありもと・かおり)氏 ジャーナリスト 1962年奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす』(産経新聞出版)『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)『「日本国紀」の副読本 学校が教え無い日本史』(産経新聞出版)等多数。
以上
【管理人のひとこと】
人は自由にものを言い、この様にネット上でも自由に発言出来る。実に日本の国は、この面では中国に負けずに民主的で文化的だ。この好い面を何時までも続けて行こうと考えるのが私達大人の責務だ。そして、殆どのメディアが新元号・御代替わりを殊更アッピールするのもこれも自由である。
但し全てのメディアが一色に染まる事が好いとは言え無いのでは無いだろうか。有本氏も指摘する様に、朝日新聞がこの記事をトップに持って来ず、普段の安倍攻撃を通したのは立派だと批評するのも自由だ。私はそれに共感する。全てのTVや新聞メディアが、この事で一色に染まることの方が異常であり恐ろしい面もある。
それでは戦中の「大本営発表」を告げる当時のメディアと同じ。これ以外の記事を見たい人も居るだろうし、別の記事を読みたい人も安倍批判を聞きたい人も居るだろう。TVで連日聞かされ耳にタコが出来てる人も居るし、何を隠そう私もその一人だ。
決して天皇の御代替わりを批判し新天皇を否定するのでは無く、単に「そればっかり」では詰まら無いだろうと思うからで、国民皆が同じ内容を見せられる事に飽きが来る。他に別の問題や話題もあるだろうし、何か切実な問題もある筈だ。
新天皇が即位されると同時に「女系・女性天皇」の様な次の話をするのが不快だそうだが、私はそうは思わ無い。新天皇が話題の中心だからこそ、次のその又次の天皇の事を心配して《皇位継承資格、3人のみ 女性・女系天皇、政権は消極的》との記事を載せたのだ。
安倍氏が女系に積極的で無い事は知れて居るが、現在の法律の皇室典範では、秋篠宮に次ぎ当家のご長男の順に継承される事に為って居る。が、アンケートでは新天皇のご息女の愛子様の人気が高い。多くの国民が、最も自然に新天皇のご長女の愛子様が「女性天皇」にとの願いが強い。
「女系はダメだ、天皇の血統を継ぐとは男系継承にある」・・・とする一部の人が声高に叫んで居るが「血統」とは一体何だろうか・・・それに、男女同権・機会均等が当たり前の世の中で、何故女性だからと天皇を継げ無いのかの説明が弱い。
「愛子様は天皇のご息女だから天皇を継いでも構わぬが、一生結婚もせず孤独な生活を続けさせることの方が残酷だ」と開き直るが、何故結婚出来無いのか、愛子様のお子様(男女どちらでも)が天皇位を継げられ無いのは「女系」に為るからダメだとする原則は誰がどの様に決めたのだろう・・・以前にこのブログでも取り上げたのだが「遺伝子」の問題だろうか?男のみが継承する「神の遺伝子」説に彼等も同調するのだろうか?
男女問わず第一子が継ぐのが自然だと声高に叫ぶ積りは無いが、女だからダメだでは現実には通ら無いだろう。末子相続や女性相続が有って自然なのだから、喫緊に皇室典範の見直しが必要であり、その為に国民多くの意見を聞く事を早急に開始すべきだと「朝日」は主張して居るのだと思う。