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2016年10月31日

【かみちゅ!】アニメ 感想&あらすじ 神様になった女の子の日常と恋や友情を描いた青春アニメ


かみちゅ!
2005年6月テレビ朝日系列にて放送
監督:舛成孝二
原作:ベサメムーチョ
脚本:倉田英之
一橋ゆりえの声:MAKO
四条光恵の声:峯香織
三枝 祀の声:森永理科

あらすじ・概要

瀬戸内方面にある架空の港町「日の出町」。自然豊かなこの町に暮らすいたって普通の女子中学生・一橋ゆりえは、ある日突然神様になってしまった。
なったからには自分が何の神様なのか、自分に何ができるのかを知りたいゆりえだが、何をどうしたらいいのか分からず困っていた。とりあえず幼馴染の光恵と、いきなり心の友になった祀たち友達の力を借り、自分のことを調べながら神様としてできることを探すことに。神様として人の願いを叶えるため一生懸命がんばるゆりえには、彼女自身にも叶えたい淡い想いをある男子に向けており、悩みながらも周りの助けや応援を受けながら勇気を振り絞って行動し成長していく。

主要登場人物

・一橋 ゆりえ
主人公。ある日突然神様になってしまった女子中学生。勉強は普通、スポーツも普通というどこにでもいるいたって普通な女の子。引っ込み思案だけど決めたことには一生懸命になれる素直な性格。神様として仕事や役割を果たしながら、中学生として学校に通う毎日を送っています。クラスメイトの健児に想いを寄せています。

・四条 光恵
ゆりえのクラスメイトであり幼馴染。学業優秀な秀才であり、年齢の割に落ちつきのある女の子。突っ走り気味な祀と流されるゆりえのストッパー的存在。子供っぽく危なっかしいゆりえのことを常に気にかけています。よく神様の依代にも使われています。

・三枝 祀
ゆりえのクラスメイト。ゆりえが神様になったことをきっかけに心の友になりました。来福神社の長女。ただし神通力はないため神様を視認することはできません。活発で物事に対してはっきり思ったことを言う気の強い性格。神社が貧乏なため、いつもお金儲けのことを考えています。

・三枝 みこ
祀の妹。神社では巫女をしています。姉とは真逆な大人しい性格をしており、姉や父にはない神通力を持つため神様を見ることもできます。神社で祭っている八島に対して少なからず想いを寄せています。

・二宮 健児
ゆりえのクラスメイト。書道に一筋なおっとりしたマイペースな男の子。部室がなくなってしまったため、屋上の一部を部室代わりに使っています。書道以外のことにたいしては鈍く、ゆりえの気持ちにも気づいていないが、彼女や友人達との付き合うにつれ少しずつ異性として意識していくことに。

感想

ある日突然神様になってしまった中学生の女の子と、彼女の友人達、そして出会う人や八百万の神々との交流と周囲で起こる不思議な出来事について描かれた物語。
現実の世界を舞台にした日常系ファンタジー。神様設定はあっても軸は青春物語です。ほのぼのしたゆるい空気、温かみのある人や風景、どこにでもありそうな日常と本来人が干渉することのない非日常が一体となった作品です。癒されると共に、ちょっとだけわくわくしましたね。

独特だけど懐かしさのある世界観はとても気に入りました。舞台となる瀬戸内地方にある日の出町は広島県の尾道市をモデルにしており、実際に存在する風景も描かれているので町並みなどを見たことある人なら気づく点もあるんじゃないでしょうか。確か「時をかける少女」も尾道市が舞台でしたね。作品の時代設定は80年代の昭和ということで、服装や小物、建築様式からはかつての古き良き日本を感じさせてくれます。
さらに『かみちゅ!』の世界観を構築する大きな要素として日本の神道がペースになっており、いわゆる八百万の神々というあらゆるモノには神が宿るという宗教観の下、多くの人には視認されませんけど町のいたるところに役割を持った神様がいます。
一昔前の懐かしさがあり、さらに非日常を感じさせる神秘的な光景をも描かれた世界観、いいですね。

