2016年11月01日
漫画『ACCA13区監察課』1巻の感想とあらすじ
『ACCA13区監察課』1巻の感想。
ACCA13区監察課
著者:オノ・ナツメ
掲載:ビッグガンガンコミックススーパー
1巻発売日:2013年11月25日
13の自治区によって成り立っているドーワー王国。この国には警察局、消防局、医務局などが名を連ねる『ACCA(アッカ)』と呼ばれる独自の組織があり、中央議会とは切り離されている各自治区によって運営されていた。
ACCA支部の日々の業務を監視する本部の監察課で副課長を務めるジーン・オータスは、課長と共に副本部長室に呼び出され、平和な世では監察課の存在意義は既にないと突然の解散を言い渡される。突然の事態にもついに来たかと諦め気味の局員達を後にし、予定されていた視察へ赴いたジーンは、そこでデータが改竄された形跡を見つけ、自ら現地へと向かった。
ドーワー王国にある巨大統一組織『ACCA(アッカ)』。そこに属する監察課の副課長が各支部へ赴いて不正を暴いていくが、とある計画に対してジーン本人に嫌疑がかけられ、密かに監視される事態に・・・といった話。
17年1月のアニメ化情報を知ったことがきっかけで試しに読んでみたのが経緯です。同じくアニメ化された『さらい屋五葉』や『リストランテ・パラディーゾ』の著者オノ・ナツメさんの作品。
タバコが高価な嗜好品としてお金持ちしか手をだせないという架空の世界、架空の国を舞台にした作品です。ドーワー王国は13の地区に分かれた地方自治政で成り立ち、各地区ごとに独自の文化が育まれているようです。
ACCAとは警察、医療などの民間に関わる局が名を連ねる巨大統一組織。13区それぞれに支部があり、首都の本部はそれらを束ねる役割を担っています。主人公ジーンがいる監察課は各支部に駐在員を駐留させ、本部の上役が不定期に視察することで業務を監視をしています。
主人公のジーン・オータスは常に飄々としている掴みどころのない人物ですね。解散を言い渡された直後の視察でさっそく不正を見つけたことで成果を上げ、それが認められて解散を阻止していることからも、彼が優秀な人物であることはよく分かります。
部下や上司からの信頼はあついようですが、彼をあまり知らない周囲の人たちからは良い目ではみられていませんね。身内を疑うことが仕事の監察課、しかも副課長という立場にあり、さらに嗜好品のタバコを堂々と惜しげもなく吸う姿は悪目立ちしすぎですから。本人はそんな視線なんて気にも留めていませんけどね。ACCAの給料は嗜好品を買えるほど高くはなく、「もらいタバコのジーン」という異名の通り自分で購入しているわけではないようです。どこの誰から入手しているのか、高給マンションで妹と管理人をしているため安定した収入はあるのになぜACCAを辞めないのかなど、謎多き男。
1巻では世界観や登場人物についてひととおりのご紹介的な内容のため、ストーリーが動き出すのはこれからといった感じでしょうか。何か大きな事件が潜んでいる様子は伺え、5局長や本部長など組織の上にいる人物は動き出しているようです。
当の主人公・ジーンはその波に巻き込まれようとしているのか、はたまた既に渦中にいるのか、飄々としすぎているため私には判断しかねます。ジーンには何か思惑があるような気もしなくもないですし、周りが的外れな疑いの目を彼に向けているようにも見え、はたまた他の誰かの画策で本人も与り知らぬところで既に関わっているような気さえします。
事件のみならず、誰も彼も謎すぎて続きが気になりますね。救いはジーンの妹ちゃんと、おみやげねだる監察課の局員たちくらいですかね。あと、ジーンを目の難きにしているレイルも子供っぽくて憎めない奴でした。
一言で言うと、とてもお洒落な漫画。とにかく今後の展開、事件の顛末が気になる作品なので続きを読みたいです。
他作品同様に、この作者さんは男性にしろ女性にしろかっこいい大人を描くのがうまいですね。全く何を考えているのか分からないジーンのみならず、他の登場人物もミステリアスでなかなか腹の内が読めない連中ばかりです。まあ、そのあたりが魅力的ではありますけど。
色気あるかっこいい大人たち、それぞれの思惑、見え隠れする陰謀、なかなか面白くなりそうですね。
【eBookJapan】 ACCA13区監察課
