2018年12月19日
アルフレド・デスパイネ インタビュー ビジャ・クララへの補強出場の可能性を示唆
アルフレド・デスパイネ
CNC TV Granma、2018年12月19日、Osviel Castro記者
左足に包帯を巻いたアルフレド・デスパイネ・ロドリゲスはユーモアたっぷりな表情で私たちを自宅の居間に迎え入れた。
デスパイネは、ハバナで12月13日に開催された今年の最優秀スポーツ選手賞授賞式になぜ出席できなかったかを説明するために、自ら報道陣に会見を依頼した。
「あの前日に足首に2度捻挫をして、それで行けなかったんだ」、と1986年6月17日生まれの大選手デスパイネは明らかにした。
家族や友人からはエル・デスパと呼ばれているデスパイネは、ある農場で馬に乗ろうとして滑ったときにケガをしたと説明した。
「連盟やINDERの幹部の人たちや、私が授賞式に行くことを期待していてくれたすべての国民に謝りたい」、とWBC3回出場のデスパイネは話した。
「どうか理解してほしい。次の機会にはかならず出席するつもりだ」、と話したデスパイネは、自分をキューバでもっとも人気のあるアスリートの一人に選んでくれたすべての人にとても感謝している、とつけくわえた。
一方で、もっとも注目すべきことは、もしビジャ・クララが決勝戦に進出し、そのとき自身の体調が万全であれば、補強として加わる可能性を示唆したことだった。
「私は1月3日にトレーニングを開始したいと思っているが、もし私が良好なコンディションであれば、ビジャ・クララを支えているだろう。ただし、ひざの痛みは2ヶ月続いているし、それに加えて今回足首を捻挫したので、非常に複雑な状況だとはわかっている」、と今年のキューバの団体スポーツ最優秀選手に選ばれたデスパイネは話した。
「いま私は休養をとっているが、グランマのチームドクターからは走らないこと、体重を減らすことを勧められて、もう10kg減量した」、とデスパイネは話した。
2019年2月にベネズエラのバルキシメトで開催されるカリビアン・シリーズについてデスパイネは、「それは私の日本のチームに唯一出場が許可されている大会だ」、と言い、まずは回復して、トレーニングで何が起きるか見ないといけない、と語った。
デスパイネは、29本塁打を放った今季の日本でのシーズンについて「昨季とほぼ同じ、とても良い」1年だったと語った。「いちばん調子のいいときに右ひざを故障して、そのあと左ひざも痛めて、決勝戦の数試合には出場できなかったが、もっとも重要なことはチームのソフトバンク・ホークスを優勝候補としてあげる人がほとんどいなかったときに優勝を達成したことだと思う」、とコントラマエストレ生まれで現在はバヤモに住むデスパイネは話した。
「契約は来季が最後の1年で、もっとも厳しくなることはわかっている。これまでのシーズン成績を上回るように努力を続ける。厳しい野球だが、それが私は好きだし、そこに適応してきた。とても敬意をしてくれる観客にはひじょうに謝している」、とグランマ球団史上最多の本塁打王(257本)であるデスパイネは語った。
最後にデスパイネは、すべてのキューバ人、彼の言葉によると、愛するこの国の内外で国を背負うすべを知っている人たちにとっての、幸福と繁栄と調和を願った。
アルフレド・デスパイネ
アルフレド・デスパイネ インタビュー
Alfredo Despaigne ofrece declaraciones a la prensa en Granma
http://www.cnctv.icrt.cu/2018/12/19/alfredo-despaigne-ofrece-declaraciones-a-la-prensa-en-granma-video/
ロエル・サントス コロンビアリーグで週間MVPに輝く チーム4連勝の立役者
ロエル・サントス
Radio Habana Cuba、2018年12月19日、Fernando Marinez Marti記者
コロンビアのプロ野球リーグで活動しているキューバ人外野手ロエル・サントスは、12月10日から16日までの期間の週間MVPに選ばれた。
同リーグの公式ページによると、ロス・カイマネス・デ・バランキージャの1番打者サントスは、チームの4連勝のキーマンとなり、週間MVPを獲得した。
