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1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年5月31日
昨日に引き続きまして、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の大気汚染の影響についての調査データを紹介致します

九州の離島でも大気環境基準は満たせず(長崎県・福江島)
−微小粒子状物質の基準告示から1年、越境大気汚染の影響(その2)−
2010年 11月 10日
独立行政法人・海洋研究開発機構


2.背景
大気中の微小粒子状物質(PM2.5)は、大気中に浮遊する粒子状物質のうち、サイズが2.5ミクロンより小さいものを指し、大きな粒子よりも気管を通過しやすく、ぜんそくや気管支炎などの健康被害の原因となりうる事が指摘されています。

この為、環境省は2009年9月9日にPM2.5濃度に関して大気環境基準を告示しました。
局地的な汚染が進行している都市域では、予備的な観測が行われ、基準の超過が確実である事が指摘されていました。

しかしながら、局地的な汚染のない離島地域でのPM2.5濃度が、どの程度であるか分かっていませんでした



3.研究方法の概要
PM2.5の測定は、福江島の大気環境観測施設(北緯32.75度、東経128.68度)で行われました。
本地点は都市から離れており、付近の産業等による発生源の影響は小さいと考えられます。

PM2.5は湿度の高低により観測値が違う為、湿度を一定に管理するとともに、観測後にシミュレーションを用いて湿度に対する補正を行う事によって、極力湿度の影響を取り除いた信頼度の高いPM2.5濃度データを通年に亘り取得しました。

2009年9月9日〜2010年9月8日の1年間の観測値について、1時間値から日平均値を算出し、2種ある大気環境基準のうち短期基準(日平均値の年間98パーセンタイル値について35μg m-3)と比較しました



追記:ドイツでは福島原発の事故を受け、いち早く旧式の原発の稼動停止を発表していましたが、昨日(30日)現在稼動中の原発も完全に撤去する事を表明しました。

又、スイスでも原発の稼動停止を発表しました。
スイスには5基の原子炉があり、その発電量は全体の約40%を占めています。

残りはアルプス山中や河川に設けられた1000カ所以上の水力発電で賄っています。

スイス政府は、完全な脱原発をいつ達成するのかは、まだ決まっていないとしているが、専門家らは2040年ごろに実現出来るのではないかと見ている。

尚、スイスでは原発2基の新設計画の契約も済み、準備段階に入っていた












1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年5月30日
今回の大地震では福島第一原発の4基も被災した。
揺れでは何とか持ちこたえたが、津波で壊滅的なダメージを受けてしまったのだ。

その為、原子炉からは依然と放射能が漏れ続け、復興の足かせとなっている。

昔は放射能を「死の灰」と呼び、大変恐怖に思ったものだが、実際毎日の様に浴び続けている訳だが、人間が年月と共に強くなったのか、放射能を打ち負かす技術進歩があったのか分からぬが、どれほどの線量を浴びているのかも分からないのが、元気の秘訣なのかもしれぬ。

「放射能、皆で浴びれば恐くない」

深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構では、大気汚染の影響についても調査をしている。
そのなかで一寸気になるデータがあるので紹介致します


九州の離島でも大気環境基準は満たせず(長崎県・福江島)
−微小粒子状物質の基準告示から1年、越境大気汚染の影響(その1)−

独立行政法人・海洋研究開発機構
2010年 11月 10日
1.概要
海洋研究開発機構・物質循環研究プログラムのチームリーダーらは、長崎県・福江島において、大気中の微小粒子状物質の濃度を通年測定し、大気環境基準(※1)が設定された、2009年9月9日からの1年間のデータを解析したところ、大気環境基準を満たしていない事を明らかにしました。

観測を行った福江島では、局所的な汚染の影響は少ない事、微小粒子物質が高濃度で観測された日は、黄砂測定日とは合致しない場合が多い事、同時に高いブラックカーボン(黒色炭素、一般にはすすとも呼ばれる)粒子濃度が記録された事から、中国大陸からの越境大気汚染の関与が示唆されました。

