2016年11月07日
【これは酷すぎる】明治神宮外苑 東京デザインウィーク | 日本工業大学の作品「素の家」の火災
昨日、午後5時20分ごろに、東京都新宿区霞ヶ丘の明治神宮外苑のイベント会場で展示物が燃える火事がありました。この火事について記事としてまとめます。
・1.はじめに
・2.火事の概要
・3.火元となった作品?について
・4.イベント関係者や大学側の謝罪
今回の火事の概要を以下に示します。
・火事が起きた日時:11月6日午後5時20分ごろ
・場所:東京都新宿区域霞ヶ丘町の明治神宮外苑のイベント会場
・イベント名:東京デザインウィーク(現代アートの作品を展示するイベント)
・被害:東京・港区の幼稚園児(5歳)が搬送先の病院で死亡、助けようとした幼稚園児の父親と、別の40代の男性が顔にやけどをした。
・火元となった作品:日本工業大学工学部建築学科の学生が中心となって作る「新建築デザイン研究会」という部活動が出展した「ジャングルジムのような形の木製の展示物」
↓この展示物の説明書きです。
火元となった作品?は、前項で記載したとおり、日本工業大学工学部建築学科の学生が中心となって作る「新建築デザイン研究会」という部活動が出展した「ジャングルジムのような形の木製の展示物」です。
展示物には木くずが敷かれ、ライトで照らされていたとのことです。以下にその写真を添付します。火事が起きたことが仕方ないのですが、どうみても良く燃えそうな物体です。私はキャンプファイヤーでもやるのかと思いました。
↓これが火災前の写真です。
↓この画像が火災後の写真です。
この部活動の部長を務める3年生の男子学生は、大学に対し、「白熱電球は使っておらず、LED電球1個を使っていた」と話しています。その電球の写真がネットにありましたので、以下に添付します。この学生の無知が火事を引き起こしたと考えられます。LED電球が発熱しないと思っているようです。これは全くの知識不足で、LED電球でも発熱し、その熱が火元になってしまうことを知らなかったようです。無知は恐ろしいです。→実際は、LED電球1球ではなく、白熱投光器も使用していたようです。さらに配線はタコ足配線。なぜバレる嘘を付くかな?理解し難いです。しかも「白熱電球が熱くなることは知らなかった」と供述しています。金メダル級のアホです。これは事故ではなく事件ですね。
↓照明の拡大の写真です。
ネットで調べたところ、この作品は木のジャングルジムに木くずを詰めこんだものですが、木のジャングルジムは建築家の谷尻誠さんの作品のようで、それに木くずをプラスしたパクリ作品とのことです。
↓建築家の作品です。
出典:s.eximg.jp
火事の後、イベントの主催者や大学側が謝罪を行っています。
【イベントを主催した会社の社長のコメント】
・31年間続けてきたイベントで、このような事故は初めてで、悔しくてしかたがない。
・火災が起きた日本工業大学の作品「素の家」について、事前に学生側が提出した書類で構造を確認していた。
・書類には照明と素材の位置関係など詳しい記載はなかった。
・全部で600点ある作品の一つ一つを詳しくチェックするのは困難だった。
【学生作品展のエリアの責任者 多摩美術大学の田淵諭教授のコメント】
・展示は消防法にも照らして問題ないように準備してきた。
・照明など電気を使う場合は電圧に制限も設けていた。
・火災が想定されないかは開催前から十分確認していた。
【火災を起こした学生が所属する日本工業大学の記者会見】
・作品を出展したのは工学部建築学科の学生が中心となって作る新建築デザイン研究会という部活動だった。
・作品の詳細やどのような安全対策をとっていたのかについては把握できていない。
↓記者会見の画像です。人が死んでいるのに「ノーネクタイ」、「パーカー」で会見です。凄い大学です。
【11月7日の日本工業大学の記者会見】
再び、日本工業大学において、7日の午前に記者会見が行われました。要旨は以下のとおりです。
・亡くなった男児に衷心より哀悼の意をささげる。事故に関する全ての責任は大学にある
(→一部の責任は大学にあるかもしれないが、主催者側の責任もあると思います。)
・当時、現場には学生しかおらず、大学の教員や職員はいなかった。
・学生が白熱電球の投光器を使用したと説明。
・白熱電球の投光器は、同大学が貸し出していた。
・照明用として、オブジェの中央部分にLED電球を使用。予定されていなかった投光機もオブジェの内部に設置していた。
・オブジェを作製したのは同大学の学生有志37人。
・学生の自主性を尊重する一方、学外活動に管理者は置かれていなかった。
・大学なりに指導はしている。今回の現場での行動に結び付いたかどうか反省している。
日本工業大学という大学がどこにあるのか(先ほど知りました。)、どんな大学なのか、私は知りませんが、教える側も学ぶ側、双方ともに余り賢くないことは判りました。犠牲になった男児の父親が可哀想でなりません。
ちなみに、この事故(事件?)を起こした学生の指導教員も同じ大学の出身とのことです。この教員のプロフィール等の写しを以下に添付します。この教員のもとで教育されると、今回のような悲惨な事故が起きるな〜と私は思いました。
以下、日本工業大学教員紹介より抜粋
【プロフィール】
昭和54年12月生まれ、博士(工学)
平成25年3月 日本工業大学大学院工学研究科博士課程建築学専攻終了
趣味:自転車
【研究テーマ】
現代日本における建築と土木構築物の混在による都市空間の構成形式に関する研究
→平たくいうと「都市計画に関する研究」?
〈アウトサイダー・アーキテクチャー〉における建築表現に関する研究
【メッセージ】
あまり人に自慢できる話ではありませんが・・・私は大学に入学してから、机に向かってノートにペンを走らせる、いわゆる「勉強」をした記憶がありません。(→これはダメだと思います。)図書館で建築の本を一日中眺めたり、製図室で夜遅くまで図面や模型をつくったり、研究室で先輩や友人たちと建築談義に花を咲かせたり(お酒をのみながら)、長い休暇期間にはたくさんの建築旅行に出かけました。
これは「勉強」というより、大学生活での「日常」のようなもので、とりわけ建築設計という分野において、大変貴重な経験となります。みなさんも、こうした大学生活を通じて「ケンチク」を学んでみませんか?
【研究概要】
一般に建物は、施主の依頼のもと、建築の専門的な教育を受けた設計者によって設計され、高度な建設技術をもつ施工者によって建築されることで実現に至ります。一方で、こうした専門的な設計・施工教育を受けず、体系的な建築知識を有しない者により、独力で建設された建築等がみられます。(→こういうものは違法建築というのでは?)これらは、単なる趣味の延長や建設コストの削減といった理由からではなく、社会に対する何かしらのメッセージを込めた、表現対象として建設された場合が多く(→何を持って多いと言っているのか?定量的なデータはあるの?)、こうした建築を(アウトサイダー・アーキテクチャー)と捉え、調査・分析を行っています。
私は偏差値という言葉は余り好きではありませんが、ちょっと余りにも偏差値が低すぎますね。河合塾の日本工業大学の日本工業大学の偏差値・入試難易度のショートカットを貼っておきます。
スポンサーリンク
地域情報 ブログランキングへ
東北地方 ブログランキングへ
宮城県 ブログランキングへ
宮城県仙台市 ブログランキングへ
日記・雑談 ブログランキングへ
働くヒト ブログランキングへ
サラリーマン ブログランキングへ
平凡サラリーマン ブログランキングへ
転勤族 ブログランキングへ
にほんブログ村
ブログ王ランキングに参加中!
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5598481
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック