2019年06月30日
北岳 雪渓の大樺沢からキタダケソウの元へ(2019/6/26〜27)
【日 程】2019/6/26(水)〜27(木)
【天 候】 26日:快晴!のち曇り 27日:ガス&霧雨
【コースタイム】
26日
広河原: 6:20
二 俣: 9:25
八本歯のコル: 13:00
北岳山荘: 14:30
21日
北岳山荘: 5:40
北 岳: 7:00
肩の小屋: 7:40
白根御池小屋: 9:20
広河原: 11:10
【関連情報】
芦安〜広河原 乗合タクシー1100円+協力金200円
バスより70円高いけど、荷物はトランクに預けるのでゆったり座れる。
9人集まれば出発。
北岳山荘
テント800円/泊・人
水は無料
テントサイトは早い者勝ち。
あまりフラットな場所がない。
石はたくさんあるけど、強風対策でしっかりペグ打ちした方が無難。
6月下旬に連休。
「どこか高い山に登りたい」と考えた時に・・・
そうだ、キタダケソウに逢いに行こう!!
今回の相棒は「初北岳」の師匠。
出来れば間ノ岳も行きたい!!
よし、行こう!
という事になったけど・・・
最近、山に行けてない。
車通勤になって、ほとんど歩いてない。
おまけに右のお尻・股関節・太もも・膝にかけて安静時でもズキズキと痛みが・・・
さて、登れるんだろうか????
心の不安とは裏腹に天気は快晴!
広河原から北岳も大樺沢の雪渓もばっちり見えてます。
二俣に向けて樹林帯の道を進みます。
花がひとつ。イチリンソウ?
いっぱい咲いていました♪
雪解け水がごうごうと流れています。
でも水は綺麗^^
いくつか橋を渡ります。
この橋は少々増水しても大丈夫そう。
一つ目の橋は写真撮り忘れたけど、板を渡しただけ。
雨で増水したら渡れないと思います。
もうすぐ二俣。大樺沢を登っている人の姿が見えます。
標準タイムよりはちょっとかかってますが・・・
登るのが遅いのはいつものこと。
気になってた右足も、意外と動き出してから調子がいい。
自分なりにはまあまあ思ったよりは歩けていると思っていた。
このあたりまでは。
雪渓に降り立ったところでアイゼン装着。大樺沢を登ります。
通常、10本爪以上のアイゼンにピッケルが妥当な装備ですが・・・
軽量化したかったのでチェーンアイゼンです。
念のため、ピッケルは持ってきましたが、最後までストックで登りました。
雪渓終盤は傾斜が増すので、滑って勢いが付いたら止まらないでしょう。
不安な方や雪の状態次第では前爪アイゼン&ピッケルが無難だと思います。
落石(落岩?)いっぱい。
雪渓中盤から急速にペースが落ちます。
やはり私の体は2500mあたりが限界か?
数日前から「食べる酸素」を採り、「アミノバイタル」でドーピングしながら臨みましたが・・・
身体が思うように動きません。
雪渓を離れ、夏道へ。
ピンクテープがいっぱいありましたが、ガスっていたら迷いそう。
振り返れば鳳凰地蔵岳が見えています。
夏道に入った所で休憩。
9:30頃に二俣だったので、12:00位には八本歯のコルに着けるかな、と思ってたけど・・・
すでにココで12:00です。
バットレスが目の前に見えるんですねぇ〜
前回はガスで見えなかった。
しかし、ヨレヨレでこの区間、これしか写真なし。
八本歯のコルまでの階段地獄は登るので精一杯でした。
八本歯のコル到着は13:00。。。。。
私は北岳で精いっぱいだろうと思ってはいましたが・・・
翌日は天気が崩れるから、間ノ岳に行くなら今日中。
師匠、足引っ張ってゴメンナサイ。
ガスが湧いてきていますが、間ノ岳が呼んでいます。
雲海の先に富士山の頭が見えてます。
やっぱり、南アは富士山が近い。
八本歯のコルからほぼレベルで見えていた北岳山荘。
しかし、トラバース道までさらにゼイゼイ言いながら登ります。
そしてここから山荘へ下ります。
バリアフリーにしてくれ。。。。。。。。
トラバース道に咲くキタダケソウを楽しみたい私。
間ノ岳を目指す師匠。
山荘はすぐそこなので、ここから別行動。
咲いていました!