ストーリーは1話冒頭で主人公が「わたし、神様になっちゃった。」という告白を友達に告げるんですが、特に驚くことも馬鹿にしたそぶりも見せず、「何の?」「わかんない」という本来ならとんでもないことを淡々とした会話をしながら進んでいきます。周囲の人達も普通にそのことを受け入れていたのを見ると、何かが神様になるということは、特別であってもありえないことではない世界なんだなと理解できます。

主人公の見た目どこにでもいるような女の子、引っ込み思案でドジっ娘、でも素直で真っ直ぐながんばり屋さんという性格も良かったですね。これが神様になってうかれたり調子に乗るようなキャラや、頭脳明晰な人物が神様の力なんて手に入れてたら、この作品のゆるい雰囲気は出てなかったでしょうね。ゆりえはキレ者でなければ野望の類を持っているキャラでもなく、神様になってからも人としての悩みを持ち、でもなったからには神様らしいことを何かしようと一生懸命になる子。観ていると素直に応援してあげたくなりますね。
周囲の人達もゆりえ同様嫌味や毒がなく、この作品としては良かった点だと思います。ちょっと騒がしく突っ走り気味だけど快活でゆりえを引っ張っていく祀、仲睦まじい男女のカップルを見て「潤いが欲しい」とつぶやく光恵、好きな書道にばかり没頭しすぎてその他には鈍感な健児、キャラクターにしても良いバランスで個性が立っていますね。

よく動く作画がこのキャラの魅力をより引き立てていました。しゃべるときの口や顎がよく動き、表情にしろ仕草にしろ、細やかな描写で1人1人のキャラが描かれています。作画班の人達は相当苦労しただろうなと思われます。

ゆりえが神様になったことから友人たちと話し合って相談室を設置し人の悩みを聞いたり、神通力を使って人助けをする話や、神々の世界での歓迎会といった「神様」という設定が際立つ話も多いですが、この作品はあくまでゆりえの恋と友情を描いた青春アニメです。踏み込めない恋に悩み、和気藹々と友情を育むという青春物語が本筋。
神様になったならその力を使って如何様にもできそうなものですけど、それをしないのがこのアニメのいいところですね。神様としてやるべきことは必要があれば神通力を行使しますが、人としてやるべきことは自分の力でなんとかしようと努力し勇気を振り絞って行動する姿勢が見られました。
神様として、人として、中学生として、恋をする者として、応援するものとして、立ち位置は様々でも一生懸命がんばるということは変わりありませんね。

人によっては退屈な話ではあるんでしょうが、個人的にはとても好きな作品です。「ジブリみたい」という感想をどこかで目にした通り、私も似たものを感じましたね。
神様になった経緯は結局分からずじまいでしたけど、このゆるい作風に起因しているのか、なぜかあまり気にならないという不思議。
派手さはなくても温かく馴染みやすいストーリーやキャラ、そして世界観。音楽もこのアニメにマッチしていたと思います。ほのぼのした日常系やちょっと甘酸っぱい青春物語が好きな人におすすめしたい作品。面白いですよ。

かみちゅ! Blu-ray BOX
by カエレバ


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posted by ハネ吉 at 18:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ

2016年10月30日

【紹介した作品の新刊発売情報】この音とまれ! 第13巻 他2作品

2016年10月31日〜11月6日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。


この音とまれ! 13 (ジャンプコミックス)

この音とまれ! 第13巻 2016年11月4日発売
琴を題材に使い箏曲部を物語の舞台とした部活モノ。廃部危機にあった時瀬高校筝曲部は様々な困難を乗り越えながら部員を増やしていき、絆を深め、全国1位を目指し日々練習に励んできた。
14校のうちたった1校の全国への枠を巡り、熱い想いを抱いた高校生たちは全国大会神奈川予選に挑む。


この音とまれ!の過去記事はこちら


試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。



TIGER MASK -シャドウ・オブ・ジャスティス- 第01巻、第02巻
著者:長田 悠幸
掲載:ヤンマガKCスペシャル
2016年11月4日発売

21世紀初頭突如として出現した特異形能(アンリミット)覚醒者「アザーズ」。それぞれが異なる能力を持つ彼らの中には、時に覚醒犯罪者(クリミナルアザーズ)と呼ばれる犯罪に手を染めた者まで現れ、人々を脅かしていた。しかし、そんなクリミナルアザーズを取り締まる組織「虎の穴(タイガーズネスト)」の誕生により、犯罪者は「正義」の名の下ショーとしてリング上で粛正され、世界は空前の平和と繁栄に沸き立っていた。ある日、宝石店がクリミナルアザーズの襲撃を受け、それは鎮圧するため虎の穴よりヒーロー・メタルマスクが駆けつけたが、犯罪者たちは既に倒れ伏しており、彼の眼前に虎のマスクをかぶった男が現れた。ネストの正義に与せず牙を向くタイガーマスクが虚栄の都市に降り立つ。
梶原一騎原作、辻なおき作画のプロレス漫画「タイガーマスク」をオリジナル原作としています。私はタイトルを知ってるだけで読んだこともアニメを見たこともないので、話の内容は全く知らないため違いなどは分かりません。リブート作品とのことなので、オリジナルを知らなくても楽しめそうです。
近未来を舞台とし、体を硬化させたり何かに変形させたり、振動を生み出すなどの特異な能力に目覚めたアザーズが存在する世界です。その能力を持つ犯罪者をヒーローが観客を前にリング上、あるいは犯罪現場で実況されながら処刑を実行するヒーローショーが人気を博し、運営する「虎の穴」により繁栄を謳歌してるみたいですね。主人公のタイガーマスクはこの「虎の穴」に属するヒーローではなく、組織に与せず犯罪者にもヒーローにも牙を向ける存在です。
主人公が平和を築いてる組織に反抗してるあたり、何かの犠牲の上で成り立っている偽りの平和・繁栄なんでしょうかね。あるいは復讐という線も考えられますが、1話最後に「『再び』牙を向けるか」とあったので、組織とタイガーマスクという存在にはかねてより特別な因縁めいたものがありそうです。単純にかっこ良かったので期待してます。
試し読みはヤングマガジンさんのサイトで1話を配信しています。



悪魔のメムメムちゃん 第01巻
著者:四谷 啓太郎
掲載:ジャンプコミックス
2016年11月4日発売

いたって普通の少年・小日向日太は睡眠中にどこからか色っぽい声が聞こえ、怖いなと思いながらもサキュバスならエロいことされたいと夢膨らませ体を起こすと、そこには思っていたのとは違う光景が・・・。確かにサキュバスはいたのだが、ちんちくりんで色っぽさの欠片もなく、聞こえていたエロい声もラジオで流しているだけだった。メムと名乗る彼女は悪魔のくせに恥ずかしがりやで俯き気味、ちょっとしたことで怯え、うまく人と話すこともできないポンコツ娘。さらにエッチなことが苦手というサキャバスとしては致命的な弱点を持つメム。小日向日太はなぜか毎日彼女に付きまとわれ、メムの魂を求める奮闘に付き合わせれることになる。
ポンコツサキュバスのメムが普通の少年・小日向日太に付き纏い、悪魔の仕事である魂集めをぐだぐだになりながらも奮闘する姿を描いたコメディー漫画。
可愛すぎ、面白すぎ。サキュバス設定だけどエロさは全くないですね。必要性も感じさせない不思議。
メムはサキュバスなのに恥ずかしがり屋でエッチな言葉もなかなか口に出来ないどころか、それが嫌すぎて泣いてしまうという無垢な悪魔です。サキュバスの色香を使った行為もできず、魂集めはがんばろうとしているんですけどうまくいかず、「帰りたい」「やめたい」と嘆いて終いには「お願いします、魂を下さい」と頼む始末。悪魔の道具もいまいち役に立たない微妙な効果で逆に少年を窮地に追いやっていましたね。
よそで失敗するとなぜか小日向のアパートに逃げ込んでくるんですが、バレずに部屋へ侵入する方法には笑わされました。その後のガッツポーズも可愛いかったです。他にも鼻歌で魂欲しいアピールしたり、打ち解けてきたことでそろそろ魂貰えるかなと期待の表情を浮かべたりと、何かと可愛くて面白い子ですね。
試し読みは少年ジャンプ+さんのサイトで数話配信しています。

