2019年03月09日
ライブハウスが苦手。
音楽活動をしている(現在休止中)身で
こんなことを言っていいのかわからないが、
僕はライブハウスで聴く
バンドサウンドの爆音がものすごく苦手。
※弾き語り音楽活動あれこれ
「路上ライブ時代の話。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/45/0
「24歳で鍵盤を始めた話。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/46/0
全組が弾き語りのアコースティックライブなら問題ないが、
バンドが多く出演するようなノンジャンルのライブだと、
共演するバンドさんの楽曲は
全曲聴いていたいという思いとは裏腹に、
頻繁に会場を出入りして
ぐったりした表情を回復させる作業が必要になる。
歌詞重視で物語に深く入り込める曲を
小さい頃から好んで聴いていたのと、
元々ライブを観に行く習慣がなかったので、
生のバンドサウンドを初めて聴いた時は
特にエレキギターの”引き裂くような”ストローク音に
耳が割れるかと面食らった。
高校の文化祭で
軽音部が第二体育館でライブしていて、
友人に手を引かれて行った時は
やはり爆音に耳が割れそうになって
その場にうずくまってしまった。
連れて行ってくれた友人には、
顔を潰すようなことをしてしまったかも知れない。
今は場数を踏んだからか
ライブハウスでバンドの生演奏を
聴いていられるようになったが、
どんなに惹かれるバンドが連続で登場しても、
観続けられるのはせいぜい1バンドの中盤くらいまで、
時間にすると20分が限界。
それを過ぎると
立っていられないほどの疲れが眼に来る。
例えるなら、自分の中に空のシリンダーがあって
水がどんどん注がれる感覚。
水で満たされると突然、眠気とは違う、
ちくちくするような疲労感が両眼に刺さる。
大きな音と強い光の象徴みたいな場所に
僕はどうして長居できないんだろうと
ずっと原因がわからなかったが、
僕に視覚と聴覚に過敏があることと照らし合わせると
ライブハウスで突然疲れる説明がついた。
※視覚過敏エピソード
「雪の音が見える。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/15/0
※聴覚過敏エピソード
「音が全部入ってくる。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/10/0
「街中ではイヤホン必須。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/37/0
何種類もの楽器の音が折り重なって
それが遠近 / 大小関係なく全て均等に入ってくる。
各種楽器の音の聴き分けと、
それら楽器の音にかき消されるボーカルの歌声の聴き取りに
かなりの体力を持っていかれる。
観客の歓声も、演奏と同じ音量で入って来る。
耳から入ってくる情報処理でいっぱいいっぱいなのに、
薄暗いホールに映えるミラーボールの強い光が
ちかちかと眼に突き刺さる。
単純に眩しいから、
もしくは音量が大きいから疲れてると思ってたけど、
実は疲れてるのは眼じゃなく、
入って来る情報量が多すぎて頭が疲れてる可能性が高い。
聴覚に関しては、必要な音だけを選別する
カクテルパーティ効果を持っている人なら
適切な音を取捨選択して耐えられるんだろうし、
過敏な視覚から得られる情報への依存度が高くなければ
みんなどうやってるかはわからないが
うまく選り分けしてるのかも知れない。
さっき、ボーカルの歌声の聴き取り、と書いたが、
その場にいる友達数人に尋ねた限り、
ボーカルが歌っているメロディラインと歌詞が
はっきり聴き取れていると言っていた。
別々のスピーカーからちゃんと音が出てるし、
スピーカーの位置や響き方の設定によって独立してると。
「静かにして下さい」とアナウンスが流れる前に
校長先生が話し始めた全校集会前を思い起こしていた僕とは
みんなの聴こえ方は根本的に違うのかなと感じた。
そんなこんなで今回は
僕がバンドサウンドが苦手な原因を分析してみたが、
ライブハウスでバンドの演奏を聴くこと自体は
短い耐久時間ながら楽しめるようになった。
みんなが言っていた”各楽器とボーカルの音は別個”
という感覚は残念ながら僕には経験が難しいけど、
頻繁な会場出入りを大目に見てくれるなら、
またライブハウスを楽しみたい。
こんなことを言っていいのかわからないが、
僕はライブハウスで聴く
バンドサウンドの爆音がものすごく苦手。
※弾き語り音楽活動あれこれ
「路上ライブ時代の話。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/45/0