この研究は、環境省地球環境研究総合推進費「東アジアにおける広域大気汚染の解明と温暖化対策との共便益を考慮した大気環境管理の推進に関する総合的研究」の一環として進められました。
この成果は、大気環境学会の学会誌「大気環境学会誌」に速報として掲載されます。


※1 大気環境基準
環境基本法(1993)に基づく基準で、前身の公害対策基本法(1967)に基づいて、生活環境を保全し人の健康の保護に資する上で維持されることが望ましい大気汚染に関わる基準として定められたものです。これまで、粒子については、浮遊粒子状物質(SPM, 10μm以下の粒子)に対する基準(1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下であること。)が存在しましたが、近年、より微小な粒子が健康に影響すると考えられるようになった事から、2009年9月に新たに微小粒子状物質(PM2.5)に関する基準が告示されました。微小粒子状物質とは、大気中に浮遊する粒子状物質であって、粒径が2.5μmの粒子を50%の割合で分離できる分粒装置を用いて、より粒径の大きい粒子を除去した後に採取される粒子と定義されています。これについて、2種の基準値が設けられ、1年平均値が15μg m-3以下であり(長期基準)、かつ、1日平均値が35μg m-3以下である事(短期基準)とされています。その際、短期基準の達成状況は、頻度分布における年間98パーセンタイル値を日平均値の代表値として選択し、評価を行う事となっています。


追記中国大陸からの黄砂の飛来は有名だが、まさかの大気汚染である。冷静に考えれば、砂が飛んで来る位であるので、汚染物質が飛んで来て当たり前である。

現在、中国では13基の原子炉(総設備容量は1080万kW)が稼働中であるが、中国国務院は既に32基の新規建設を承認し(内28基は建設中)、建設承認の前期作業に入った原発は38基ある。

建設・計画中だけで計70基で、2020年までに、現在の7倍の約7000万kWと、日本を上回る規模になるのである。

後進国での原発事故を懸念したが、まさか、日本発の事故になるとは。
何とか、一定のルール作りの国際化を進めて貰いたいものである












1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年5月29日
一昨日、木村教授の地震レポートで紹介した、千葉県北東部に予想される地震は、内陸部を震源とする地震であるが、この近辺では、先日米研究グループが茨城沖を震源とする予測を出している。
この予測は東北大地震の発生を基にした予測であるので、余りインパクトはないが、一応紹介しておきます


米研究グループ「大地震の恐れ」 茨城沖、ひずみ蓄積か
2011年5月20日
東日本大震災後、震源域の南側にひずみが残っている可能性があり、大地震が起きる恐れがある事を、米カリフォルニア工科大などの研究グループが20日付の米科学誌、サイエンス電子版に発表する。

今回の地震で、地下の断層のすべり量は一様ではなく、数メートルから約50メートルまでばらつきがあった。
最も大きくすべった場所は、宮城県沖の日本海溝付近で、長期間、地震が起きていない場所だった。陸のプレートに沈み込む太平洋プレートに、古い海山などがあって沈み込みにくく、500〜千年間、ひずみをため続けたと推定した。

研究チームの解析では、大震災で震源域とはならなかった茨城沖は、長期間、マグニチュード8以上の地震が起こっておらず、ひずみがたまっている可能性がある。

過去の地震活動には不明点もあり、ひずみの蓄積量は不明だ



追記: 地震発生は、明日かも500年後かも知れぬと言うが、それが分かっているのなら、先の東北大地震を予測して貰いたかったね











1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年5月28日
ここの所、ずっと上田先生の動向を中心に紹介して来ましたが、最近は地震だけでなく、
各地の火山活動も活発化して来ているようです。

火山活動と地震は密接な関係にある事も、あの木村教授が以前、教えてくれましたが、九州では新燃岳が噴火の後、あの阿蘇山が怪しくなって来ました。

果たして阿蘇山の大爆発があるのか、火山噴火でも予測と言えば、この人の右に出る人はいないと言われる、木村教授の噴火レポートが気になりますので紹介致します。
(図は変換の都合により、省略させて頂きます)


阿蘇山の大噴火は近い!?
2011年5月18日
最近、阿蘇山が活発になって来ているのではないかと噂されている。
そこで、同火山に”噴火の目”が形成されているかを見てみた。

