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2009年01月18日

明日からBNPの検査開始

血中BNP濃度の検査は、心不全の診断検査だ。 分析装置は、昨年末に納入されたARCHITECT® アナライザー i 1000SR。 測定時間は、15分と短時間。基準値は、18.4pg/ml以下だ。 心不全で呼吸困難などの症状が出てくるのは、BNP濃度は200以上がほとんどで、通常300以上といわれている。COPDなどとの、鑑別に有用である。 また、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患では、BNPは、正常か軽度上昇にとどまる。 合わせて、簡易キットによるトロポニンTとH-FABPの検査も開始する。 こちらも、反応時間は、15分で、どちらも、心筋梗塞の診断検査だ。 両者の違いで、心筋梗塞発症のおよその時間を推定することができる。 トロポニンTは、発症後、3〜6時間から2〜3週間後まで、上昇が持続する。 H-FABPは、1〜2時間で上昇し、5〜10時間でピークに達し、約1日で上昇が止まる。 <関連サイト> 葦の髄から循環器の世界をのぞく 心疾患(胸痛)の検査の進め方続きを読む...
posted by ちばしげ at 06:52 | Comment(0) | TrackBack(1) | 化学

2004年01月20日

ラピチェック

 急性心筋梗塞の診断薬。心筋細胞が傷害を受けると速やかに血液中に出てくる「心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP:Heart type-fatty acid-binding protein)」を検出。150μLの血液で15分で判定できるというのだから、すばらしい。  2002年3月12日に発売されているのだが、当院では使用されていなく、このほど循環器の先生から問い合わせがあった。  偽陽性が多いと言う話も聞くが、どうなんだろう。続きを読む...
posted by ちばしげ at 18:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 化学

2002年05月30日

反応限界オーバー

尿検査に来た患者 腹が痛そうなので、 「お腹、痛いんですか?」 「ええ・・・。」 依頼はなかったが、AMYも測定してみた。 結果は、たったの”3” こりゃ、なんぼなんでもおかしい! 10倍希釈して再測定。 今度の結果は、17105! そのままの検体では高すぎて、反応限界をオーバーしていたのだった。 すぐに内科のDrに連絡。 「膵炎ですね!」 採血も至急で出た。 血清は、そのままのと最初から希釈した検体で測定。 肝機能、腎機能などは正常だったが、AMYは5004とやはり高かった。 そのままの検体の方は、やはり反応限界のABSオーバーだった。
posted by ちばしげ at 20:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 化学

2002年02月21日

コリンの試薬検討するはずが

セルを新しいのに交換して、洗浄後セルブランク。 一応、7070の精密性を確認しようと、50件測定して、またその後その50件をランダムに測定した。 「それじゃあ、あと指示物質とグルコースの試薬準備してから。」 と言ったら、 「なに〜!グルコースの試薬なんて無いぞ!」 はあ〜??? Sで郵送してきたのは、結局、コリンの試薬と指示物質とパラメータだけだった。
posted by ちばしげ at 09:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 化学

2002年01月08日

QAPトロールはいいかげんだ。

020108.jpg
同一ロットなのに、箱が変わったら、TGの値がIX・IIXとも10ぐらい違う。(グラフをみれば一目瞭然) 標準液を測定してみると問題ないので、明らかにQAPが悪い。 どうやって製造しているかわかんないが、低めのはタンクの上の方で、高めのは底の方かな? コメントを頂きました。m(_ _)m 同感です。 creはさっぱりあてにならないくらい動くし。 確か、4日間は安定なはずなのに、 金曜日の夕方溶解し、ふたを開けずに冷蔵庫に 保存し、月曜日に使うと、GOTは明らかに低値なっている。
posted by ちばしげ at 09:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 化学

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