サントスはこの期間、全4試合に出場し、18打数11安打、打率.611、三塁打2本、8得点、4打点、OPSは1.483を記録した。
サントスは複数安打を7試合重ねており、この間は打率.545、12得点を記録している。12月中の成績は11試合で打率.458である。
Seleccionado Roel Santos pelotero de la semana en Liga Colombiana de Béisbol Profesional
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/179217-seleccionado-roel-santos-pelotero-de-la-semana-en-liga-colombiana-de-beisbol-profesional
キューバ野球連盟ベレス会長が会見 大リーグへの安全な道を提供する
会見するイヒニオ・ベレス会長
JIT、2018年12月19日、Rudens Tembrás Arcia記者
キューバ野球連盟(FCB)と米国メジャーリーグ(MLB)との協定の実現が発表されてから2時間後、キューバの野球当局はラティーノアメリカーノ球場で国内外の報道陣との会見を開いた。
FCBのイヒニオ・ベレス・カリオン会長は報道陣に対して、今回の画期的な出来事についての一連の説明をおこない、質疑に応じた。
「きょうはキューバ野球、世界の野球にとって幸せな日である。FCBとMLBは、わが国の選手がいかなる差別もなく、国やキューバ野球リーグやキューバ代表チームとの断絶を求められることもなく、大リーグへの出場が可能となる協定の合意に達した」、とベレス会長は語った。
「この協定は、非政府組織間で、米国政府のライセンスのもとになされたもので、野球選手の契約と、その際のキューバ野球連盟の譲渡金の受領を可能にする」、と会長は述べた。
「この譲渡金は、われわれのフォーメーションの権利を認めるものとして、MLBの球団がFCBに対しておこなう支払いであり、いかなる場合にも合意した選手の給与には影響しない」、と往年のサンティアゴ・デ・クーバの元監督べレス会長は強調した。
「きょうわれわれはキューバのあらゆる年齢の野球選手とその家族に言うことができる。この協定は彼らスポーツ選手としての成長を可能にし、わが国の野球選手たちの血と汗につけこみ彼らの命を危険に晒す人間たちによる工作や欺瞞や脅迫を一掃するだろう」、と会長は感動の面持ちで語った。
「この協定の署名者であるわれわれは、大リーグへの合法で安全な道のりを提供し、それによってわれわれはわが国の野球選手の違法で不規則な挑戦に終止符を打つことができる」、と第1回と第2回のWBCキューバ代表監督だったベレス会長は主張した。
「この協定はわが国の野球や、その歴史的成績や、選手たちの才能に対する承認である。そしてこれは、MLBが日本や韓国や中華台北と契約している協定と同様のものである」、と会長は説明した。
「この協定はキューバ野球の全体的発展と、その国際的活動計画に寄与する。FCBが受け取る選手の譲渡金はそれらに投資される」、とべレス会長は、複数の海外メディアが問題としてきたテーマについて語った。
最後にべレス会長は、「この協定は将来を見ており、MLBとFCB間の関係を、その間近に迫った実践適用によって整えることを目指している。これは過去の出来事の承認を意味するものではなく、協力的で安定した非政治的関係を築くことを目指すものである」、と語った。
この会見には、FCBの執行メンバーでありキューバスポーツ殿堂入りの元野球選手、オマール・リナレスとロドルフォ・プエンテが同席した。
質疑応答
いわゆるキューバ「統一」代表チームの可能性に関する予想された質問に対してベレス会長は、今回の協定は前を見つめており、FCBと独占契約をしているキューバ野球選手のために機能し、それらの選手たちはキューバ代表メンバーとして招集される、と述べた。
現在米国でプレーしている野球選手たちはFCBとの有効な契約を持っておらず、そのため彼らは今回の協定の対象ではない。
べレス会長は、整えるべきことや、国内の選手たちや球団幹部たちに説明すべきことがたくさんあると認めた。会長はまた、キューバ野球リーグの全選手は、今回の新たな舞台で適切に扱われるべき有効な契約を持っている、と述べた。
