アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2020年05月22日

【発達障害】普通になりたかった自分が、独特でいたいと思えるようになったきっかけ。

僕は幼少時から、周りと同じことをするのに苦戦し、
たびたびいじめに遭っていた。

「みんなと同じになりたい、普通になりたい」

その思いは、自閉症スペクトラムの診断を受けてから
いっそう強まった。

みんなと同じことができれば
自分を受け入れてくれる場所があるんじゃないか
、と。



でも、ある日ふと気づいた。

「普通になれないから、うまくいかなくても仕方ない」と
逃げ道を作る自分がいた。

僕はうまく生きられない自分を正当化するために、
「普通になれない自分」を必要としていた。



ー目次ー
  1. 可能性に賭けて安心したい自分
  2. うまくいかない自分を正当化したい自分
  3. 個性を肯定させてくれた、アドラー心理学「目的論」

1.可能性に賭けて安心したい自分

国旗を自作したり、円周率を暗記したり、
みんなと違うことばかりに興味を持つから
受け入れてもらえないんだろうか。

みんなと同じじゃないから、いじめられるんだろうか。

だったら、普通になれさえすれば、
自分だってうまく生きられるはずだ。

普通にさえなれれば、自分はやれるんだ。


そうやって、自分の可能性に賭けていられるうちは、
一種の安心感を得られていた。

2.うまくいかない自分を正当化したい自分

だけど、もし普通になれた上でも、
いじめられたら。うまく生きられなかったら。

「お前はどのみちうまく生きられない」
と証明されてしまう。

それだけは何としてでも避けたい。
可能性を閉ざされ、傷つき、落胆したくない。
どうしよう。



そうだ。
「普通になれない自分」を逃げ道に使えばいいんだ。



いじめられた時、うまくいかない時、
「普通になれないから仕方ないよね」と、
自分を正当化していられる。

「普通になれない自分」は、そのために必要なんだ。


”なぜ自分のことが嫌いなのか”

<哲人>
彼女にとって、いちばん怖ろしいこと、
いちばん避けたいことはなんだと思いますか?
もちろん、その彼に振られてしまうことです。

失恋によって、「わたし」の存在や可能性を
すべて否定されることです。

ところが、赤面症をもっているかぎり、彼女は
「わたしが彼とお付き合いできないのは、この赤面症があるからだ」
と考えることができます。


告白の勇気を振り絞らずに済むし、
たとえ振られようと自分を納得させることができる。

そして最終的には、
「もしも赤面症が治ったらわたしだって…」と、
可能性のなかに生きることができるのです。


『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』 より

3.個性を肯定させてくれた、アドラー心理学「目的論」

このことに気づいてから、
僕はみんなと同じになりたいと思わなくなった。

みんなと同じを求められる場所から離れ、
自分の個性を生かせる場所に身を置いた。

環境を変えたことで、オリジナリティの捉え方も変わり、
「もっと自分らしく独特でいよう」と思えるようになった。



うまく生きられないのは、普通になれないことが原因。
そうじゃない。

うまく生きられない自分を正当化する目的のために、
「普通になれない自分」を必要としていた。

この、アドラー心理学「目的論」は、
自分の個性への考え方を大きく変えてくれた。



発達障害につきまとう、「普通」という大きな壁。

だけど、普通を目指すよりも
個性を輝かせる方がずっと大切だと、教えてくれた。


素晴らしい本との出逢いに、感謝。


この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9850485

※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
検索
プロフィール
理琉(ワタル)さんの画像
理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
プロフィール
最新記事
カテゴリーアーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。