「24歳で鍵盤を始めた話。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/46/0
全組が弾き語りのアコースティックライブなら問題ないが、
バンドが多く出演するようなノンジャンルのライブだと、
共演するバンドさんの楽曲は
全曲聴いていたいという思いとは裏腹に、
頻繁に会場を出入りして
ぐったりした表情を回復させる作業が必要になる。
歌詞重視で物語に深く入り込める曲を
小さい頃から好んで聴いていたのと、
元々ライブを観に行く習慣がなかったので、
生のバンドサウンドを初めて聴いた時は
特にエレキギターの”引き裂くような”ストローク音に
耳が割れるかと面食らった。
高校の文化祭で
軽音部が第二体育館でライブしていて、
友人に手を引かれて行った時は
やはり爆音に耳が割れそうになって
その場にうずくまってしまった。
連れて行ってくれた友人には、
顔を潰すようなことをしてしまったかも知れない。
今は場数を踏んだからか
ライブハウスでバンドの生演奏を
聴いていられるようになったが、
どんなに惹かれるバンドが連続で登場しても、
観続けられるのはせいぜい1バンドの中盤くらいまで、
時間にすると20分が限界。
それを過ぎると
立っていられないほどの疲れが眼に来る。
例えるなら、自分の中に空のシリンダーがあって
水がどんどん注がれる感覚。
水で満たされると突然、眠気とは違う、
ちくちくするような疲労感が両眼に刺さる。
大きな音と強い光の象徴みたいな場所に
僕はどうして長居できないんだろうと
ずっと原因がわからなかったが、
僕に視覚と聴覚に過敏があることと照らし合わせると
ライブハウスで突然疲れる説明がついた。
※視覚過敏エピソード
「雪の音が見える。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/15/0
※聴覚過敏エピソード
「音が全部入ってくる。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/10/0
「街中ではイヤホン必須。」
https://fanblogs.jp/yaritaikotohanokosazuyaru/archive/37/0
何種類もの楽器の音が折り重なって
それが遠近 / 大小関係なく全て均等に入ってくる。
各種楽器の音の聴き分けと、
それら楽器の音にかき消されるボーカルの歌声の聴き取りに
かなりの体力を持っていかれる。
観客の歓声も、演奏と同じ音量で入って来る。
耳から入ってくる情報処理でいっぱいいっぱいなのに、
薄暗いホールに映えるミラーボールの強い光が
ちかちかと眼に突き刺さる。
単純に眩しいから、
もしくは音量が大きいから疲れてると思ってたけど、
実は疲れてるのは眼じゃなく、
入って来る情報量が多すぎて頭が疲れてる可能性が高い。
聴覚に関しては、必要な音だけを選別する
カクテルパーティ効果を持っている人なら
適切な音を取捨選択して耐えられるんだろうし、
過敏な視覚から得られる情報への依存度が高くなければ
みんなどうやってるかはわからないが
うまく選り分けしてるのかも知れない。
さっき、ボーカルの歌声の聴き取り、と書いたが、
その場にいる友達数人に尋ねた限り、
ボーカルが歌っているメロディラインと歌詞が
はっきり聴き取れていると言っていた。
別々のスピーカーからちゃんと音が出てるし、
スピーカーの位置や響き方の設定によって独立してると。
「静かにして下さい」とアナウンスが流れる前に
校長先生が話し始めた全校集会前を思い起こしていた僕とは
みんなの聴こえ方は根本的に違うのかなと感じた。
”すべての音が耳に入ってくるため「選択的注意」ができない”
「選択的注意」というのは、たくさんの情報の中から
自分に必要な情報だけを取り出すことのできる能力です。
たとえば、雑踏の中で友人と話をしていても相手の声が聞こえるのは、
それ以外の騒音にフィルターをかけることができるからです。
ところが、アスペルガー症候群の人は、
うるさい環境の中ではすべての音が耳に入ってきてしまうため、
相手の声に集中することができません。
『大人のアスペルガー症候群』 第一章 より
そんなこんなで今回は
僕がバンドサウンドが苦手な原因を分析してみたが、
ライブハウスでバンドの演奏を聴くこと自体は
短い耐久時間ながら楽しめるようになった。
みんなが言っていた”各楽器とボーカルの音は別個”
という感覚は残念ながら僕には経験が難しいけど、
頻繁な会場出入りを大目に見てくれるなら、
またライブハウスを楽しみたい。
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