↑無料で立ち読みできます
ACCA13区監察課
著者:オノ・ナツメ
掲載:ビッグガンガンコミックススーパー
1巻発売日:2013年11月25日
13の自治区によって成り立っているドーワー王国。この国には警察局、消防局、医務局などが名を連ねる『ACCA(アッカ)』と呼ばれる独自の組織があり、中央議会とは切り離されている各自治区によって運営されていた。
ACCA支部の日々の業務を監視する本部の監察課で副課長を務めるジーン・オータスは、課長と共に副本部長室に呼び出され、平和な世では監察課の存在意義は既にないと突然の解散を言い渡される。突然の事態にもついに来たかと諦め気味の局員達を後にし、予定されていた視察へ赴いたジーンは、そこでデータが改竄された形跡を見つけ、自ら現地へと向かった。
ドーワー王国にある巨大統一組織『ACCA(アッカ)』。そこに属する監察課の副課長が各支部へ赴いて不正を暴いていくが、とある計画に対してジーン本人に嫌疑がかけられ、密かに監視される事態に・・・といった話。
17年1月のアニメ化情報を知ったことがきっかけで試しに読んでみたのが経緯です。同じくアニメ化された『さらい屋五葉』や『リストランテ・パラディーゾ』の著者オノ・ナツメさんの作品。
タバコが高価な嗜好品としてお金持ちしか手をだせないという架空の世界、架空の国を舞台にした作品です。ドーワー王国は13の地区に分かれた地方自治政で成り立ち、各地区ごとに独自の文化が育まれているようです。
ACCAとは警察、医療などの民間に関わる局が名を連ねる巨大統一組織。13区それぞれに支部があり、首都の本部はそれらを束ねる役割を担っています。主人公ジーンがいる監察課は各支部に駐在員を駐留させ、本部の上役が不定期に視察することで業務を監視をしています。
主人公のジーン・オータスは常に飄々としている掴みどころのない人物ですね。解散を言い渡された直後の視察でさっそく不正を見つけたことで成果を上げ、それが認められて解散を阻止していることからも、彼が優秀な人物であることはよく分かります。
部下や上司からの信頼はあついようですが、彼をあまり知らない周囲の人たちからは良い目ではみられていませんね。身内を疑うことが仕事の監察課、しかも副課長という立場にあり、さらに嗜好品のタバコを堂々と惜しげもなく吸う姿は悪目立ちしすぎですから。本人はそんな視線なんて気にも留めていませんけどね。ACCAの給料は嗜好品を買えるほど高くはなく、「もらいタバコのジーン」という異名の通り自分で購入しているわけではないようです。どこの誰から入手しているのか、高給マンションで妹と管理人をしているため安定した収入はあるのになぜACCAを辞めないのかなど、謎多き男。
1巻では世界観や登場人物についてひととおりのご紹介的な内容のため、ストーリーが動き出すのはこれからといった感じでしょうか。何か大きな事件が潜んでいる様子は伺え、5局長や本部長など組織の上にいる人物は動き出しているようです。
当の主人公・ジーンはその波に巻き込まれようとしているのか、はたまた既に渦中にいるのか、飄々としすぎているため私には判断しかねます。ジーンには何か思惑があるような気もしなくもないですし、周りが的外れな疑いの目を彼に向けているようにも見え、はたまた他の誰かの画策で本人も与り知らぬところで既に関わっているような気さえします。
事件のみならず、誰も彼も謎すぎて続きが気になりますね。救いはジーンの妹ちゃんと、おみやげねだる監察課の局員たちくらいですかね。あと、ジーンを目の難きにしているレイルも子供っぽくて憎めない奴でした。
一言で言うと、とてもお洒落な漫画。とにかく今後の展開、事件の顛末が気になる作品なので続きを読みたいです。
他作品同様に、この作者さんは男性にしろ女性にしろかっこいい大人を描くのがうまいですね。全く何を考えているのか分からないジーンのみならず、他の登場人物もミステリアスでなかなか腹の内が読めない連中ばかりです。まあ、そのあたりが魅力的ではありますけど。
色気あるかっこいい大人たち、それぞれの思惑、見え隠れする陰謀、なかなか面白くなりそうですね。
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