台風10号岩手県・北海道で甚大な被害 | 岩手県内の公共交通機関（鉄道・バス）の運休状況（9月4日更新）: ちょっとオールトの雲まで出張です

2016年09月04日

台風10号岩手県・北海道で甚大な被害 | 岩手県内の公共交通機関（鉄道・バス）の運休状況（9月4日更新）

１．はじめに

　先の台風10号の影響で岩手県、北海道では甚大な被害が発生しました。仙台は台風本体の雨雲が遠く、陸地から離れた場所を通過していったため、大きな被害は発生しませんでした。仮に進路が内陸に近ければ、上記の岩手県、北海道と同様の被害を被ったと思います。他人事ではありません。非常に心が痛みます。
　今回の投稿では、上記台風の影響のうち、岩手県内の鉄道・バス等の公共交通機関の運休状況等を地図でまとめたものを掲載したいと思います。
　

２．岩手県内の鉄道・バス等の運休・運転見合わせ状況

　NHK並びに岩手県のホームページ、各鉄道、バスのサイトの情報をもとに、図でまとめたものを以下に掲載します。

（１）大きな被害を被ったエリア：岩手県三陸北部（宮古、岩泉、久慈）
（２）鉄道の状況
・JR山田線は盛岡～宮古、並びに宮古～釜石間で運転見合わせ（復旧の目処なし）
・JR釜石線は遠野から釜石までの区間で運休となっています（振替輸送なし）。
・三陸鉄道北リアス線は宮古～久慈間で運転見合わせです（振替輸送あり）。

（３）バスの状況
・JR山田線と併行して運行されている106急行は9月3日までは、緊急措置としてルートを釜石・遠野回りとして臨時ダイヤで運行しています。通行止めとなっている国道106号が、応急復旧を行い9月3日17時から片側交互通行での運行再開となる予定となったため、9月4日の始発から通常ルートでの運行を再開します。

宮古⇔盛岡間（106急行バス）の臨時運行について（H28.9.5分）

平成28年9月4日16:00現在（状況は9/3から変更ありません）

　平成28年8月30日の台風10号の影響により、国道106号線が土砂崩れや道路損壊などの被害を受け、通行できない状況となっております。
　そのため、平成28年9月1日～「宮古～盛岡」間（106急行バス）につきましては、緊急措置としてルートを釜石・遠野回りとし臨時ダイヤで運行いたします。

運行時刻は下記の通りです。
【宮古～盛岡間　臨時バス】平成28年9月1日～
《宮古駅前　⑥番のりば発》　7：05、9：05、10：05、15：05、17：05
《盛岡駅前　⑦番のりば発》　9：40、11：40、13：45、15：45、16：45

※宮古駅前・盛岡駅前のみで乗降できます。（途中停留所での乗降は取扱いいたしません。）
※運賃：盛岡～宮古間　大人片道2,030円（現行通りです。）
※往復乗車券の販売は見合わせとさせていただきます。
※所要時間は約３時間５０分です。道路状況により変更となる場合がございます。

・盛岡から岩泉や久慈方面へ向かうJR東北バスに路線ですが、盛岡から岩泉方面へ向かう「早坂高原線」は途中の盛岡市藪川地区の町村までの折り返し運転となっています。このため、その先、岩泉町方面へ運行するバスはない状態です。

・次に、盛岡から久慈へ向かう（平庭高原線、白樺号）は盛岡～久慈間で折り返し運転となっています。当面の間は盛岡からJRバスにて久慈へ向かうことは出来ません。
・盛岡～久慈間を結ぶ、岩手県北バス久慈こはく号は迂回運行（大野経由）で、久慈発・盛岡発ともに全便運行を再開しています。

・続いて、二戸と久慈を結んでいる「スワロー号」ですが、国道281号が通行止めとなっているため、経路を変更（夏井～大野～円子を経由）し運行しています。久慈駅での乗降は十八日町で乗降となります。また、久慈市内の起終点は久慈駅の先、西の沢です。

　台風による土砂流出、河川の冠水、道路の損壊により、岩手県内陸と北三陸を結ぶ国道は通行止めが続いています。当面の間は上記の運行形態となると想定されます。
　岩手県の道路通行状況や北海道内に関する情報についても本ブログにて運行状況や通行止め情報を掲載する予定です。

　詳細情報は、各会社のホームページを参照願います。