新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2021年12月26日
法曹界絶句 赤木さん裁判で国が「認諾」と云う非道を選んだ理由
法曹界絶句 ! 赤木さん裁判で国が
「認諾」と云う非道を選んだ理由
12/25(土) 15:02配信 12-25-10
写真 つのだよしお アフロ 12-25-11
最愛の夫を失った妻は声を上げた「何故夫が死な無ければ為ら無かったのか!?」その悲痛な思いを裏切った国の判断・・・私達に出来る事は?
公文書の不正な書き換えを業務として強要され、それを実行した事を苦に自ら命を絶った赤木俊夫さん。公務員としての誇りを以て生きて来た夫が57歳で逝った。妻の雅子さんは「何が起きたのかを知りたい」と訴え続けて居る。
何時まで逃げ続ける? 元財務省理財局長・佐川宣寿氏 12-25-15
上司だった元財務省理財局長・佐川宣寿(のぶひさ)氏に、話を聞きたかったが敵わず、国と佐川氏を訴える〔裁判〕と云う方法を執った。公判の中で「夫の身に何が起きたのか」が判ると期待したからだ。
国会で偽証を続け廻りから忖度された悪の本尊・安倍晋三 12-25-13
◆法曹界が仰天した「禁じ手」の理由
12月15日、国が全面的に非を認める「認諾(にんだく)」をした事で、この裁判は呆気無く「終わって」しまった。
「国が『認諾』したと云う報を聞いて、とても驚きました」
京都大学大学院法学研究科の曽我部真裕教授 12-25-14
そう云うのは、京都大学大学院法学研究科の曽我部真裕教授だ。
「赤木雅子さんが求めたのは、賠償金では無いでしょう。お金が目当てでは無く、国家賠償請求の裁判と云う形で真相を解明したかった。
けれども国はそれを避けたかった。『認諾』詰まり訴えの全てを認めてしまえば、それ以上裁判には為りません。打算的な判断です。コレには、何か不純なものが在るんじゃないか、制度が悪用されたと感じます」
赤木雅子さんは会見で「悔しい」と語り「国は卑怯だ」と批判した。ソモソモ、公文書改ざん赤木さんの自死が在った時、国会での調査が「出来無かった」経緯が在る。この国では国政調査権が機能して居ない。
「ひとつ云えるのは、事件当時、安倍政権は余りにも強力に為り過ぎて居て、周囲が忖度をし過ぎて居たと云う事。その流れの中で起きた事で在るのは明白です」
政権与党の力がこれ程強く、これ程長く続いて居ると、そんな「流れ」を止める事は出来無いのだろうか。
「それに関して、日本は『ガラパゴス』なんです。海外にはそんな横暴を防ぐ為の制度が在ります。『少数派調査権』と云って、国会議員の4分の1の発議で国政に関する調査が出来るし組みが、ドイツ等諸外国には在りますから。政権与党の協力・了解が無いと国政を調査が出来無い日本の仕組みは見直すべきと云う議論が在ります」
航空機の事故や医療事故の様な公共性の高い分野に付いては「調査委員会」が設置され「外部」の調査が行われる制度が在る。しかし、今回の様な個別の件ではそんな方法も取れ無い。今の制度では、国会の場で真実を調査する事は難しいのだ。「国有地払い下げの問題や、入管での人権侵害に付いても同様」と云う。
「そして別の観点からもう一つ。これはソモソモ、日本社会の普遍的な問題なんです。組織の命令には逆らえ無い、組織は命を守っては呉れ無い。在り得ない事を遣らされた赤木さんは、今回の認諾で、云わば『2度裏切られた』んです。
これは、決して他人事では無く、皆に関わる問題です。雅子さんが実名を出して訴えて居る事はトテモ重要。声を上げて行く事が大切だと思います」
組織の利益が個人の尊厳に優先する社会。例えば今回の国家賠償請求を担当した国側の「訟務検事(しょうむけんじ)」詰まり「中の人」も又「組織の人」だ。
「国は、真相を究明させ無い為には、コンな突然の方針変更も厭(いと)わ無い。もし私が法務省の『中の人』だったら…良心が咎めます。しかし、勤め人で在る現場の訟務検事は、認諾を決めた上層部に従わざるを得無いでしょう。法務省の職員達も、組織の人ですから」
赤木さんの裁判で、国側が一転して訴えを認め「認諾」した事の背景には、幾つもの矛盾や疑問が隠れている。
「今、一部企業等では個人を大切にする重要性が語られ始めて居ます。が、矢張りマダマダ、個人が組織の犠牲に為るケースは少なくありません。 私達に出来るのは、これ位の事、と我慢するのでは無く、夫々が声を上げる事。理不尽が在れば声を出す、モット声を上げて郁子としか無いんです」
一人一人の決意や勇気で乗り越えて行か無ければ為ら無いのか。
「今回の認諾には驚きしか無かった。前例が無かった訳では在りませんが、法律関係者は一様に驚いたと思います。此処迄して拒否したかった事は何なのか。裁判だけで無く、国会の責任追及機能も正しく機能して居ません。
見直すべき点は幾つも在ります。 そして、組織が個人を犠牲にして行く社会を続けて行か無い為に、赤木雅子さんの勇気を高く評価して居ます」
私達には、もっと沢山の勇気が必要なのだ。
FRIDAYデジタル
【管理人のひとこと】
三権分立・・・司法・立法・行政の各国家機関が夫々独立して任務を遂行する・・・と為って居るが、実際の状況は、夫々が夫々の団体の存続を目的に、互いに助け合う・互助機関と為って居る事だ。今回の様に行政のトップの安倍晋三の犯罪を問う為には、司法がその任を問われるのだが、行政のトップは立法府の政党の党首が任命される議員内閣制であり、立法府の有力者と行政のトップは重なる。
更に司法は行政の一機関であり、その首脳の任命権は安倍晋三に在った。これで犯罪の主犯の安倍晋三を裁く事が可能だろうか・・・誰が考えても不可能なのだ。これが戦後以来修正される事無く、幾たびの不法な政治が繰り返された。
安倍晋三の周りの有力者が、安倍晋三を犯罪者にさせ無い様に忖度し、色々な真実を折り曲げたり公文書を改ざんしたりする・・・安倍晋三はヘラヘラ笑い下手な野次を飛ばし野党の質問者を愚弄し続けた。その全てのシワ寄せが弱い現場の公務員に・・・不法な行為を強制され抗議の意味で自殺・・・主犯者は今でもヘラヘラ笑って居る。国民は黙ってコレを見逃して好いのだろうか・・・