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2016年10月29日

漫画『花と黒鋼』1巻の感想とあらすじ

『花と黒鋼』1巻の感想。


花と黒鋼
著者:篠丸のどか
掲載:ヤンマガKCスペシャル
1巻発売日:2015年8月6日

現代より少し先の近未来。世界は深刻な食糧難に陥り、各地でわずかな食糧資源を巡る戦争が勃発していた。そんな荒れた世界情勢のなか、地図上には存在せず、レーダーにも映らない小さな絶海の孤島には、おじじと金髪の少女・ルルが暮らしていた。
ある日、この平和でのどかな島に、世界で唯一にして最強のサイボーグが流れ着く。斉藤と呼ばれるサイボーグと友達になったルルはさっちゃんと呼び慕うようになり、彼もまた久しくなかった安らぎと懐かしさを感じ、島と少女のもとへ定期的に訪れるようになった。

食糧難によって荒れた近未来を舞台に、絶海の孤島で出会った金髪の小さな少女と、彼女に心を開いたサイボーグ兵の物語。
近頃はやりの人外×少女モノ。サイボーグを人外として扱っていいのかはちょっと疑問ですが、分類的には似たような作品です。
アニメ化もされた『うどんの国の金色毛鞠』の著者・篠丸のどかさんの作品。素敵なデザインの表紙に引かれ、うどんの国の作者名が目に入ったことで購入を決めました。表紙イラストに描かれているちっちゃい女の子とでっかいサイボーグの2人をメインに繰り広げられる作品です。

ストーリーは心温まる描写もありますけどハードでシリアスな設定を敷いているため、うどんの国とも著者の他作品とも異なった作風。
食糧難を回避するために人体の一部をサイボーグ化することが推進されており、その施術を先駆けて実行した日本ではそれがごく一般的に浸透している世界観。
1巻はまだ丸々導入のような内容のため、世界観や人物など各種設定の紹介がメインだったので、ストーリーが動き出すのは2巻からになりそうです。

日本が選んだ食糧難への対策は、活動エネルギーを補うためのサイボーグ化を一般的に普及させることでしたが、そこで留まらないのが人間の業というやつですね。案の定その技術を軍事転用し、さらなる強化を施されたサイボーグ兵士の斉藤少佐が生み出されました。彼がどこまでサイボーグ化しているのかは分かりませんが、人間的な部分はまだ残ってるようです。まあ、そうでなければサイボーグどころか完全にロボットですからね。
そんな斉藤少佐が普通の方法では決して辿り着けない島に偶然流れ着き、ルルという幼い少女と出会います。ルルに貰ったコロッケに感動してあっさり警戒をとき、さらに友達にもなって「さっちゃん」と可愛く呼ばれる最強サイボーグ。それ以降も島へ訪れるようになり、ルルに寄り添って彼女に危機があればまるでガーディアンのように守ってます。

ルルという少女に関しては深く語ると核心に触れそうなので簡単にしておきますが、サイボーグの高精度な解析を用いても何も分からなかったことから普通の少女ではないことは確か。なにより、とにかくすごい可愛い。
一緒に暮らしているおじじと、軍に殺された科学者・ルティシア博士が彼女の出生に深く関わっていて、軍に対するある計画のために島で隠れながら育てているようです。
ただ、無垢で天真爛漫に育ったルルが計画に同調するのかは微妙なところではないかと。さらに、島に現れた予期せぬ訪問者・さっちゃんによって何かしらの変化が生まれる予感もします。それぞれが何を選び、どう動くのか、今後の展開が気になりますね。

思っていた内容とは違っていましたけど楽しませてもらえました。戦火が広がる殺伐とした世界と自然に囲まれたのどかな島、軍に反する計画を企てているおじじと純真無垢な心を持ったルル、ちっちゃいルルとでっかいさっちゃんなど、様々な対比があることで、それぞれの状況や立場、抱いている想いが一際強く伝わってきます。
優しさ溢れるほのぼのした雰囲気ですが、荒れた世界はそれを許してくれそうもない不穏な空気も漂っています。ルルという少女の存在がサイボーグやこの世界にとってどんな影響を及ぼすのか、さっちゃんとの出会いはルルに何をもたらすのかなど、ここからストーリーはどのような展開を見せてどこに行きつくのか非常に楽しみですね。あと、とりあえずコロッケ食べたい。