間ノ岳と。
こちらはハクサンイチゲ。
ピークは過ぎた感じでしたが、一面に咲いていました♪
ハクサンイチゲと混ざって咲いてるので遠目ではどっちがどっちだか。
ミヤマオダマキが1輪だけ咲いていました♪
落ちたらヤバい雪渓はきっちり道がつけられていました。アイゼンなしで歩けます。
小屋までの間にさらに3つかな、雪渓があります。
こちらもトレースあり。
翌朝は一部凍っていやらしい感じでした。
14:30やっとこさ北岳山荘到着です。
テントの受付で広河原からの所要時間を書く欄があって・・・
指折り数え「8時間」
かかり過ぎですねぇ。。。。。
公衆トイレはまだ稼働していません。
裏にある仮設トイレのみでした。
小屋の北側は一生懸命除雪中。
受付を済ませ、師匠のデポした荷物を回収。
しようとしたけど、小屋の床にへたり込んで動けない。
ヘロヘロになって登った3年前より、さらに1時間ぐらい遅いペース。
加えて、さらに動かない身体。
受付に書かれた「とりあえずビール」の文字に・・・
とりあえずビール。
テン場でしばし呆けたあと、どうにか設営してマット・シュラフを広げたらそのまま寝てしまいました。
帰ってくるまでに夕食の準備をしておこうと思ったけど・・・
「帰ったよ〜」の声で起こされました。
往復1時間57分。早い。
「2時間」と言ったら「2時間は切ってる!」と怒られました。
夕食後のテン場の様子。
この日のテントは4張。
景色のいい場所は風が強かったのでハイマツに囲まれた所へ。
北岳も見えています。
この場所なら、とペグ打ちを横着しましたが・・・
夜半からなかなかの強風。テントは揺れまくり。
横着はいけませんね。
夜中に結構降った雨も、朝は霧雨。
撤収時の雨は嫌いだ(好きな人は居ないだろうけど)
土砂降りでないだけありがたい。
真っ白な中の出発。
雪渓の際の溶けた水はツルツルに凍っていました。
登るにつれて視界が晴れてきた。
風は強いです。
一瞬の晴れ間。
このまま晴れてくれるか!?
と期待したけど・・・
真っ白です。
湿気で濡れて寒い。
写真を撮ったら早々に退散。
基本的に後は下るだけ。
下りならペースも上がるかなと思ったけど・・・
足元がふらついてペースは上がりません。。。
肩の小屋。
真っ白です。さっさと下ります。
小太郎山分岐。
真っ白です。さっさと下ります。
分岐の先に雪渓。
トレースがあるし、カチカチじゃないのでアイゼンなしで下れます。
ショウジョウバカマ。まだまだ春ですね。
一面のお花畑だった場所もまだまだ蕾。
キタダケソウはこの時期だけだけど、お花をいっぱい楽しむなら7月8月ですね。
この先、鹿よけネットが出て来たら草すべりとの分岐です。
草すべりのジグザグ道を淡々と下り・・・
標高が下がるにつれ、ふらついていた足も安定しはじめ・・・
白根お池が見えました。
白根御池小屋到着です。
3年前、期せずして泊まることになりましたが・・・
もう一度泊まりたい小屋です。
屋根があったので休憩させていただきました。
ありがたいですねぇ〜
ここからしばらく地図上では水平な道。
実際は細かなアップダウンが続く道。
ヘロヘロ状態なら、登り返しに心が折れそうだけど・・・
軽くなった体は軽快に歩ける。
空気が濃いっていいなぁ〜
加齢と運動不足で筋力、体力ともに相当落ちたかと思ったけど・・・
高所でのヘロヘロっぷりは単に高度障害によるものか?
しかし、それが分かったとして改善できるのか???
吊橋。山と現世を分ける境界のような・・・
昨日の朝には北岳が見えてたのになぁ〜
見込みよりだいぶ早く11時過ぎに下山。
12時のバスに十分間に合いますが・・・
濡れたザックを抱えたくないので、乗り合いタクシーに。
一応、バスの時間に合わせているようですが、9人揃えばバスより早く出発してくれます。
70円の違いなら乗り合いタクシーの方が楽でいいですね。
登山ランキング
【天 候】 26日:快晴!のち曇り 27日:ガス&霧雨
【コースタイム】
26日
広河原: 6:20
二 俣: 9:25
八本歯のコル: 13:00
北岳山荘: 14:30
21日
北岳山荘: 5:40
北 岳: 7:00
肩の小屋: 7:40
白根御池小屋: 9:20
広河原: 11:10
【関連情報】
芦安〜広河原 乗合タクシー1100円+協力金200円
バスより70円高いけど、荷物はトランクに預けるのでゆったり座れる。
9人集まれば出発。
北岳山荘
テント800円/泊・人
水は無料
テントサイトは早い者勝ち。
あまりフラットな場所がない。
石はたくさんあるけど、強風対策でしっかりペグ打ちした方が無難。
6月下旬に連休。
「どこか高い山に登りたい」と考えた時に・・・
そうだ、キタダケソウに逢いに行こう!!
今回の相棒は「初北岳」の師匠。
出来れば間ノ岳も行きたい!!
よし、行こう!
という事になったけど・・・
最近、山に行けてない。
車通勤になって、ほとんど歩いてない。
おまけに右のお尻・股関節・太もも・膝にかけて安静時でもズキズキと痛みが・・・
さて、登れるんだろうか????
心の不安とは裏腹に天気は快晴!
広河原から北岳も大樺沢の雪渓もばっちり見えてます。
二俣に向けて樹林帯の道を進みます。
花がひとつ。イチリンソウ?
いっぱい咲いていました♪
雪解け水がごうごうと流れています。
でも水は綺麗^^
いくつか橋を渡ります。
この橋は少々増水しても大丈夫そう。
一つ目の橋は写真撮り忘れたけど、板を渡しただけ。
雨で増水したら渡れないと思います。
もうすぐ二俣。大樺沢を登っている人の姿が見えます。
標準タイムよりはちょっとかかってますが・・・
登るのが遅いのはいつものこと。
気になってた右足も、意外と動き出してから調子がいい。
自分なりにはまあまあ思ったよりは歩けていると思っていた。
このあたりまでは。
雪渓に降り立ったところでアイゼン装着。大樺沢を登ります。
通常、10本爪以上のアイゼンにピッケルが妥当な装備ですが・・・
軽量化したかったのでチェーンアイゼンです。
念のため、ピッケルは持ってきましたが、最後までストックで登りました。
雪渓終盤は傾斜が増すので、滑って勢いが付いたら止まらないでしょう。
不安な方や雪の状態次第では前爪アイゼン&ピッケルが無難だと思います。
落石(落岩?)いっぱい。
雪渓中盤から急速にペースが落ちます。
やはり私の体は2500mあたりが限界か?
数日前から「食べる酸素」を採り、「アミノバイタル」でドーピングしながら臨みましたが・・・
身体が思うように動きません。
雪渓を離れ、夏道へ。
ピンクテープがいっぱいありましたが、ガスっていたら迷いそう。
振り返れば鳳凰地蔵岳が見えています。
夏道に入った所で休憩。
9:30頃に二俣だったので、12:00位には八本歯のコルに着けるかな、と思ってたけど・・・
すでにココで12:00です。
バットレスが目の前に見えるんですねぇ〜
前回はガスで見えなかった。
しかし、ヨレヨレでこの区間、これしか写真なし。
八本歯のコルまでの階段地獄は登るので精一杯でした。
八本歯のコル到着は13:00。。。。。
私は北岳で精いっぱいだろうと思ってはいましたが・・・
翌日は天気が崩れるから、間ノ岳に行くなら今日中。
師匠、足引っ張ってゴメンナサイ。
ガスが湧いてきていますが、間ノ岳が呼んでいます。
雲海の先に富士山の頭が見えてます。
やっぱり、南アは富士山が近い。
八本歯のコルからほぼレベルで見えていた北岳山荘。
しかし、トラバース道までさらにゼイゼイ言いながら登ります。
そしてここから山荘へ下ります。
バリアフリーにしてくれ。。。。。。。。
トラバース道に咲くキタダケソウを楽しみたい私。
間ノ岳を目指す師匠。
山荘はすぐそこなので、ここから別行動。
咲いていました!
