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2016年10月31日

【かみちゅ!】アニメ 感想&あらすじ 神様になった女の子の日常と恋や友情を描いた青春アニメ


かみちゅ!
2005年6月テレビ朝日系列にて放送
監督:舛成孝二
原作:ベサメムーチョ
脚本:倉田英之
一橋ゆりえの声:MAKO
四条光恵の声:峯香織
三枝 祀の声:森永理科

あらすじ・概要

瀬戸内方面にある架空の港町「日の出町」。自然豊かなこの町に暮らすいたって普通の女子中学生・一橋ゆりえは、ある日突然神様になってしまった。
なったからには自分が何の神様なのか、自分に何ができるのかを知りたいゆりえだが、何をどうしたらいいのか分からず困っていた。とりあえず幼馴染の光恵と、いきなり心の友になった祀たち友達の力を借り、自分のことを調べながら神様としてできることを探すことに。神様として人の願いを叶えるため一生懸命がんばるゆりえには、彼女自身にも叶えたい淡い想いをある男子に向けており、悩みながらも周りの助けや応援を受けながら勇気を振り絞って行動し成長していく。

主要登場人物

・一橋 ゆりえ
主人公。ある日突然神様になってしまった女子中学生。勉強は普通、スポーツも普通というどこにでもいるいたって普通な女の子。引っ込み思案だけど決めたことには一生懸命になれる素直な性格。神様として仕事や役割を果たしながら、中学生として学校に通う毎日を送っています。クラスメイトの健児に想いを寄せています。

・四条 光恵
ゆりえのクラスメイトであり幼馴染。学業優秀な秀才であり、年齢の割に落ちつきのある女の子。突っ走り気味な祀と流されるゆりえのストッパー的存在。子供っぽく危なっかしいゆりえのことを常に気にかけています。よく神様の依代にも使われています。

・三枝 祀
ゆりえのクラスメイト。ゆりえが神様になったことをきっかけに心の友になりました。来福神社の長女。ただし神通力はないため神様を視認することはできません。活発で物事に対してはっきり思ったことを言う気の強い性格。神社が貧乏なため、いつもお金儲けのことを考えています。

・三枝 みこ
祀の妹。神社では巫女をしています。姉とは真逆な大人しい性格をしており、姉や父にはない神通力を持つため神様を見ることもできます。神社で祭っている八島に対して少なからず想いを寄せています。

・二宮 健児
ゆりえのクラスメイト。書道に一筋なおっとりしたマイペースな男の子。部室がなくなってしまったため、屋上の一部を部室代わりに使っています。書道以外のことにたいしては鈍く、ゆりえの気持ちにも気づいていないが、彼女や友人達との付き合うにつれ少しずつ異性として意識していくことに。

感想

ある日突然神様になってしまった中学生の女の子と、彼女の友人達、そして出会う人や八百万の神々との交流と周囲で起こる不思議な出来事について描かれた物語。
現実の世界を舞台にした日常系ファンタジー。神様設定はあっても軸は青春物語です。ほのぼのしたゆるい空気、温かみのある人や風景、どこにでもありそうな日常と本来人が干渉することのない非日常が一体となった作品です。癒されると共に、ちょっとだけわくわくしましたね。

独特だけど懐かしさのある世界観はとても気に入りました。舞台となる瀬戸内地方にある日の出町は広島県の尾道市をモデルにしており、実際に存在する風景も描かれているので町並みなどを見たことある人なら気づく点もあるんじゃないでしょうか。確か「時をかける少女」も尾道市が舞台でしたね。作品の時代設定は80年代の昭和ということで、服装や小物、建築様式からはかつての古き良き日本を感じさせてくれます。
さらに『かみちゅ!』の世界観を構築する大きな要素として日本の神道がペースになっており、いわゆる八百万の神々というあらゆるモノには神が宿るという宗教観の下、多くの人には視認されませんけど町のいたるところに役割を持った神様がいます。
一昔前の懐かしさがあり、さらに非日常を感じさせる神秘的な光景をも描かれた世界観、いいですね。

ストーリーは1話冒頭で主人公が「わたし、神様になっちゃった。」という告白を友達に告げるんですが、特に驚くことも馬鹿にしたそぶりも見せず、「何の?」「わかんない」という本来ならとんでもないことを淡々とした会話をしながら進んでいきます。周囲の人達も普通にそのことを受け入れていたのを見ると、何かが神様になるということは、特別であってもありえないことではない世界なんだなと理解できます。

主人公の見た目どこにでもいるような女の子、引っ込み思案でドジっ娘、でも素直で真っ直ぐながんばり屋さんという性格も良かったですね。これが神様になってうかれたり調子に乗るようなキャラや、頭脳明晰な人物が神様の力なんて手に入れてたら、この作品のゆるい雰囲気は出てなかったでしょうね。ゆりえはキレ者でなければ野望の類を持っているキャラでもなく、神様になってからも人としての悩みを持ち、でもなったからには神様らしいことを何かしようと一生懸命になる子。観ていると素直に応援してあげたくなりますね。
周囲の人達もゆりえ同様嫌味や毒がなく、この作品としては良かった点だと思います。ちょっと騒がしく突っ走り気味だけど快活でゆりえを引っ張っていく祀、仲睦まじい男女のカップルを見て「潤いが欲しい」とつぶやく光恵、好きな書道にばかり没頭しすぎてその他には鈍感な健児、キャラクターにしても良いバランスで個性が立っていますね。

よく動く作画がこのキャラの魅力をより引き立てていました。しゃべるときの口や顎がよく動き、表情にしろ仕草にしろ、細やかな描写で1人1人のキャラが描かれています。作画班の人達は相当苦労しただろうなと思われます。

ゆりえが神様になったことから友人たちと話し合って相談室を設置し人の悩みを聞いたり、神通力を使って人助けをする話や、神々の世界での歓迎会といった「神様」という設定が際立つ話も多いですが、この作品はあくまでゆりえの恋と友情を描いた青春アニメです。踏み込めない恋に悩み、和気藹々と友情を育むという青春物語が本筋。
神様になったならその力を使って如何様にもできそうなものですけど、それをしないのがこのアニメのいいところですね。神様としてやるべきことは必要があれば神通力を行使しますが、人としてやるべきことは自分の力でなんとかしようと努力し勇気を振り絞って行動する姿勢が見られました。
神様として、人として、中学生として、恋をする者として、応援するものとして、立ち位置は様々でも一生懸命がんばるということは変わりありませんね。

人によっては退屈な話ではあるんでしょうが、個人的にはとても好きな作品です。「ジブリみたい」という感想をどこかで目にした通り、私も似たものを感じましたね。
神様になった経緯は結局分からずじまいでしたけど、このゆるい作風に起因しているのか、なぜかあまり気にならないという不思議。
派手さはなくても温かく馴染みやすいストーリーやキャラ、そして世界観。音楽もこのアニメにマッチしていたと思います。ほのぼのした日常系やちょっと甘酸っぱい青春物語が好きな人におすすめしたい作品。面白いですよ。

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posted by ハネ吉 at 18:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ
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とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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