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原発問題が気になる

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
「治すにはお金に不自由しない環境と休息だけ」という辛辣なコメントを頂きましたが、まぁ私の思うところをこのまま書いていこうと思います。私の治し方はひとつの解であって万人に当てはまるものではないのは百も承知ですが、ごく僅かなマイノリティの誰かの参考になればいいなと思っています。私の考えが違うな、と思われる方は無理に読まれなくて結構ですから。(もともと強制するものではありませんしね。)

では続けますね。

5/20(日)になりました。
ちょうどその頃、世間では夏に向けて原発再稼働するべきか否かが連日報道されていました。私はそう言えば原発の事ってよく分かってないよな、そもそも核分裂の仕組みは概念は理解しているものの、イマイチよく分からないよなと感じ、また本を購入してきました。(こんな感じで時折ビジネス書から離れてみるのも一興かと思います。)今日はビジネス書でなくその頃読んでいた原発関係の本から2冊ご紹介します。

●齋藤勝裕著「知っておきたい放射能の基礎知識」ソフトバンククリエイティブ

知っておきたい放射能の基礎知識 原子炉の種類や構造、α・β・γ線の違い、ヨウ素・セシウム・ストロンチウムまで (サイエンス・アイ新書)

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タイトルに偽りなしです!原子力に関する基礎知識を吸収する本としてはこれが一番良いと思います。そもそも放射能とは何かから始まり、核分裂の仕組み、原子炉の原理、原発の種類や、一時期新聞を賑わせたウラン燃料とMOX燃料の違いなども分かりやすく書かれています。そして実際に起きた放射能汚染事故を解説し、もちろん昨年の福島第一原発事故まで触れています。

この本を読んで、ウランを燃やして生成されるのが毒性の高いプルトニウムであり、「使用済み核燃料」というマスコミ用語が、実体はプルトニウムである事を理解しました。今、原発を止めるかどうかなんて小さい問題で、既に作り出してしまった「使用済み核燃料」つまりプルトニウムをどうするかを真剣に考えないとならないという事に気付きました。

●武田徹著『私たちはこうして「原発大国」を選んだ』中央公論新社

私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ)

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武田徹さんは凄まじいジャーナリストで、原子力、原発に関する膨大な文書を残しておられます。帯タイトルが「賛成派も反対派も歴史を見よ!」という強烈なインパクトで、武田徹さんの叫びが聞こえてきそうなこの一冊のメッセージは凄まじく、「私はハンタイ派にもスイシン派にも共感できない」という強烈な一言から始まります。歴史を紐解く原子力は兵器利用から始まり、その後平和利用を目的にゴジラや鉄腕アトムと言ったキャラクターが原子力の象徴として登場し、1970年代頃より人類の進歩の象徴として原子力は捉えられ、受け入れられてきたという事実をこの本で示しています。これは原発反対を唱える方々も絶対に読むべき一冊だと思います。

私ですか?私は原発は反対派です。しかし今、原発を止めるのは反対です。既に作り出してしまったプルトニウムを焼却(いわゆるプルサーマル方式)するまでやり遂げないといけないのではと思います。未来に負の遺産を残し続ける原発停止の判断は「問題先送り体質」の典型的な姿だと考えています。

こういう社会問題をじっくり勉強できるのも、仕事を休んでいるからならではだよな。
これって結構有益な事だよな、と気づき始めました。

ま、こんな感じで、読書し続ける日々はまだまだ続きます。

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