すると確かに”目”と鑑定されるものがはっきりと出ている事が分かった。

図には、いわゆる阿蘇山の噴火の”目”とみられるものがはっきりと認められます。
そして、別図にその目内の地震活動をグラフで示しました。

私の方式で計算すると次のようになります。
1975年を、この噴火の目の立ち上がりとすると、それに35年たして誤差3年を加味すると、予想主噴火年は2010±3年と計算されます。

2010年付近で地震回数が増えているのは、噴火直前の前震か?。

このパターンをすでに大噴火を経過した、雲仙普賢岳の噴火の例で検証してみます。

次の図は、雲仙普賢岳の場合です。図に示されるように、図2の阿蘇山の場合と同様に、くっきりと目が出現しています。

図4は、図3で明確に示された”目”の領域での地震活動を示したものです。

目の地震活動の立ち上がりは、あまりはっきりしませんが、1955年ととると、主噴火は、1990±3年と予測されます。

この火山については、大噴火(主噴火)を経過していますのでチェックしてみると、1990年から噴火活動がはじまり、翌1991年には大火砕流が発生し主噴火となりました。

この際は、1989年の地震回数の増加が噴火の前の前震ととれます。

図2の阿蘇山の目の地震活動でも、これに相当する前震活動と思われるものが認められますので、注意が肝要のようです。

このように増加していた地震活動は、図4に示すように、1995年の兵庫県南部地震(M7.3)発生直後から、急激に現れ始めました。

雲仙火山の大噴火前の地震活動(図4)の経過は、図2で示される阿蘇山の地震活動の経過とよく似ています。

したがって、今後阿蘇山が、雲仙火山の場合と同様に、溶岩を上昇流出させる様な火山活動を進めていく可能性は、否定出来ないと思われます



追記: 阿蘇カルデラは南北25キロメートル、東西18キロメートルの世界でも有数の巨大カルデラですが、カルデラ内に国道が通り鉄道が引かれ、5万人以上の人が居住しているという意味では、世界に類を見ない「世界一のカルデラ」です。

又、日本の山を語る時に、富士山の次に出て来るのが、この阿蘇山ではなかろうか。











1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年5月27日
ここの所、ずっと上田先生の動向を中心に紹介して来ましたが、最近の揺れの多くが、宮城、福島沖に混ざり、茨城、千葉方面を震源とする地震が増えて来た様に感じます。

そこで、地震の予測と言えば、この人の右に出る人はいないと言われる、木村教授の地震レポートが気になりますので紹介致します


千葉県北東部で大地震か
2011年5月24日
昨日までは、千葉県北東部に予想される地震については、まだ前震が認められないとの報告をした。
しかし、その後の検討では、前震の可能性をキャッチしたので報告したいと思います。

千葉県北東部の地図を見ると、1960年以来、地震の目付近における最大級の地震はM6.1です。
1974年以降、西北方にその活動が移動してきている様子が見てとれます。

この傾向からは、本震(M7.3と推定される)は、これよりさらに西方で発生する可能性があるとみられます。

その発生は昨日5月23日の時点では、直前の変動、たとえば前震をまだ認めていませんでした。

ところが再検討の結果、その可能性のある地震活動のピークが認められます。
地震活動の立ち上がりからの再計算の予想年はそれと整合的です。

ただし、本震の予想深度は地下数十キロと計算されます。
地表の揺れはかなり軽減されると思われます。

発生は 2011±3年と計算されました。マグニチュード7.0〜7.3。
深さ60キロと予測されました



追記:毎日の様にグラグラと来る揺れが、大地震の余震なのか前震なのか判断しかねていたが、このレポートからすると、茨城、千葉方面を震源とする揺れは、前震である事になる。

反ってその方がすっきりとする。その上、幸いな事に深い場所での揺れになりそうとの事なので、広範囲には揺れるが、揺れの強さはそれ程ではなさそうである。

しかし、これ程までに多くの地震を体感するのも始めての経験である












1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年5月26日
電磁現象が命を守る
東大地震研究所の研究体制に痛烈な批判をした、あの上田誠也先生の講演会が平成22年10月22日に行われました。
すっかり時の人となられた上田先生のもとには、あちこちから講演会の依頼が舞い込んでいるようである。

