2021年06月25日
いつも悩んでいる人の目的は、悩み続けること。
いつも悩んでいる人がいる。
悩みが解決して喜んでいる姿を
あまり見たことがないような人。
同じ問題か、ちがう問題かはそれぞれだけど、
まるでわざわざ悩みを探し出しているようにも見える。
いつも悩んでいる人は、
どうしていつも悩んでいるんだろう。
ー目次ー
いつも悩んでいる人の目的は、
悩みが解決しないこと。
ずっと悩み続けること。
いつも悩んでいる人は、
悩みが解決したり、
悩みがなくなったりしたら困る。
なぜなら、いつも悩んでいる方が、
悩みを解決するために動くよりも楽だから。
「こうしたらいいんじゃない?」
それは本人もわかっている。
実行すれば解決できることもわかっている。
が、そのための労力をかける余力も、自信もない。
それに、悩みを解決したら環境が変化する。
変化に対応するのにも労力がかかる。
だったら悩み続けて、
現状のままでいる方がまだ楽なのだ。
→あわせて読みたい
【愚痴・自慢話】いつも同じ話をする人の深層心理の分析。
悩んでいる間は
悲しみや怒りの感情が強く出ている。
悩みの種類にもよるが、
悩みながら嬉しい気持ちになることは少ない。
ということは、悩むことで
心の中にたまった悲しみや怒りを表現できる。
ストレスも、負の感情も吐き出せる。
悩むことには苦しいというデメリットがあり、
「苦しみを表現できる」というメリットがある。
いつも悩んでいる人は、
その悩みと向き合っているように見える。
だけど、その人が本当に見ているのは
悩みそのものでも、解決した未来でもなく、
「悩んでいる自分自身」
これは悩み相談に見せかけて
「ただ聞いてほしいだけ」という人に顕著。
こんなに悩んでいる自分を見てほしい。
「大変だね」と、ねぎらってほしい。
「大丈夫、まちがってないよ」と、
自分の正しさを確かめさせてほしい。
寂しくて、認めてほしくて、見てほしい。
悩んでいれば、それが叶えられる。
そんな心の叫びが伝わってくるようだ。
→あわせて読みたい
聞き役に疲れたら 〜聞き役は、飢えた人の心を救う”お母さん”〜
いつも悩んでいる人が、
悩みを解決する力をなくしてしまった原因。
変わることよりも、現状で悩み続けることを
選んでしまった原因。
その根底には、
「自分が幸せになることへの罪悪感」がある。
誰に対する罪悪感かというと、
「親への罪悪感」
そんな親に気を使いながら育つと、
「不幸な親を差し置いて私だけ幸せになってはいけない」
という思いが強くなる。
親に自分を否定ばかりされて育つと、
自分の存在や価値を認められなくなる。
いわゆる「自己肯定感が低くなる」
すると、
「こんな無価値な私が幸せになってはいけない」
という罪悪感を抱く。
いつも悩んでいれば、
いつも苦しくて不幸な状態でいられる。
いつも不幸な状態でいられれば
「不幸な親を差し置いて幸せになる罪悪感」を
感じなくてすむ。
大人になっても、自分を縛る罪悪感から
何とか心を守ろうとした結果が
「いつも悩んでいること」
なのかも知れない。
僕の知り合いにも、
いつも息子の問題で悩んでいる人がいる。
はじめは真剣に話を聞いていたが、
解決しないまま次々と別の問題を
話してくることで気づいた。
「この人は悩み続けていたいんだな…」
「悩み続ける方がまだ救いなのかも知れないな」
いつも悩んでいる人を見ると、まわりはこう言う。
「解決するために動けばいいじゃないか」
だけど、その人は本当に
解決する気がないだけだろうか。
「悩んでいる自分が好きなだけ」
「悩むことが好きなだけ」
「かまってほしいだけ」
そう切り捨てていいんだろうか。
「解決するために動く力」を奪われて、
もがいているのではないだろうか。
あなたのまわりに、いつも悩んでいる人がいたら。
いつも悩んでいる人に、自分が悩まされているなら。
そんな視点を持ってみれば、
少し心が軽くなるかも知れない。
→あわせて読みたい
【会話泥棒】何でも自分の話にすり替える人は、認めてほしくて、自信がなくて、怯えている。
優しい人が突然いなくなるのは、我慢の限界を超えた時。
悩みが解決して喜んでいる姿を
あまり見たことがないような人。
同じ問題か、ちがう問題かはそれぞれだけど、
まるでわざわざ悩みを探し出しているようにも見える。
いつも悩んでいる人は、
どうしていつも悩んでいるんだろう。
ー目次ー
- 悩みを解決するよりも、悩み続ける方がまだ楽
- 悩むことで、悲しみや怒りを表現できる
- 本当は”悩んでいる自分自身”を見てほしい
- 根底にあるのは”幸せになることへの罪悪感”
- まとめ
1.悩みを解決するよりも、悩み続ける方がまだ楽
