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1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年5月13日
電磁現象が命を守る
東大地震研究所の研究体制に痛烈な批判をした、あの上田誠也先生の講演会が平成22年10月22日に行われました。
すっかり時の人となられた上田先生のもとには、あちこちから講演会の依頼が舞い込んでいるようである。

今回はある財団が主催したもので、講演タイトルは「地震予知への挑戦」。

322名の出席者の下、講演後は引き続き少人数でのディスカッションに移り、「地球電磁気学/電磁気地震学」から「地震予知学」への展開の現状と問題点、「地震直前予知」実用化への課題と解決策について議論を行いました。

出席は上田誠也教授、長尾年恭教授(東海大学海洋研究所教授・地震予知研究センター長)、鴨川仁教授(東京学芸大学・物理学科 助教)の3名。
(尚、紙面の都合上、複数回に分けて紹介致します。)


地震予知への挑戦(7)
ここで私の通奏低音テーマに戻ります。
問題は二つ、SESは地震の先行現象としては観測されるが、地震発生時には観測されない。

また、SESの発生と同期して他の現象、地震活動やマイクロクラックとかが殆ど観測されない。

この二点が不思議で、それでは駄目だと言われるのですが、事実は認めなければならないのです。
そこでは、本来固体物理の専門家であるVarotsos,Alexopoulosの「圧力誘起電流モデル」が答えになると思います。

時間と共にストレスレベルが上がり、クリティカルな所へ来ると、地殻の鉱物中に沢山ある電気双極子が一斉に方向を変える、物性論で言う協力現象によって、過渡的に電流が流れます。

ですから、地震が起こってストレスがなくなる時にはシグナルが出る必要はないという訳です。
証明されてはいませんが、これがコンセプトです。

統計物理学では、ある臨界値になると自然に起こる事象は「臨界現象」と言います。

SESが出るのも地震そのものも臨界現象とすると、地震予知とは臨界に近づいた事を認識する事になりますが、いつ臨界期に達したかを言うのは非常に難しい。

そこで“Natural Time”という新しい時間概念を入れると、それが同定できると言うのです。

これは非常に革命的な概念で皆非常に興味を持っていますが、専門的な説明は難しいのでここでは簡単にします



追記:今朝は6時一寸前の地震で起されましたが、ここ数日は和歌山でも地震があり、今後起こるとされている南海地震の事が頭を過った。

「ちきゅう号」を使った和歌山沖の南海トラフ地震発生帯掘削計画(深海地球ドリリング計画)では、巨大地震が発生する場合に地下の岩盤に含まれる水が作用すると考えられていて、「地震を起す水」の正体を突き止めようというのが一つの目的にもなっています。

プレート境界の岩石のうち、水分を多く含んだ場所は、周囲の岩石より壊れやすく、その脆さが地震発生の引き金になる、と言う仮説を検証しようとするものです。

その為に震源域から岩石を掘り出し、次の事を実施する事になっていました。
1)「水の含有量」を調べる
2)「岩石中にどんな状態で水が存在するか」を調べる
3)「水に含まれる元素の同位体比」を調べる
4)掘削後の孔に「地震計やひずみ計を設置」して、リアルタイムで地殻変動を観測する

これらから得られる成果
1)地震発生へ向けて、海底下で起きている変化が把握できる
2)世界各地のプレート境界で起こる巨大地震に共通するメカニズムが解明できる
3)プレート境界の様子を直接探ることで、新しい地震学の基礎を構築できる

お願いだから、大地震が起こる前に、成果を発表して貰いたいね












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