今回はある財団が主催したもので、講演タイトルは「地震予知への挑戦」。

322名の出席者の下、講演後は引き続き少人数でのディスカッションに移り、「地球電磁気学/電磁気地震学」から「地震予知学」への展開の現状と問題点、「地震直前予知」実用化への課題と解決策について議論を行いました。

出席は上田誠也教授、長尾年恭教授(東海大学海洋研究所教授・地震予知研究センター長)、鴨川仁教授(東京学芸大学・物理学科 助教)の3名。
(複数回に分けて紹介して来ましたが「地震予知への挑戦」は今回で終了となります。)


地震予知への挑戦(20)
電離圏の異常
【鴨川先生】以上の話は地震後の事で世界中で研究していますが、やはり地震の前が大事。

また、GPSを使うと空間的な状態も分かりますが、台湾の周辺だけ電子密度の低下が見られています。

前兆現象を良く調べるには大地震の前を調べたい訳ですが、大地震は数が少ない。
それは地震学で言うグーテンベルク・リヒター則で、マグニチュードが1上がると発生数がほぼ10分の1になります。

例えば日本ではマグニチュード7以上の地震が、過去10年間に約20回ほどありましたが、世界中では1年聞に同数位あります。

という事は、衛星を上げて調べれば、1年でもかなりのデータが集まるだろうというので、地震国ではない、フランスが2004年に打上げました。

“DEMETER”と言い、もうじき運用を終えますが、打上げ例・予定は世界中で中国を含め、幾つかあります。

残念ながら日本では、こういう企画は「アメリカがやってないから」という理由で却下です。

最近やっと計画の為のワーキンググループは出来るようになりましたが、DEMETERは1日地球を15周、膨大なデータから何千という地震に関し統計解析して、やはり地震の前だけに特別な異常、具体的にはVLF帯の電波強度が小さくなるという現象を見つけています。

長尾先生の紹介された「正孔現象」も宇宙から研究されるような段階で、メカニズム研究も、もっと活発になるのではないかと思います。

以上、宇宙と地震はつながっていて、宇宙からの観測によって、津波警報や震央の決定などの防災や、地震予知の可能性もあるという事です



鴨川仁(かもがわ・まさし)とは
東京学芸大学教育学部物理学科助手。博士(理学)。2000年 早稲田大学院理工学部博士課程修了。2000年早稲田大学物理学科助手、2001年より現職。
主な研究分野:大気電気学、地震電磁気学、物理教育など。
趣味は、芸術全般。最近では特にさまざまな音楽、食にまつわること、建築、インテリアなど。


追記: 過去にも同じ様な講演を紹介しましたが、今回は各分野のスペシャリストから、一歩踏み込んだ状況を知る事が出来たのではと思います。

今回の大地震に遭遇して、改めて自然の驚異を知ると共に、自然の中に暮す人間の営みは、余りにも小さい事を発見するに至りました。

又、地球の中程から原油、鉱石などの地下資源を採掘する時の、内部圧力水、ガスが、岩盤亀裂を生み、地震を誘発する大きな原因にもなっている事には、危機感を覚えました。

電気自動車の出現が石油メジャーなどの抵抗で遅くなった様に、電力業界は公益性という立場を聖域としていますが、電力事業の既得権の見直しも早く進めないと、放射能汚染で傷付いた遺伝子が、とんでもない生き物を作ってしまうかも知れません。

それこそ、自分達は特別だと思っている、政府役人幹部、大企業幹部の子供達にも、嫌でも死の灰は平等に降りかかります。

良いことは長くは続かないと言われますが、悪い事も長くは続かない、と言う事も願わずにいられません












1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年5月25日
電磁現象が命を守る
大地震研究所の研究体制に痛烈な批判をした、あの上田誠也先生の講演会が平成22年10月22日に行われました。
すっかり時の人となられた上田先生のもとには、あちこちから講演会の依頼が舞い込んでいるようである。

今回はある財団が主催したもので、講演タイトルは「地震予知への挑戦」。

322名の出席者の下、講演後は引き続き少人数でのディスカッションに移り、「地球電磁気学/電磁気地震学」から「地震予知学」への展開の現状と問題点、「地震直前予知」実用化への課題と解決策について議論を行いました。

出席は上田誠也教授、長尾年恭教授(東海大学海洋研究所教授・地震予知研究センター長)、鴨川仁教授(東京学芸大学・物理学科 助教)の3名。
(尚、紙面の都合上、複数回に分けて紹介致します。)


地震予知への挑戦(19)
地震前には大気も電離圏も乱れるの?
【鴨川先生】以上の話は地震後の事で世界中で研究していますが、やはり地震の前が大事です。
1970年代にロシアで「地震の前に電離圏が変だ」と言って研究が始まり、90年代になって統計的にも「やはり変化はある」という事になってきたのです。

ただ電離圏が変化するなら地表にその原因となるものがあるだろうと考えて、ラドンなど色々調べていますが、未だに理由は分かりません。

これは、1999年に台湾で起きた大地震の時の電離圏の様子で、赤線が刻々の上空の電子密度です。
電離圏の電子密度は太陽エネルギーによって昼間高くなります。

この図の青線が平均の参照デー夕、標準偏差が細い黒線です。

地震発生の3〜4日前に変化が見られますが、これが地震に関係あるのではという報告があり、既に10年間のデータで統計的に有意な結果が出ています)


ラドンとは
ラジウムから生まれる気体という意味の、ラテン語のradiusが語源。
ラドンは自然起源の無色無臭の気体で希ガスの中で最も重い元素である。

ラドンの上位核種であるウランは、地下深部にあってマグマの上昇とともに地表にもたらされる。マグマが比較的ゆっくりと固まると、花崗岩に見られるように長石、石英、雲母の結晶が大きく成長する。
その結果として、ウランなど他の元素成分は結晶間の隙間に追いやられる。

風化によって結晶間のウランが岩石から解き放たれ、河川上流など酸化環境で水に溶けやすいウラニル錯体として水によって運搬される。

水中ウランは扇状地や断層など河川水が地下水化しやすい還元環境で堆積層に濃集を繰り返し、ウラン、ラジウム、ラドンの濃度の高い地層が形成される。

ラドンは気体として呼吸器に取り込まれ、その娘核種が肺胞に付着することで、ウラン鉱山労働者などに、放射線障害を起こしやすい。

一般的に発ガン性リスクとしては、石造りの家、地下室などの、空気中ラドン濃度調査が重要である。
ラドンによる体内被曝量は、年間 0.4ミリシーベルト(日本)〜1.28ミリシーベルト(世界)と言われている



鴨川仁(かもがわ・まさし)とは
東京学芸大学教育学部物理学科助手。博士(理学)。2000年 早稲田大学院理工学部博士課程修了。2000年早稲田大学物理学科助手、2001年より現職。
主な研究分野:大気電気学、地震電磁気学、物理教育など。
趣味は、芸術全般。最近では特にさまざまな音楽、食にまつわること、建築、インテリアなど。


追記ラドン温泉を、年間10回以上は利用していましたが、効能があるという事は、身体を傷付ける事でもあるんだね。自然って結構恐いんだよね!











1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年5月24日
電磁現象が命を守る
東大地震研究所の研究体制に痛烈な批判をした、あの上田誠也先生の講演会が平成22年10月22日に行われました。
すっかり時の人となられた上田先生のもとには、あちこちから講演会の依頼が舞い込んでいるようである。

今回はある財団が主催したもので、講演タイトルは「地震予知への挑戦」。

322名の出席者の下、講演後は引き続き少人数でのディスカッションに移り、「地球電磁気学/電磁気地震学」から「地震予知学」への展開の現状と問題点、「地震直前予知」実用化への課題と解決策について議論を行いました。

出席は上田誠也教授、長尾年恭教授(東海大学海洋研究所教授・地震予知研究センター長)、鴨川仁教授(東京学芸大学・物理学科 助教)の3名。
(尚、紙面の都合上、複数回に分けて紹介致します。)


地震予知への挑戦(18)
宇宙地震計
【鴨川先生】地震が起きて大気が揺さぶられ、8分位で高度200〜300kmに、0.1%ほどあるプラズマを揺さぶって、電子状態の変化がGPS電波の受信データに表れます。

要するに波を見ているので、地震計と同じ原理で震央を計算できます。
一番大きく揺れた場所は、地震計でも宇宙からの観測でも殆ど一致します。

この技術は津波にも応用でき、スマトラ沖地震の時の津波も、きちんと見られました。

GPS受信機はどこにでもありますから、貧しくて検潮計が置けない国や地域でも襲来がわかります


プラズマとは
固体・液体・気体につづく物質の第四の状態の名称であって、通常は「電離した気体」をイメージに持つ。
一般に気体中で放電することによって生成される。例えば、点灯している蛍光灯の内部は水銀ガスがプラズマになっている。これはグロー放電を起こし、クルックス管である蛍光灯内のアルゴンやキセノン等に経路状に電流が流れ発光するからである。なお、グロー放電は放電プラズマの一種である。

人工的なプラズマ・・プラズマディスプレイ、蛍光灯、ネオンサイン、アーク灯、アーク溶接など
地球上のプラズマ・・オーロラ、雷、電離層、炎など
宇宙のプラズマ・・太陽風、磁気圏、太陽、恒星、星雲など



鴨川仁(かもがわ・まさし)とは
東京学芸大学教育学部物理学科助手。博士(理学)。2000年 早稲田大学院理工学部博士課程修了。2000年早稲田大学物理学科助手、2001年より現職。
主な研究分野:大気電気学、地震電磁気学、物理教育など。
趣味は、芸術全般。最近では特にさまざまな音楽、食にまつわること、建築、インテリアなど。


追記:今日も東北では揺れが続いているが、宮城沖に、ポッカリと島でも浮上して来るのではないのだろうか?
そういえば、テレビア人形劇のひょっこりひょうたん島のモデルとなった、岩手県大槌町にある蓬莱(ほうらい)島という、小さなひょうたん型の島も被害にあったそうだね。

島には大小二つの丘があり、通称「ひょうたん島」と言われていたそうで、ちゃんと灯台もありました。(灯台は流されたそうです)

この地区では、毎日正午に防災無線を通じて、町内全域にテーマソングも流れていたらしい。

テレビア人形劇の「ひょっこりひょうたん島」は、火山が爆発して、この島にいた人間だけが生きのび、漂流したストーリーだった












1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年5月23日
電磁現象が命を守る
東大地震研究所の研究体制に痛烈な批判をした、あの上田誠也先生の講演会が平成22年10月22日に行われました。
すっかり時の人となられた上田先生のもとには、あちこちから講演会の依頼が舞い込んでいるようである。

今回はある財団が主催したもので、講演タイトルは「地震予知への挑戦」。

322名の出席者の下、講演後は引き続き少人数でのディスカッションに移り、「地球電磁気学/電磁気地震学」から「地震予知学」への展開の現状と問題点、「地震直前予知」実用化への課題と解決策について議論を行いました。

出席は上田誠也教授、長尾年恭教授(東海大学海洋研究所教授・地震予知研究センター長)、鴨川仁教授(東京学芸大学・物理学科 助教)の3名。
(尚、紙面の都合上、複数回に分けて紹介致します。)


地震予知への挑戦(17)
電離圏の測定方法
【鴨川先生】電離圏の状態を測る方法は色々あります。
古典的な方法は、地球から色々な電波を打ち上げて、その反射状態をモニターし、長く蓄積されたデータがあります。

衛星を打ち上げて、周囲状態でその場所の状態をチェックする事も出来ます。
最近ポピュラーなのは、GPS衛星の利用です。

GPS衛星は二つの周波数の電波を出していますが、電離圏を通る時に、波の分散性によって位相が変わるので、それを受信すると、透過経路の総電子数を求められます。

この原理を応用すると、宇宙からどこで地震が起こったかが分かる。

いわば「宇宙地震計」が出来ます。日本にはGPSのステーションが山ほどあるので、電波を受信すると、地震が起き、大地が揺れて空気が押し上げられる様子を見る事が出来ます



