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2019年01月21日

路上ライブ時代の話。

僕は23歳の時、
本当にたまたま無料体験レッスンを知った
シアーミュージック」というボイストレーニングスクールに入学し
音楽人生をスタートさせました。

24歳の時に鍵盤を始め、
オリジナル曲を弾き語りで歌っています。

ここ1年くらいはライブ活動はできていませんが、
昨年末に久々の新曲を作ったので、

また演奏活動を再開することも、
今年の目標の1つです。

今回は僕が鍵盤弾き語りで路上ライブを行い、
自作CDの手売り100枚に挑戦していた時のお話を。
完全手作りのオリジナルCDを作成

僕は当時も今も
DTMの技術を持ち合わせていませんが、

質はともかく、何とかして楽曲を録音し、
自分でCDを作りたい思いがありました。

そこで、
オーディオインターフェースとマイクを購入し
電子ピアノとPCを繋いで宅録を敢行。

家電量販店でラベリング用紙やCD-Rを調達し、
友人から譲り受けたプリンタと、
フリーのラベリングソフトを使って

完全手作りのオリジナルCDジャケットを
作成するに至りました。

この時は一人暮らしのフリーターでしたが、
1ヶ月1万円ちょっとは貯金できていたので、

・演奏の録音機能が付いた自宅用の電子ピアノ
・オーディオインターフェイス TRI-CAPTURE
・楽曲編集ソフトを稼働させる新ノートPC
・マイク

というように、
毎月1つずつ機材を買い揃えていきました。
路上ライブで手売りを開始

宅録したオリジナル曲を収録した、
完全自作のアルバム。

業者さんがプレス作業を行ったものとは
比べるべくもない、本当にデモ音源レベルの出来です。

が、
僕はせっかく形に残したものを
どこまで広げられるか試してみたいと思いました。

やってみればCDなんて1人で作れるじゃないか、
よし、今度は路上ライブに出て、
1年間で100枚の手売りに挑戦しよう


以来、繁華街のアーケード商店街で
毎週決まった時刻に1時間の路上ライブを敢行しました。

Twitterなどで多少の告知はしましたが、
基本的に予告はそれだけで、

通りがかる人にどれだけ響くかを
確かめてみたかった思いはありました。
雪の日も、吹雪の日も、氷点下の日も

鍵盤を担いでアーケード街を練り歩き、
マイク無しの生声、電源は取れないので乾電池です。

演奏中に電池が切れるハプニングは
それなりにやらかしました。

路上ライブを始める時、毎週やると決めたので、
頑なに毎週やりました。

台風の日も、雨の日も、吹雪の日も
気温が-10度を下回った日もやりました。


それくらい気温が下がった日は
さすがに鍵盤を弾く指が動かず
30分程度で限界を迎えたりしましたが、

路上経験上、最も寒かった-15度の吹雪の日、
なぜか足を止めて聴いてくれる人がやたら多くて、

拍手をくれて、話しかけてくれて
1枚CDが売れたことがありました。

アーケード街とはいえ、
外を歩くのも苦痛なくらい寒い日、

いつにも増して足早な人並みの中、
不思議でなりませんでした。
警察官との交流

頑なに毎週決まった時間に路上へ向かう日々、
路上ライブは本来は道路交通法違反、違法行為です。

閉店後のアーケード街では僕の他にも
ギター弾き語りやストリートダンスなど、
路上パフォーマーはたくさんいました。

騒音やら苦情やらで警察を呼ばれたことはありませんが、
行き交う人混みに混じって警察官は頻繁に通りました。

怖かったけど、なんでしょうね、
路上パフォーマーをどうこうしようとする警官はおらず、
別の通報で呼ばれて急いでいるように見えました。

演奏中に警官から
「この辺りで喧嘩の通報があったが、見なかったかい?」
と、情報提供を呼びかけられたことはありました(汗)
1年間で100枚の手売り達成

1時間以上やっても
誰も足を止めてくれないことはザラで、

特に寒い季節は
そういう日が続くと心が折れかけました。

何やってんだろう、
こんな手作りのデモ音源なんかに価値があるのか、
と自分を卑下することも多数ありました。

思い返せば
なぜここで止めてしまわなかったのか、
甚だ疑問ではありますが、結果がどうこうよりも、

自分1人の力で曲を作れて、録音できて、CDが作れて、
勇気を出して路上ライブができたことへの充実感と嬉しさ

勝ってたんでしょうね。

なんだかんだで諦めず、懲りずに路上で歌い続け、
本当に1年間で100枚の手売りを達成しました。

8曲入500円のアルバム2種類、
デザインや収録曲は更新がありましたが、
とてもCDショップに置ける代物ではありません。

なぜ達成できたんだろう?と
今でも疑問に思う瞬間があります。



この時に売れたCDの1枚は、
僕の住む街から200キロほど遠方の雪深い街で
旅館のオーナーをやっている方が持っています。

その方は今でも、
僕がライブをやる際にはわざわざ高速を使って
観に来てくれることがあり、

あの時買ってくれたCDは旅館のBGMとして
毎日流してくれているそうです。



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自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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