間ノ岳と。
こちらはハクサンイチゲ。
ピークは過ぎた感じでしたが、一面に咲いていました♪
ハクサンイチゲと混ざって咲いてるので遠目ではどっちがどっちだか。
ミヤマオダマキが1輪だけ咲いていました♪
落ちたらヤバい雪渓はきっちり道がつけられていました。アイゼンなしで歩けます。
小屋までの間にさらに3つかな、雪渓があります。
こちらもトレースあり。
翌朝は一部凍っていやらしい感じでした。
14:30やっとこさ北岳山荘到着です。
テントの受付で広河原からの所要時間を書く欄があって・・・
指折り数え「8時間」
かかり過ぎですねぇ。。。。。
公衆トイレはまだ稼働していません。
裏にある仮設トイレのみでした。
小屋の北側は一生懸命除雪中。
受付を済ませ、師匠のデポした荷物を回収。
しようとしたけど、小屋の床にへたり込んで動けない。
ヘロヘロになって登った3年前より、さらに1時間ぐらい遅いペース。
加えて、さらに動かない身体。
受付に書かれた「とりあえずビール」の文字に・・・
とりあえずビール。
テン場でしばし呆けたあと、どうにか設営してマット・シュラフを広げたらそのまま寝てしまいました。
帰ってくるまでに夕食の準備をしておこうと思ったけど・・・
「帰ったよ〜」の声で起こされました。
往復1時間57分。早い。
「2時間」と言ったら「2時間は切ってる!」と怒られました。
夕食後のテン場の様子。
この日のテントは4張。
景色のいい場所は風が強かったのでハイマツに囲まれた所へ。
北岳も見えています。
この場所なら、とペグ打ちを横着しましたが・・・
夜半からなかなかの強風。テントは揺れまくり。
横着はいけませんね。
夜中に結構降った雨も、朝は霧雨。
撤収時の雨は嫌いだ(好きな人は居ないだろうけど)
土砂降りでないだけありがたい。
真っ白な中の出発。
雪渓の際の溶けた水はツルツルに凍っていました。
登るにつれて視界が晴れてきた。
風は強いです。
一瞬の晴れ間。
このまま晴れてくれるか!?
と期待したけど・・・
真っ白です。
湿気で濡れて寒い。
写真を撮ったら早々に退散。
基本的に後は下るだけ。
下りならペースも上がるかなと思ったけど・・・
足元がふらついてペースは上がりません。。。
肩の小屋。
真っ白です。さっさと下ります。
小太郎山分岐。
真っ白です。さっさと下ります。
分岐の先に雪渓。
トレースがあるし、カチカチじゃないのでアイゼンなしで下れます。
ショウジョウバカマ。まだまだ春ですね。
一面のお花畑だった場所もまだまだ蕾。
キタダケソウはこの時期だけだけど、お花をいっぱい楽しむなら7月8月ですね。
この先、鹿よけネットが出て来たら草すべりとの分岐です。
草すべりのジグザグ道を淡々と下り・・・
標高が下がるにつれ、ふらついていた足も安定しはじめ・・・
白根お池が見えました。
白根御池小屋到着です。
3年前、期せずして泊まることになりましたが・・・
もう一度泊まりたい小屋です。
屋根があったので休憩させていただきました。
ありがたいですねぇ〜
ここからしばらく地図上では水平な道。
実際は細かなアップダウンが続く道。
ヘロヘロ状態なら、登り返しに心が折れそうだけど・・・
軽くなった体は軽快に歩ける。
空気が濃いっていいなぁ〜
加齢と運動不足で筋力、体力ともに相当落ちたかと思ったけど・・・
高所でのヘロヘロっぷりは単に高度障害によるものか?
しかし、それが分かったとして改善できるのか???
吊橋。山と現世を分ける境界のような・・・
昨日の朝には北岳が見えてたのになぁ〜
見込みよりだいぶ早く11時過ぎに下山。
12時のバスに十分間に合いますが・・・
濡れたザックを抱えたくないので、乗り合いタクシーに。
一応、バスの時間に合わせているようですが、9人揃えばバスより早く出発してくれます。
70円の違いなら乗り合いタクシーの方が楽でいいですね。
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高度障害、年々酷くなってる気がします…
去年の仙丈ヶ岳も酷かったし。
シーズン始めは特にですね。
下旬の縦走のために、もう一回、高度順応しに行こうと思っています。
しかも青空だーーー
キタダケソウ、すっかり忘れてたお花…(笑)
ハクサンイチゲと区別つかなさそうだね(^^;
それにしても高度障害、酷くなってる?
もっと時間かけてもダメなのかなぁ…
私も全然登れてないから不安しかない(汗)