GPS衛星とは
米国防総省が管理する全地球測位システム(GPS)に使われる衛星。
高度約2万kmの6つの軌道面にそれぞれ4つ以上、計24個以上の衛星が配置され、約12時間周期で地球を周回している。

約7年半で寿命を迎えるため、毎年のように新しい衛星を打ち上げて軌道に投入しており、概ね30個前後の衛星が周回している。

高性能の原子時計を内蔵しており、1.2/1.5GHz帯の電波で時刻を含むデータを地上に送信している。
GPS受信機は複数のGPS衛星からの電波を受信してそれぞれとの距離を割り出すことにより、現在位置を測定することができる。

3つの衛星が見えるところでは緯度と経度を、4つの衛星が見えるところではこれに加えて高度を割り出すことができる。


鴨川仁(かもがわ・まさし)とは
東京学芸大学教育学部物理学科助手。博士(理学)。2000年 早稲田大学院理工学部博士課程修了。2000年早稲田大学物理学科助手、2001年より現職。
主な研究分野:大気電気学、地震電磁気学、物理教育など。
趣味は、芸術全般。最近では特にさまざまな音楽、食にまつわること、建築、インテリアなど。

追記:自動車関連企業は7月〜9月の休日が土日に変更されるが、東電管内のドコモも休日が月火に変更となるそうである。となると、これに付随するサービス業も追随せざるを得ないね。
しかし、生活が掛かるとなると、何でも出来るものなんだね。
民主党も見習って貰いたいね












1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年5月22日
電磁現象が命を守る
東大地震研究所の研究体制に痛烈な批判をした、あの上田誠也先生の講演会が平成22年10月22日に行われました。
すっかり時の人となられた上田先生のもとには、あちこちから講演会の依頼が舞い込んでいるようである。

今回はある財団が主催したもので、講演タイトルは「地震予知への挑戦」。

322名の出席者の下、講演後は引き続き少人数でのディスカッションに移り、「地球電磁気学/電磁気地震学」から「地震予知学」への展開の現状と問題点、「地震直前予知」実用化への課題と解決策について議論を行いました。

出席は上田誠也教授、長尾年恭教授(東海大学海洋研究所教授・地震予知研究センター長)、鴨川仁教授(東京学芸大学・物理学科 助教)の3名。
(尚、紙面の都合上、複数回に分けて紹介致します。)


地震予知への挑戦(16)
【鴨川先生】 東京学芸大学・物理学科の鴨川です。
物理学科でも普通はこういう研究はあまりやりませんので、背景をお話しします。

早稲田大学・大槻義彦先生の下にいた大学4年の時、阪神淡路大地震が起きて、発光現象が出たというので調べに行ってみると、他にもラジオのノイズとかいっぱい出たようだという事で、気づいたら修士、博士、就職後までこの危ない世界に踏み込んでいました。

大概、こういう研究は、上田先生のように偉くなって、色々賞も貰ってから「やってみるか」と言うのが定番ですが・・・。

今日の演題は「宇宙から見た地震」で、宇宙からでも地震が見えるという話をします。

宇宙の定義ですが、我々の住む「大気圏」は高度おおむね100kmまで、それ以上は僅かに残る空気が電離して、プラズマ状態になる「電離圏」で、ここからを「宇宙」と言います。

ちなみにジェット機の飛ぶ高度は10km、宇宙ステーションは350km、GPS衛星は2万km位です


鴨川仁(かもがわ・まさし)とは
東京学芸大学教育学部物理学科助手。博士(理学)。
2000年 早稲田大学院理工学部博士課程修了。
2000年早稲田大学物理学科助手、2001年より現職。
主な研究分野:大気電気学、地震電磁気学、物理教育など。
趣味は、芸術全般。最近では特にさまざまな音楽、食にまつわること、建築、インテリアなど。


追記:今日も早よからよーく揺れました。木村教授は千葉銚子沖での大地震の可能性を発表して話題となっているが、当らないで貰いたいね











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