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2016年10月28日

【ヒナまつり】マンガ 感想&あらすじ マイペースな超能力少女とヤクザが繰り広げる日常系コメディ漫画

編集しました。というより9割くらい書き直してますのでほぼ別記事ですね。
これからはちょくちょく過去記事直していきます。今も下手な文章でダメダメですけど、あまりにも拙すぎて手で覆いたくなるほど恥ずかしいです。

Fellows!→ハルタ。2010年6月から連載。既刊11巻
作者:大武政夫



あらすじ・概要

芦川組に属する若手インテリヤクザ・新田義史。会社経営による金儲けも上々に、趣味で集めている骨董品を眺めながら気分良く飲んでいると、突如部屋に謎の楕円形に顔がついた物体が出現した。その物体の拘束を解き中から出てきたのは、ヒナという名の異世界から飛ばされてきた超能力少女。なんかとして追い出そうとする新田に対し、ヒナは強力な超能力を行使しながら拒否を許さないほぼ脅しによる交渉の末、居心地いい新田宅に住み着いてしまった。ヤクザ×超能力少女のドタバタではちゃめちゃな共同生活が始まる。

主要登場人物

・ヒナ
異世界からやってきた超能力少女。実年齢不詳。豊島区立渡辺中学校1年に編入し、成長した現在は帝辺高校へ進学。口数は少なく無表情、めんどくさいことを嫌い遊んでばかり。強力な念動力を操るが、普段から適度に放出していなければ暴走を起こします。街を吹き飛ばした責で処分され、偶然新田の元に辿り着き、以後娘として共同生活を送ります。

・新田義史
芦川組の若手ヤクザにして若頭。武闘派とは違い、会社経営をし金を稼ぐインテリヤクザ。几帳面で面倒見がいい性格をしており、家事スキルも高いことからヒナの世話係りに。なんだかんだで娘として大切に?想っているようにも見えます。気苦労の多い人ですが、ヒナの巻き起こす暴走が図らずも彼の評価を高める要因になっています。趣味は骨董品収集。

・三嶋 瞳
ヒナが通う中学校の同級生。頼みごとを断れない性格のため様々な厄介事を抱え、さらに新田以上の巻き込まれ体質。何事も器用に容量よくこなす超ハイスペック人間。未成年ながらバーテンダー、OL、スナイパー、会社社長を務め、ヤクザや財政界など幅広い人脈を有しています。

・アンズ
ヒナを処分するため組織から送りこまれた超能力少女。ヒナとの対決に破れ、帰還しようとしたが装置の故障で帰れなくなり、ホームレス生活を余儀なくされることに。素直で気が利き、真面目で思いやりもある優しい少女のため、多くの人に愛されています。ホームレスの人達や、引き取ってくれた中華屋の夫婦との交流で、人の繋がりお金の大切さを学びます。

・斑鳩 景
ヒナ、アンズ、マオのいた組織の警備主任。超能力は使えません。ヒナの調査目的で送り込まれたが、暴走したヒナへのトラウマから彼女を恐れて調査できずにいました。その後常識を身に着けていたことを知り調査は続行しましたが、生活資金を稼ぐために働いていたスーパーの店長と結婚し子供を授かっています。

・マオ
3人目の超能力少女。2人と違い多少は常識者。無人島に転送された折に転送措置を海に流してしまい、帰還することができなくなった為サバイバル生活をするはめに。ヤシの実をヒナとアンズに仕立て寂しさを紛らわせて過ごしていました。その後大陸へ渡り気功少女として広告塔にされ、ヒナの所在を知ったことで日本へと渡りフィットネスを経営し成功させます。



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感想

異世界からやってきた超能力少女とインテリヤクザが親子として共同生活をすることになり、周囲の人達を巻き込み巻き込まれながら送るドタバタな日常を描いた物語。
1巻の表紙に描かれているのは拳銃持った男とイクラ丼持った少女なので、意味不明すぎてどんなジャンルの作品かは分かり辛いですね。これは、ハートフルとも言えなくもないゆるさのあるSF×コメディ漫画です。絶妙なコンビが生む独特な笑いでじわじわとファンを増やしてますね。

ヒナは異世界からやってきた強力な念動力をあやつる超能力者なんですが、彼女を表す最たる特徴はそこではなく、関わる人間皆振り回してしまう究極のマイペース人間というところです。周りが困っていようと慌てふためいていようとやりたいように行動し、自分に関わりなければ我関せずと素知らぬ顔をするなど、いかなるときでもマイペースを貫き通しています。その反面、自分にとって都合の悪いことが起こりそうになると、表情変えずに焦り、そういう時だけはがんばる姿勢を見せる現金な子。

彼女の一番の被害者・新田義史。
ヤクザらしい恐さを持ってはいるんでしょうけど、元来の面倒見の良さと高い家事スキルを用いて甲斐甲斐しくヒナの世話をしてる姿は主夫、あるいは手の掛かる娘を育てるシングルパパですね。面白いのが新田本人意図してやったわけでもないことや、本人も知らないことで勝手に新田伝説が生まれていき、組内・ヤクザ界での評価がうなぎ登りになっているところですね。ヒナ関連で苦労の耐えない新田ではありますが、周りの勘違いなどから事件の真相は紆余曲折され、暴走もたまには良い方向へ転がってくれます。
基本的にヒナに振り回されてばかりではありますが、ヒナの生活にとっても新田は居て当然のような存在、というより新田ありきの生活習慣を構築してしまっているので、それを脅かされそうになると珍しく自分から何とかしようと最大限の努力(あくまでヒナなりの)を見せます。

ヤクザならではの話はあっても全く殺伐とした雰囲気にはなりません。ヒナという異物が1人加わっただけでシュールなコントに変化してしまいます。若頭連中は新田に起きた出来事を深読みしすぎて勝手に暴走してますし、組長はヒナを孫娘のように溺愛して甘やかし放題。登場時はおっかない人・やり手として出てきても、結局コントメンバーの1人に成り下がってて笑えました。

この作品で忘れてはいけない人物がもう1人、それは瞳ちゃんです。当常時は中学生、現在は高校生。彼女は当初こそ普通のどこにでもいる女の子だったんですけど、最新巻の今現在では高校生でありながら複数の案件を抱えるやり手の女社長に。新田同様巻き込まれ体質の苦労性で頼みごとは断れない子なので、とにかくあらぬ方向へ流されていきます。バーテンダー、OL、スナイパー、女社長を勤めていき、ヤクザや警察、果ては財政界にまで人脈を拡げていくある意味作中一の恐ろしい子。あまりにも優秀すぎる多方面に発揮する才能を持っているため、彼女にかしずき落ちるとこまで落ちた人物(詩子さんとか)まで発生します。

他にも組織から送り込まれてきたのにいつの間にか円満な家庭を築いちゃったイカルガや、同じく異世界からやってきたのにフィットネスクラブ成功させてるマオなど、アクの強いキャラてんこ盛りで胃もたれしそうです。
なので、ただ1人真っ当に生きようとしているアンズを見てると泣きそうになりますね。人との繋がりを大切にし、お金の大切さを教わり日々汗を流して働き、前向きにがんばって生きてる彼女は癒しです。新田にいたってはアンズがあまりにも無垢な良い子だったせいで、彼女と一緒に暮らしている中華屋の夫婦に憎しみを抱いてしまいます。片やぐうたら暴走娘のヒナ、片や思いやりのあるがんばり屋のアンズ、自分が新田の立場だった場合を想像すると、確かにやってられないですよね。

ヒナと新田、そこに濃すぎるサブキャラたちが絡み、ひっちゃかめっちゃかになってる状況はまさにカオス。爆笑というほどではくても、クスクスと長く尾を引く笑いは秀逸です。テンションの上がり下がりが激しかったですね。皆で盛り上がり、悪乗りしすぎて暴走、「やっちまった・・・」と物思いにふけ解散、といったように展開はジェットコースター。
ギャグ・コメディ漫画好きの人にはぜひおすすめしたい漫画ですね。10巻越えてもマンネリにならず笑えるギャグ漫画はそうそうないですからね。あと、なぜかがんばって生きようとも思わせてくれる作品なので、ギャグ漫画好きの人に限らず多くの人に読んでもらいたい一作です。


