2010年01月28日
エンジンヘッド換装(メイト90へ)
ボアアップそのDの後日談です。
ヘッド交換に踏み切りました。
必要最低限のパーツ(本当はヘッドのみが理想でしたが・・・)を純正品購入して、
換装作業に入りました。
ヘッド交換にあたって、最大のメリットとして捉えていたのがバルブ径の大きさです。
50ccと90ccでは段違いです。
※この時の写真を一切残していないのでつまらない記事になり、スイマセン。
ただ、YSPの師匠いわく、確かに大きくなる分ポテンシャルを引き出せるけど、
Apeのなんか初めっからこうだぜっ。
って、丁度分解中のものを見せられて、少し悲しい気持ちに・・・(-_-; 見せないでヨ
で?バルブのすり合わせはどうするんだい?
と聞かれ、・・・?
何スか、それ?
・・・もうちょと勉強してから作業した方がいいぞ〜って忠告されちゃいました。
この頃までサービスマニュアル抜きでカスタムしていたので、知識もかなり浅かった
です。(今もたいして変わりませんが・・・)
じゃあ、そうさせて頂きますっ。
という事でYSPのサービスマニュアルを客席でタダコーヒーすすりながら必死に
覚えました。
こういう事させてくれるショップでありがたいっ。
結果、判明した問題が2つ
@バルブのすり合わせをきちんとしないと性能が出ない(腕がいる)
Aまたもや専用工具が必要。
@についてはnetでいろいろ調べてみました。
結構ご自分でやられている方がいました。
人によってまちまちですが、共通している事は「面倒くさい」って事(-_-;
不精な僕は「粗目」「中目」「細目」の段階をすっ飛ばして一回ですませちゃう
事にしました。
光明丹も使用せず、見た感じでっ。
最終チェックはバルブを仮装着して燃焼室に灯油を入れて漏れない事。
と言う方法で対処しました。
※バルブのすり合わせの詳しい事は他のhpが参考になると思います。
購入したすり合わせキットがコレです。
こうやって使います。
Aについてですが、悪友の師匠に相談しました。
バルブを外す(取り付ける)際にコッタと呼ばれるパーツをバルブスプリングの
加圧がかかっていない状態で外さなければならないのですが、その時に使うツール
です。(バルブスプリングコンプレッサと言うものです)
ぶっちゃけ純正品(メーカーで指定工具として取り寄せできます)かなり高価です(-_-;
市販ではこんなんが売ってマス(値段もピンキリ)
悪友はこれを自作していましたので、泣きながら頼み込んで借りると共に交換の
レクチャーをしてもらいました。
※自作と言ってもこのバルブスプリングコンプレッサ自体が万力の変則版だと思って
貰えればいいのですが、中心部を避けて締め付けができる構造になっていれば
いい訳です。
悪友の自作したものは100円ショップの万力の片側両端に鉄板を二枚溶接した
だけのものです。(写真で見せられなくてごめんなさい)
で、ついでに「ポート研磨」もやれっ。と強制的に指導を受け、リューターで研磨
する事にしました。
実はヘッド購入時に感じていたんですが、燃焼室の外側(バルブの内側というのかな)
は、かなりザラザラで砂型で作ったのかなぁ?って思えるほどでした。
ポート研磨で他の方がやっているのは鏡面仕上げレベルを良く見ていたので、面倒くさっ
と言うのが印象にありましたけれど、そいつの指導内容は別物でした。
空気流動を考慮してスムーズ且つ流速を意識した削り方の指導でした。
(ここはうまく説明できません。未だによく分ってないので・・・)
かなりdeepな世界まで指導されましたが、レース思考なものだったので結局ヤメ。
強度低下のリスクはイヤだったのでっ
結局「ザラザラ感」を滑らかに、インテーク、エキゾースト結合部を相手の口径に
なるべく合わせる様に削る。
にとどめました。
・・・そんな過程を経て、装着。
インプレですが、実際速くなっちゃいましたっっ。
やっぱり、ヘッド交換は正解でした。
但し、タケガワのスーパーヘッド並み。・・・には程遠いと思いますケド(-_-;
勉強にもなったし、満足行くカスタムでした。
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