いつも悩んでいる人の目的は、
悩みが解決しないこと。
ずっと悩み続けること。
いつも悩んでいる人は、
悩みが解決したり、
悩みがなくなったりしたら困る。
なぜなら、いつも悩んでいる方が、
悩みを解決するために動くよりも楽だから。
「こうしたらいいんじゃない?」
それは本人もわかっている。
実行すれば解決できることもわかっている。
が、そのための労力をかける余力も、自信もない。
それに、悩みを解決したら環境が変化する。
変化に対応するのにも労力がかかる。
だったら悩み続けて、
現状のままでいる方がまだ楽なのだ。
→あわせて読みたい
【愚痴・自慢話】いつも同じ話をする人の深層心理の分析。
2.悩むことで、悲しみや怒りを表現できる
悩んでいる間は
悲しみや怒りの感情が強く出ている。
悩みの種類にもよるが、
悩みながら嬉しい気持ちになることは少ない。
ということは、悩むことで
心の中にたまった悲しみや怒りを表現できる。
ストレスも、負の感情も吐き出せる。
悩むことには苦しいというデメリットがあり、
「苦しみを表現できる」というメリットがある。
3.本当は”悩んでいる自分自身”を見てほしい
いつも悩んでいる人は、
その悩みと向き合っているように見える。
だけど、その人が本当に見ているのは
悩みそのものでも、解決した未来でもなく、
「悩んでいる自分自身」
これは悩み相談に見せかけて
「ただ聞いてほしいだけ」という人に顕著。
こんなに悩んでいる自分を見てほしい。
「大変だね」と、ねぎらってほしい。
「大丈夫、まちがってないよ」と、
自分の正しさを確かめさせてほしい。
寂しくて、認めてほしくて、見てほしい。
悩んでいれば、それが叶えられる。
そんな心の叫びが伝わってくるようだ。
→あわせて読みたい
聞き役に疲れたら 〜聞き役は、飢えた人の心を救う”お母さん”〜
4.根底にあるのは”幸せになることへの罪悪感”
いつも悩んでいる人が、
悩みを解決する力をなくしてしまった原因。
変わることよりも、現状で悩み続けることを
選んでしまった原因。
その根底には、
「自分が幸せになることへの罪悪感」がある。
誰に対する罪悪感かというと、
「親への罪悪感」
- いつも不幸そうな親
- いつも不機嫌な親
- 私を否定ばかりしてくる親
そんな親に気を使いながら育つと、
「不幸な親を差し置いて私だけ幸せになってはいけない」
という思いが強くなる。
親に自分を否定ばかりされて育つと、
自分の存在や価値を認められなくなる。
いわゆる「自己肯定感が低くなる」
すると、
「こんな無価値な私が幸せになってはいけない」
という罪悪感を抱く。
いつも悩んでいれば、
いつも苦しくて不幸な状態でいられる。
いつも不幸な状態でいられれば
「不幸な親を差し置いて幸せになる罪悪感」を
感じなくてすむ。
大人になっても、自分を縛る罪悪感から
何とか心を守ろうとした結果が
「いつも悩んでいること」
なのかも知れない。
5.まとめ
<いつも悩んでいる人の心理分析まとめ>
いつも悩んでいる人の目的は、
悩みが解決しないこと
悩みを解決する労力をかけるよりも、
変化せず悩み続ける方がまだ楽
悩むことには
悲しみや怒りを表現できるメリットがある
本当は悩みそのものではなく
”悩んでいる自分自身”を見てほしい
親から植えつけられた
”幸せになることへの罪悪感”から
心を守ろうとしている
僕の知り合いにも、
いつも息子の問題で悩んでいる人がいる。
はじめは真剣に話を聞いていたが、
解決しないまま次々と別の問題を
話してくることで気づいた。
「この人は悩み続けていたいんだな…」
「悩み続ける方がまだ救いなのかも知れないな」
いつも悩んでいる人を見ると、まわりはこう言う。
「解決するために動けばいいじゃないか」
だけど、その人は本当に
解決する気がないだけだろうか。
「悩んでいる自分が好きなだけ」
「悩むことが好きなだけ」
「かまってほしいだけ」
そう切り捨てていいんだろうか。
「解決するために動く力」を奪われて、
もがいているのではないだろうか。
あなたのまわりに、いつも悩んでいる人がいたら。
いつも悩んでいる人に、自分が悩まされているなら。
そんな視点を持ってみれば、
少し心が軽くなるかも知れない。
→あわせて読みたい
【会話泥棒】何でも自分の話にすり替える人は、認めてほしくて、自信がなくて、怯えている。
優しい人が突然いなくなるのは、我慢の限界を超えた時。
リンク
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10795220
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック