2016年11月08日
【驚き】博多駅前 陥没事故 | このような大事故で死傷者ゼロ
10月8日の朝に凄いニュースが飛び込んできました。博多駅前2丁目交差点付近で大規模な道路陥没事故が起きました。この事故ですが、最初は中国か韓国で起きたの?と思ってしまいました。
この事故について、現在判っていることについて投稿します。
・1.はじめに
・2.博多駅前の道路陥没事故の場所と経緯
・3.道路陥没事故の原因
・4.地下鉄七隈線の施工会社
(1)博多駅前の道路陥没事故の場所
陥没事故が事故が発生した場所は、福岡市博多区博多駅JR博多駅前2丁目の道路です。以下にGoogleの地図を掲載します。
(2)博多駅前の道路陥没事故の経緯
以下に、福岡市交通局の報道記者発表の資料に掲載されていた事故の経緯を掲載します。
5:00頃 トンネル内で出水を確認
5:10頃 全面通行止め(博多口交差点〜博多区役所南口交差点)
5:15頃 道路陥没(2箇所陥没)
7:25頃 2箇所陥没した箇所がつながった
7:55頃 ガス中圧管→停止
8:07頃 上水道,中水道 停止
8:30頃 ガス低圧管→止める作業中
8:40頃 陥没サイズ 現時点(幅 約27m×長さ約30m×深さ約15m)
道路が陥没するときの動画がYouTubeに掲載されていました。
以下に道路陥没事故後の画像を掲載します。ネットに転がっている画像をします。まるで中世で起きた事故か、海外で起きたような事故です。それにしても道路陥没の範囲は広いです。
↓博多駅周辺の交通規制状況です。
今回の道路陥没事故の原因は、地下鉄七隈線の延伸工事が原因とのことです。福岡市の地下鉄七隈線は福岡市で3本目の地下鉄です。現在の起点天神です。それをJR博多駅まで延伸する工事を行っていました。
以下に、福岡市交通局の資料(陥没事故に関するお詫びと、平面図)を添付します。
↓福岡市交通局のお詫びの文書です。
今回事故が起きた場所の工事平面図です。赤い枠が今回の事故現場です。
出典:福岡市交通局
↓福岡市営地下鉄の路線図です。
出典:福岡市交通局
↓七隈線工事概要図です。
出典:福岡市交通局
福岡市交通局の説明によると、地下鉄を建設しているところは地下深くの硬い岩盤層(地下25m付近)、その上に砂の層(地下水層)があり、何かのきっかけでトンネル上部の砂の層の土砂がトンネルに流入したため、地上とトンネルの間に空洞ができ、道路が陥没したとのことです。
この砂の層は一定の位置深さに存在する訳ではなく、場所によっては、地下25mでも砂の層(地下水層)が出てくる場所があります。このような場合、詳細調査を行いながら、地下鉄を掘削することが通常です。調査費をケチっていたのか、工期が迫っていたのか、突貫工事で詳細調査を行わないで、トンネルを作り続けたのか、現時点では原因は不明ですが、施工不良が原因であるとのことです。
事故が起きたのは、「福岡市地下鉄七隈線博多駅(仮称)建設工事」の現場です。
設計は福岡市交通局、施工は大成・佐藤・森本・三軌・西光建設工事共同企業体(JV)が請け負っていました。工事期間は2013年12月5日から19年3月15日までです。
・工事名:『福岡市地下鉄七隈線博多駅(仮称)工区建設工事』
・工期:2013年12月5日〜19年3月15日
・工事場所:福岡市中央区春吉三丁目から博多区博多駅中央街まで
・落札金額:10,760,000,000(税抜)
・発注者:福岡市
・工事内容:工事延長280m、うち山岳トンネル工法(NATM)延長196m、開削工法:アンダーピニング工法延長84m
大規模な事故になってしまいましたが、事故発生の前の対応が迅速であったため、犠牲者が出なかったことが唯一の救いです。
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