べレス会長は、もっとも重要なことは、選手たちがこの協定が提供するセキュリティとバックアップを得て、大リーグで活動し、自国であらゆる可能性を享受できる、ということだ、と述べた。
大リーグの球団と最初に契約する選手が登場するときについてべレス会長は、その場合は25歳で6シーズン経験のある選手たちが資格対象だ、と話した。
米国の各球団は、MLBで定められている適当な時間内に、大リーグのコミッショナー事務局からキューバの各選手(プロまたはアマ)の状態について情報を受け取ることになる、と会長は詳細を述べた。
現在キューバ国外のさまざまなリーグでFCBを経由せずプレーしている野球選手たちについてべレス会長は、彼らはキューバ野球システムに再加入するための手続きを開始し、今回の協定の枠組みを通じて申請することができると語った。また、この状態にあった34選手が第58期キューバ野球リーグでプレーしたと述べた。
≪Hoy ofrecemos una vía segura para llegar a las Grandes Ligas≫
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=96649
サンクティ・スピリトゥス 連敗ストップ 再び3位に浮上 キューバ野球リーグ二次ラウンド
サンクティ・スピリトゥスは14安打の猛攻を見せた
Escambray、2018年12月19日
サンクティ・スピリトゥスは今週火曜日(12月18日)、シエゴ・デ・アビラを11対5で破り重要な勝利をあげ、リーグ順位を3位に戻した。
サンクティ・スピリトゥスは8回にシエゴ・デ・アビラの先発ラサロ・ブランコに襲いかかり、一挙9得点をあげ逆転し勝負を決め、連敗を5で止めた。
ロイデル・ロドリゲスの適時打が、シエゴ・デ・アビラの補強投手ブランコを降板させ、また、ヨエン・ソカラスとペドロ・アルバレスの投手陣が相手打線を抑え、点差を離されなかったことで8回の決定的な逆転につながった。
この勝利でサンクティ・スピリトゥスは28勝27敗とし順位を3位に戻した。昨日3位に上昇した相手チームのシエゴ・デ・アビラはふたたび4位に下がった。
一方、インドゥストゥリアレスも9回を終わって3対3の同点で迎えた10回に4得点をあげラス・トゥナスを引き離した。ラス・トゥナスはこの日敗れたものの、2位のビジャ・クララの敗戦により、二次ラウンドの1位が確定した。
ビジャ・クララはこの日、オルギンに2対10で敗れた。オルギンは連敗を7で止めた。
サンクティ・スピリトゥス対シエゴ・デ・アビラ スコア(2018年12月18日、ホセ・ラモン・セペロ球場)
リーグ順位表
58 SNB: Gallos regresan a la tercera plaza
http://www.escambray.cu/2018/58-snb-gallos-regresan-a-la-tercera-plaza/
ミゲル・ディアスカネル議長 日本キューバ友好議員連盟の古屋圭司会長と会談
古屋圭司会長(左)とディアスカネル議長(右)
Granma、2018年12月19日
キューバのミゲル・ディアスカネル・ベルムデス国家評議会議長兼閣僚評議会議長は今週火曜日(12月18日)の午前、日本キューバ友好議員連盟の古屋圭司会長と会談した。古屋氏はキューバへの日本人移民120周年を記念した諸活動の一環でキューバを訪問している。
友好的な会談のあいだ、両者は両国の良好な関係をともに強調した。
両者はまた、2016年9月に実現した日本の安倍首相による公式訪問と、それによる両国の結びつきの進展への貢献を回想した。
この会談の日本側には駐キューバの渡邉優日本国大使が同席した。
キューバ側にはブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相が同席した。
Recibió Díaz-Canel al Presidente de la Liga Parlamentaria de Amistad Japón-Cuba
http://www.granma.cu/cuba/2018-12-19/recibio-diaz-canel-al-presidente-de-la-liga-parlamentaria-de-amistad-japon-cuba-19-12-2018-00-12-23