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2016年10月27日

漫画『テラモリ』1巻の感想とあらすじ

『テラモリ』1巻の感想。


テラモリ
著者:iko
掲載:裏少年サンデーコミックス
1巻発売日:2015年9月11日

日京女子大学に通う20歳の高宮陽は、ゲームに課金しすぎて金欠に悩む女子大生。オクテで社交性も低いことから、人前に立つことも苦手。
9月の終わりに就活セミナーが始まり、周りがインターンシップに参加するかに悩むなか、まだまだ大学生活を謳歌したいと、高宮はお金を稼ぐためにバイトを始めることを決意。
予定していたバイトの面接に向おうとしていた高宮だったが、トイレに駆け込んだスーツ屋「テーラー森」の時給の高さに目が眩み、即応募して内定をもらうことに成功する。
しかし、この選択がこれからの彼女の運命を大きく変えることになるとは、本人もまだ気づいていない。

社交性なし、バイト経験なしの女子大生が、ひょんなことからスーツ屋で働くことになり、上司の厳しい指導を受けながら働いていくなかで、少しずつ社会人としての心構えを身に付けて成長していく物語。
少女マンガ風の絵柄で描かれているお仕事コメディ漫画。社会人応援漫画と言ってもよさそうです。最初はバイト先での恋愛を中心に展開されていく物語なのかと予想してましたが、恋愛要素も踏まえながら主に接客業やスーツについての知識をライトに語っている作品でした。

高宮陽は可愛いだけではなく、非常にユニークな主人公。ゲームの重課金者で常にお金はなく、社交性やコミュニケーション能力が低いにも関わらず、高い自給に目が眩んで接客業のバイトを選んだ女子大生。当初は、コミュニケーション能力のないオタクということだったので、おどおどした大人しい主人公なのかなと思ったんですが、おかしなテンションをしてる意外と明るい性格の女子でした。
ただ、リア充やオシャレ空間に対してはアウェイ感を抱いてしまうようで、あまりの眩しさに体と心が拒否反応を示しています。物語開始数話の彼女は仕事に対しての姿勢もかなり適当な女性。それらのことから、眩しすぎるフロアや店員、お客から逃げ隠れし、別の場所で掃除ばかりしているものだから当然怒られます。お金を貰うのに仕事なめすぎですね。

この高宮と副店長の平尾さんとのやりとりが一番面白かったですね。接客業なのに接客の場から逃げて給料貰うまでやり過ごそうとしてる高宮に対し、なんとかまともに仕事ができるように厳しめな指導を施す平尾さん。高宮は結構言いたいことをはっきり言ってしまう子なので、厳しい仕事(一般的には普通の仕事)や指導に対して、必死に言い訳して逃れようと駄々っ子になる始末。それを平尾さんが一蹴して容赦なく谷へ突き落とします。なかなかテンポとノリの良いコントです。
優しく穏やかに指導した方がいい人もいますけど、高宮に必要なのは厳しさでしょうね。最初の状態のままだと彼女の将来心配過ぎます。それに、平尾さんも優しさからくる厳しさですから(たぶん)、別に無理難題をふっかけているわけではありません。
いつ辞めてもおかしくなかった高宮もいろいろなことを学び、ぎこちなく接客したお客様に「ありがとう」と言ってもらえたことから、社会人としての意識にも少しずつ変化が見られるようになります。特に「ありがとう」と言ってもらえたのはうれしいでしょうね。初のバイト、しかもコミュニケーションが苦手な彼女ですから、その一言にはこれまでにない喜びがあったと思います。これからの彼女にとって大きな気力になることでしょう。

それから、まだ1巻なので内容は初心者向きですが、紳士服に関する知識も養えます。スーツのみならず、ネクタイや靴などのビジネス用品について、変なキャラクターが分かり易く解説してくれるので、新しく社会に飛び出す人には参考になるところもあると思います。私もスーツが毎日必須な仕事ではないのでそれほど詳しくないですけど、それでも必要なときもあるのでいい勉強になりました。

とても面白かったです。スーツという珍しい題材を扱い、関連商品についての解説と青春物語をテンポの良い軽めのギャグで展開していく作品。スーツなどのビジネス用品についての知識や、社会人として仕事に向き合う心構えなどを、漫画という媒体で分かり易く教えてもらえました。
それから、今回は高宮と平尾さんのことしか紹介しませんでしたが、テーラー森で働く他の社員たちもクセの強い方々ばかりで魅力的。2巻以降は彼等についても掘り下げていくしょうから、それぞれのドラマも楽しみ。平尾さん共々高宮との絡みも面白そうです。


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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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